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HG ガンダムサバーニャ（最終決戦仕様）　レビュー

前回紹介したガンダムハルート（最終決戦仕様）と同時に発売された
HGガンダムサバーニャ（最終決戦仕様）。
価格は2,750円でこちらもプレミアムバンダイでの受注品となります。
説明書はハルート同様白黒で機体説明などはありません。

付属品ですがGNライフルビット（組み換え可能）が2本、
GNライフルビット（形状固定）が4本、それにホルスタースタンドパーツが付属します。

付属のシールですがコンデンサ周りを始め、
腕や脚部のグレーやグリーン、それに武器の刃部分などを補うホイルシールが付属します。

余剰パーツですが、
ホルスタービット増設のためCランナーが複数枚入っているので使わない装甲パーツが余剰となります。

前回紹介したハルートと同様に2010年に劇場版00からキット化されたHGガンダムサバーニャ
今回もそちらのキットをベースにしながら新規パーツをセットし
最終決戦仕様として再びキット化されました。
こちらはハルートと比べると変更点は控えめで
背面のバックパックにアームが増設され、新たにホルスタービットが4基増設された物になっています。

腰には変わらず左右それぞれ5基のホルスタービットが整然と接続されているのは変わりませんが
アームを介してさらに4基のホルスタービットが追加されたため上半身のボリュームが増し、
横から見るとホルスタービットに包まれたような姿になっているのが特徴的。
キットの構造はほぼ今までと変わっていないので使われているポリキャップはPC001。
ABSも使われていません。

ホルスタービットを外した姿。
バックパックに増設されたアームは00を思い出すような形状と構造になっています。
キットの色分けですが大部分は再現されているものの
腕や脚部などの細かいグリーンやグレー、胸のホワイトなどはシールで補う方式。
このあたりも特に変わっていませんでした。

頭部アップ。
額のクリアパーツは無色なのでシールまたは塗装で補う必要があります。
また内部のカメラも色分けされていませんがこちらはシールあり。

もちろん差し替えなしでカメラ部分の展開が可能です。

胸部はミサイルポッドのギミックがあり画像のように展開が可能。
発射口はモールドで再現されています。
胸装甲の一部の白はシールあり。

中央のレンズ部分はもちろんクリアパーツです。

アームが追加された背面周り。
アームはKPSとポリキャップによる可動でスイングや回転が可能。

またビット接続部のジョイントも回転できます。

一応余剰にノーマル版の背面パーツもあるので
ノーマル仕様にする事も可能。

肩部ですがこれまでと変わらず差し替えでセンサーが露出します。

ただ展開状態にするとアームが干渉するようになります。
肩の一部の色が足りませんがシールまたは塗装で補うようになっているのは変わりません。

前腕は一部に合わせ目があり、こちらもグレー部分をシールで補うようになっています。
手首は持ち手兼握り手のみです。

腰部は装甲の一部のグレーが足りませんがシールが無いので塗装で補う必要があります。
フロントとサイドアーマーは可動しますがリアは固定です。

股関節はスイングギミックがあり、スタンド穴隠しもあります。
アーマー裏はシンプルで特にディテールはありません。

ホルスタービットを保持する腰部ユニットはがっちりとした作り。
ただモナカパーツがあるので合わせ目は出ます。

GNバーニアは別パーツ化され、ホルスタービットの重みに耐えられるよう
基部には保持用の溝があります。

脚部は特に変化が無く角張ったがっしりとしたデザイン。
こちらも一部のグレーはシールで補いますが脹脛内側のグレーはシールがないので塗装が必要です。

膝のミサイルポッドももちろん今まで通り展開可能。
足裏はつま先にのみ若干肉抜きがあります。

本体の可動範囲はこれまでと変わっていません。
肩アーマーの構造上やや腕が上げ辛い以外はそこまで不満の感じない可動範囲が確保されています。
ただアームが追加されているため、ホルスターをつけるとどうしても動かし辛くなる部分はあります。

