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MG FAZZ(2001年発売) レビュー



2月にVerKa仕様のMG FAZZが発売されますが
そちらと並べてみようと2001年発売のFAZZを組んでみました。
価格は6,600円です。



付属品はハイパーメガキャノン、ダブルビームライフル、コアファイター、パイロットフィギュアが付属。
武器の名称は説明書に合わせています。



シール類はセンサーなどを補うホイルシールと転写タイプのガンダムデカール、
そしてマーキングシールが付属します。




Iランナー1枚を切り離し忘れていて写真が2枚になっていますがこちらが余剰パーツ。
そこそこ量はありますがBランナーなどが無いためフルアーマーZZやノーマルのZZには組めません。



2001年に発売されたMGのFAZZ。
こちらはMG ZZ(VerKaではない旧MG)やMG フルアーマーZZをベースにしたキットで
ほとんどフルアーマーZZの流用になっていますが頭部やバックパックの一部などが新規パーツになっています。
フルアーマーシステムの評価のため試作されたという機体で
頭部や腹部のハイメガキャノンはダミーとなっています。



カラーリングはノーマルのZZとは違いホワイト&グレーにブルーが使われた特徴的な配色になっています。
関節はポリキャップとABSの組み合わせです。
ノーマルのZZにそのままアーマーを被せるので胸や腕などは結構着ぶくれした印象もあります。
機体の配色は大部分が再現されているものの、胸部のメカモールドや
肩部ダクト、腹部の砲口などグレーが足りない所が結構あります。



また各アーマーは大半がポリキャップで接続され着脱も一応手軽に出来ます。
変形はオミットされている設定ですがキットはMG ZZがベースなので
各所の変形ギミック自体は内蔵されています。






頭部アップ。写真右側はノーマルのMG ZZです。
頭部はカメラアイパーツ以外新規で前後に長いデザインを再現。
変形ギミックはないのでアンテナも普通のプラパーツが使われています。
分割は左右分割で合わせ目あり。



アーマーに覆われた胸部はハッチを外すと内部のマイクロミサイルが再現されています。
弾頭は別パーツ化されていました。
胸部中央のメカモールドはちょっとのっぺりとした感じのモールドで塗装の必要があります。



大型化されたバックパックはビームキャノンやミサイルポッドのハッチは可動します。
ミサイルはこちらもまとめて成形されているものの、ハッチ部分とは別パーツです。



ウイングは専用の物で長く突起のあるデザインになっています。
バーニアは全て別パーツ。カバーも軽く可動します。



アーマーが取り付けられた肩部。
ダクトの一部はフィン状のモールドが入っています。



前腕にもアーマーが追加されかなり太めに。
肘部分にもロール軸がありますがここはポリキャップがむき出しとなります。
手首などは変わらず可動式の手首です。
右腕にはダブルビームライフル用のマウントパーツがあり合わせ目が出ます。



腕のミサイルポッドや肩のスプレーミサイルランチャー。
左腕のミサイルポッドはハッチが可動します。



腰部の砲口やサイドアーマーのバーニア、スリット状のダクトモールドなどは白なのでこのあたりも塗装が必要です。
腰のケーブルはメッシュパイプとリード線の組み合わせ。
自由に形が変えられます。



ハイメガキャノンから伸びるケーブルはリアアーマーに接続。
サイドアーマーは大腿部に取り付けるデザインで股関節はBJですがロール軸もあります。



脚部は膝下がアーマーに覆われていて
つま先やカカトのパーツがノーマルのZZより長くなっています。



アーマーはポリキャップ接続でしっかり取り付けられます。
カカトなど一部に合わせ目があるのは変わらず。



足裏は裏打ちパーツがあり肉抜きはありません。



またコアファイターも付属していました。
キャノピーなど色が足りない所が多いですがノーズ部分などは一部シールで補えます。




ギミックは特に変わっておらず変形も可能。
また立ちポーズのパイロットフィギュアも付属していました。



可動範囲ですが変形ギミックのあるZZがベースでさらにアーマーも大きいため
今の目で見るとかなり窮屈です。
肘だけは十分曲がりますが、肩アーマーのカバーに干渉するため腕はあまり開けず腰は固定。
肩はわずかにスイングできますがデザインの関係で腕回りが胸アーマーやバックパックと干渉しやすく
回転させると肩軸が抜ける時があります。



下半身も同様に干渉が多いです。
腰のアーマーがあるので脚もあまり上がらず
サイドアーマーの軸が短めのため脚を開くとサイドアーマーがポロリする事が多かったです。





ダブルビームライフル。
こちらはノーマルZZと同じ物で成形色の変更のみです。
なので基本モナカで合わせ目があります。
センサーやキャノピー部分はクリアパーツが使われています。



流用パーツなので変形ギミックなどもそのままでした。




ダブルビームライフルは右腕に直接取り付け可能。



各ハッチはスムーズに可動し特にパカパカするような事は無かったです。
スタンドジョイントなどは無いのでアクションベースなどに付属するコの字型ジョイントを使う必要があります。



手に持つ事も可能ですが
干渉が多く前腕に取り付けたほうが安定します。






バックパックに装着する巨大なハイパーメガキャノン。
非常に大きく複雑な武装です。
横から伸びるケーブルはリボンケーブルにプラのスリーブを通していくタイプでこちらも自由に形が変えられます。
パーツは大部分がモナカ。合わせ目も中央に出ますし巨大なので処理は大変そうです。



グリップは収納可能。一部にはビニールパイプも使われています。
砲口は先端が別パーツになっていました。



センサーのアンテナ状のパーツや白いパーツは可動します。



接続パーツも可動式。
大径のポリキャップが使われていてしっかりとした保持力がありました。



接続時はバックパックのミサイルポッドを外して取り付け。
ケーブルはリアアーマーに接続します。




取り付けるとこのような姿に。
本体だけでも相当な物でしたがハイパーメガキャノンは身長よりも長くかなりのボリュームです。



この巨体で装備が右側に偏るので支柱が傾きやすいです。
スタンドを2つ使ったりしないとちょっと危ないかも。




干渉が多く、可動範囲も狭いので派手なポーズは厳しいです。
キャノンを構えるぐらいでも肩軸やサイドアーマーが外れやすかったりするので
少し調整した方が良いかも。




ケーブル類は柔軟性のある形状で本体がそこまで動かないのもあり
特に取り回しに困るような事はなかったです。





最後にベースになっているノーマルのZZと。
パーツもだいぶ増えているので組み立てるだけでもなかなか大変でした。




以上MG FAZZ(2001年発売)レビューでした。
ノーマルのZZにそのまま装甲を取り付けていくような形なのでやや着ぶくれしている印象はありますが
巨大なハイパーメガキャノンを構えた時の迫力は相当な物です。
ただやはり昔のキットなのでパーツ分割や関節構造は古い所があり
可変キットにアーマーを盛った形なので可動範囲も広いとは言えず干渉も多いので
ポーズを色々変えるというよりは素立ちなどで飾っておくタイプのキットでした。
可動範囲や保持力を保つには相当厳しいデザインと大きさだとは思いますが
2月に発売されるVerKaはどのように進化しているのか今から楽しみです。

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