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MG ギャン　レビュー

2006年にキット化されたMGギャン。
今回は積んでいた物を組んでみました。
価格は3,960円です。

付属品はビームサーベル、発光ギミック無しのグリップ、ミサイルシールド、
1/100マ・クベフィギュア2種、1/20マ・クベフィギュア、ミサイルエフェクト、
それに散布状態のハイドボンブが３つ付属します。
ポリキャップ以外の余剰パーツはありません。

シール類はマーキングシールと転写式のガンダムデカールが付属します。

2006年にMGでキット化されたギャン。
甲冑風のデザインはそのままにMGらしく細かい所まで作り込まれたキットになっています。
大半の一年戦争系MGと同じく装甲のディテールは控えめでシンプルなデザインを再現。
プロポーションは現代的でスマートながらも肩などはマッシブで十分力強さも感じられます。

キットはポリキャップとABS関節の組み合わせ。
今回はサーベルの発光ギミックがあるため別途プラスドライバーとCR1220のボタン電池が１つ必要となります。
またマ・クベフィギュアが着座姿勢のフィギュアも含めると４つも付属しているのも特徴的です。

機体の配色はMGかつシンプルな配色なので成形色でしっかり再現されていました。
ただ手首の指はグレーに変更されているため気になる場合は塗装が必要です。
また頭部のモノアイカバーなどにはクリアパーツも使われています。

頭部アップ。
個性的な形状ですがツノもシャープに再現されています。
モノアイカバーはクリアパーツですがクリアパーツの厚みがそれなりにあるためか内部のモノアイは少し見辛いです。
頭部の横には一部装甲の継ぎ目が出ます。

もちろんカバーを外しモノアイを上下左右に動かす事が可能。
モノアイ自体もクリアパーツです。
モノアイにシールを貼る場合どうしてもシワが出やすいので塗ってしまった方が綺麗に仕上がると思います。

胴体もシンプルでバックパックも小ぶりなデザイン。
装甲のモールドは最小限ですがダクトは開口され中のフィンが見えるなど細かく作られています。
バックパックは軽く上下にスイング出来ます。

もちろんコクピットハッチは開閉可能。
バックパックのノズルも細かく造形されています。

シンプルながら力強い腕部。
肩は段落ちモールド化されカバーもあるため隙間も目立ちません。
手首は少し前に主流だった可動タイプで武器保持用のダボもあります。

股関節軸はスイングギミックあり。
アーマーはフロントとサイドが可動し細かいディテールが入った裏打ちパーツもあります。

裾が広がった装甲で足首のデザインなども特徴的な脚部。
膝横の○ディテールなどは別パーツ化されています。
脛周りの装甲は筒状のパーツになっていて合わせ目が出ないようになっていました。

足裏もバーニアが分割され色分けされています。
肉抜きは無くつま先も細かく動きます。

1/20マ・クベフィギュア。
壺を持った姿で立体化されています。
白いフィギュアは組み立てに両方とも接着剤が必要です。

上の1/20フィギュアをスキャニングしたという1/100フィギュア（白）と壺を持たない立ちポーズフィギュアも付属していました。

可動範囲など。肩はかなり柔軟で頭部に干渉してしまうまで跳ね上げる事ができます。
肘も肩に付くぐらい曲げられます。

肩の前後スイングもまずまず。
腰のスイング幅はさほど大きくありませんが左右にもスイング可能です。

脚部ですが股関節にポリボールが使われていますが
実際は3軸関節と同じ構造のため広い可動範囲があり膝も深く曲がります。
ただ接地だけは装甲に干渉しやすくそこまで良い訳ではありません。

武器を装備させて。

ビームサーベルや刃がクリアパーツで太いですが合わせ目も出ません。

またグリップは2種類あり、発光ギミックありの方を使うと電池は別売ですが発光ギミックが楽しめるようになっています。

サーベル刃は光を回すためか内側に細い溝のようなディテールが入っていて独特な見た目になっています。

古めのMGのためスタンドジョイントは付属せず浮かせる場合コの字型のジョイントなどが必要です。

照明を暗くしサーベルが目立つようにしてみました。

サーベルはそこまで派手に光るという訳ではありませんが、
サーベル発光ギミック自体珍しいので新鮮です。

浅めですが保持用のダボもあるのでしっかり保持可能です。

ミサイルシールドはかなり細かく作られていて裏面のフレームディテールも立体的です。

サーベルグリップを裏側に収納可能です。

カバーで隠れますがハイドボンブも細かく再現されています。
また散布状態のハイドボンブも付属していました。

腕に取り付ける際には前腕に装着してグリップを握らせます。
フレームを動かす事で前方に構える事が可能。

自分の物は結構積んでいたのでABSがギチギチになっていたためABS部分の保持力はほとんど問題なかったのですが
シールドは結構重く、腰やポリキャップで支えている部分が傾いてきます。
それと前腕のジョイントもちょっと外れやすく感じました。
多少個体差はあると思いますが、新しく状態の良いキットだとある程度調整が必要になるかもしれません。

シールドにはミサイル発射エフェクトも付属。
弾頭は別パーツになっています。
煙のエフェクトは未塗装でもリアルな仕上がりになっていました。

このエフェクトはシールドのミサイル部分なら好きな所に取り付けられます。

リバイブ版のHGUCギャンと画像サイズを合わせて比較。
ディテールはどちらも控えめでシンプルです。
頭部や膝周りは結構変わっている印象。

MG ガンダムVer.3.0と並べてサイズ比較。
ギャンのほうが一回り大きいです。

一緒に飾る場合シンプルな2.0の方が似合う感じでした。

以上MG ギャン　レビューでした。
一年戦争系のMGのため派手な装甲のアレンジなどもなくシンプルな姿で立体化されていますが
装甲裏やダクト内部などはMGらしくしっかり作り込まれていました。
サーベルの発光ギミックも珍しい感じで光らせると存在感がぐっと増しますし
シールドもちょっと重く傾きやすい所はあるのですが内部まで細かく作られていてミサイルエフェクトもリアルに仕上がっていました。

(プレミアムバンダイ)