下半身もこれまでと変わらず。
PC001の関節なのでそこまで古さも感じずしっかりとした作りです。

手を入れて塗装してしまっているのですがノーマルのサバーニャと。
武装のホルスタービットが追加されたぐらいなので
ハルートほど派手に変わる印象はありません。

武器を装備させて。

GNライフルビットIIですが、こちらの2本は流用となります。
作りは変わっていないので刃部分はクリアパーツが使われ
変形ギミックがあります。

センサーとグリップを収納する事でビット状態になります。

そしてこちらが新たに追加されたGNライフルビットII。
こちらは4本付属していて形状は固定。
クリアパーツも使われていない簡素な物です。
グリップやセンサーは収納状態なので手に持たせる事はできず、ビット状態固定となります。
ただこちらは浮かせるための角型のジョイント穴が開いているので
アクションベース２などの細長いジョイントで浮かせる事ができます。

ホルスタービットですがこちらも流用なため作り自体は変わっていません。
ただノーマル版が２つ連結したホルスターが４つ+ライフル収納可能な単体ホルスター２つという構成だったのに対し、
最終決戦仕様はライフル収納可能な単体ホルスターが４つ追加されています。

もちろん自由に連結していくギミックは変わっていないので複数買いすれば全て単体ホルスターにしたりする事も出来ますし
保持力が持つ限りどんどん繋げる事もできます。

最終決戦仕様では単体ホルスターが４本追加されたため
形状固定のライフルビットIIも全て収納可能になっています。
収納時は砲口パーツを外しておくのは変わりません。
また連結タイプのホルスターに収納ギミックがないのも変わりません。

もちろん作りは変わっていないので一部に合わせ目が出ます。

肩のホルスターはどうしても動かし辛くなる要素ではあるのですが
アーム部分が柔軟に動き干渉を逃せるのでポーズに不自由する事は無いと思います。

ホルスターは連結時カチっとハマり簡単には外れないようになっています。
また追加されたアーム部分の保持力も良好で垂れ下がる事はなかったです。

ミサイルポッドやカメラを展開。
４つ追加された事でさらに壁のように並ぶホルスタービットの迫力が増しています。

もちろん手持ち用のライフルビットIIはバレルを外して
GNピストルビットにする事も出来ます。

ケルディム系キットに付属するスタンドにジョイントを取り付ければ
ホルスタービットをシールド状態で飾る事ができます。

ライフルビットを浮かせて。
ノーマルのサバーニャは複数買いしないと両手に武器を持たせビットを浮かせるという事は出来なかったのですが
こちらは全部とはいかないまでも４本浮かせる事ができます。

単品のシールドビットも増えたので一気にそちらも浮かせて飾りやすくなっています。
ただライフルは角型のジョイント、ホルスターにはジョイント穴などはなく
どうしても使いにくい所があるので使いやすい3mmスタンドに対応したジョイントパーツが欲しかったかも。
（画像はブルタックで貼り付けています）

ただ簡易的な構造ではありますがライフルビットが付属するのは
単品買いでもぐっとディスプレイの幅が増すのでこれは良いですね。

パーツは省かれていないのでもちろんノーマルのサバーニャにする事も可能。

同時に発送されたハルートの最終決戦仕様と。
印象的な追加武装だっただけにこうしてキット化されたのは嬉しいです。

最後にハルートやHGUCガンダムとサイズ比較。
機体サイズ自体は平均的な大きさのガンダムなどと大差無いのですが
ホルスタービットがびっしり取り付けられていて結構幅は取ります。

以上HG ガンダムサバーニャ（最終決戦仕様）　レビューでした。
こちらも前回紹介したハルートと同様にノーマル版をベースにしつつ新規パーツを追加され
ホルスタービットが追加された最終決戦仕様を再現しています。
本体の作りは特に変わっていないのですが、
新規のアームパーツは干渉をしっかり逃せますし保持力も良好。
さらに今回は簡易的な構造のライフルビットIIが付属しているため、
複数買いをせず両手にライフルを持たせたままビットを浮かせる事ができるようになっています。
単体のホルスタービットも増量されているため飾るのは少し大変ですが、
ディスプレイの幅が一気に広がるキットになっていました。
それにハルートもですが時間が経ったものの、こうして両機ともキット化されたのは嬉しいですね。

(プレミアムバンダイ)