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プラノサウルス ティラノサウルス レビュー



ちょっと前から積極的に恐竜のプラモデルをリリースしているバンダイ。
今回はプラノサウルスという新ブランドでティラノサウルスがキット化されました。
発売は少し前で2023年1月のキットとなります。



付属品は本体の他、羽毛ありのパーツとベース、それにベースに本体を接続するジョイントが2種付属。



シール類ですが目や舌、尻尾下部を補う物の他、羽毛部分を補う物です。



ベースは9箇所穴があり好きな場所にスタンドジョイントを挿し込み本体を固定します。



新たな恐竜プラモブランドのプラノサウルス。
第一弾はティラノサウルスとトリケラトプスの2種が同時発売されました。
バンダイは他にも恐竜のプラモをリリースしていますが、今回は大きな特徴として
画像の骨格標本のような「骨格ビルド」から各パーツを取り付け通常の恐竜を再現する「恐竜ビルド」というギミックも楽しめます。
組み立てはもちろんスナップフィットで接着剤は必要ありません。




骨格ビルドの成形色はイマジナリースケルトンシリーズのような化石風ではなく、くすんだホワイトで骨らしい質感。
今回は関節の各所に可動ポイントがある可動モデルとなっています。
関節は基本的に軸関節もしくはBJでKPSが使われています。
キットは足の角度次第で自立も一応可能ですが不自然なポーズになってしまうのでスタンド&ジョイントを使ったほうが良いです。




頭部アップ。ティラノサウルスらしい獰猛で巨大なアゴが迫力あります。
可動モデルなのでどうしても可動軸などが出てしまいますし合わせ目も中央にでますが造形自体はなかなかリアル。
ただ流石にイマジナリースケルトンにあったソケットや神経孔など細かいディテールはオミットされています。
合わせ目は中央に出ます。



首やアゴはもちろん大きく可動。



回転やわずかにひねる事も可能です。



前肢は左右それぞれ1パーツ。
付け根がBJで可動します。



胴体ですが少ないパーツ数で肋骨が再現され
巨大な肩甲骨なども再現されていました。
腹骨などももちろん再現されています。



脚部は股関節がBJ、膝と足首にあたる部分が軸関節で可動します。



脚部などが目立ちますが一部のパーツは皮膚パーツをはめ込むダボがあります。




尻尾部分は根本がBJで中央部にも可動ポイントがありわずかにスイング可能。




骨格状態は全ての可動ポイントが生かせるのでよく動き遊びやすい形態です。



同じような可動モデルだとLIMEX素材の恐竜骨格プラモデルがありましたが
そちらはどうしても可動部位が緩く外れやすい印象があったものの、こちらはどこもしっかりとした保持力があります。




続いて恐竜ビルドギミック。
各骨格に皮膚パーツを被せて恐竜を作っていきます。
こちらは頭部ですが合計5パーツを組み込みます。




頸部は3パーツで骨を囲むように取り付け。




前肢や胴部ですが前肢は左右それぞれ2パーツ。
胴部は6パーツを取り付けます。
首や手足などを外す必要がありますが特に面倒な分解作業は必要ありません。




尻尾は4パーツ構成。




脚部は左右それぞれ4パーツを組み込み最後は各ユニットを再び取り付けて完成です。




これで骨格ではない恐竜のティラノサウルスが完成します。
カラーはブラウンとライトブラウンの2色成形。
皮膚などは細かいシワや凹凸が造形され生物的な意匠が強調されています。




腹部や首など、一部はライトブラウンで色分けされていますが
尻尾は分割の関係で色分けされておらずシールでの再現となります。
また脚部は股関節以外形状固定となるため可動に制限がかかります。



スタンドジョイントは骨格モデルとは別のジョイントを使います。
パーツはシンプルな分割なので合わせ目は各所に出ますが
骨格ギミックがあるため合わせ目を処理したい場合は骨格ギミックを諦める必要があります。




500kg以上あったと予想されている頭部。
瞳はシールでの再現となります。
舌部分は色分けされていませんがシールあり。



首やアゴは可動します。
骨格状態でも恐竜状態でも獰猛なイメージは変わりません。




皮膚は細かいディテールが刻まれリアル感のある形状。
腹部のシワ表現なども細かいです。



脚部は股関節しか動かなくなったのでポーズは制限されます。




尻尾もわずかにスイング可能。
色分けはされていませんがシワ造形はかなり細かいです。




可動範囲は減ったものの、口を開け一歩踏み出すようなポーズなら十分可能。



パーツの組み込みはスムーズで分解もしやすいちょうどよい塩梅でした。



また今回は羽毛ありタイプのパーツも付属。





頭頂部、頸部、背中、前肢、尻尾の先のパーツを交換する事で羽毛ありタイプのティラノサウルスにする事ができます。
ただ羽毛は全て色分けされていないのでシールまたは塗装で再現する方式です。



ちょっと頸部の分割線が目立ちますが羽毛のディテールもしっかりしており
通常のティラノサウルスとはまた違った形状を楽しむ事ができます。



全身にあるという訳ではなく、背中や首の一部にしか羽毛が無いのが面白いですね。



尻尾の先も特徴的な羽毛の付き方をしています。




合計3パターンの姿を楽しむ事ができるのでプレイバリューもなかなかの物ですし



一部のパーツを外してカットモデル風にしても楽しいと思います。





HGUCガンダムとサイズ比較。
そこまで大きいキットではなく飾りやすい手頃なサイズです。





スケールは全く異なりますが乗り物チックに飾っても良いかも。




イマジナリースケルトンのティラノサウルス恐竜骨格プラモデル(LIMEX)のティラノサウルスを並べて。
サイズは恐竜骨格プラモデルと全く同じです。
スケール表記はありませんがイマジナリースケルトンが1/32なので1/64ぐらいなのかも?






恐竜骨格プラモデル(LIMEX)とかなり作りや造形は似ているのですが、関節が微妙に違ったり取り付けダボがあったりするので全く同じという訳ではありません。



・色レシピなどはありませんでした。

以上プラノサウルス ティラノサウルス レビューでした。
新しく登場した恐竜プラモブランドですが以前発売されたバンダイ恐竜プラモが骨格モデルだったのに対し、
今回は骨格と恐竜2パターン+羽毛ありの状態も再現可能というプレイバリューに富んだ内容になっています。
一部恐竜にすると制限される所はあるものの可動ポイントもありある程度のポーズ付けが可能です。
流石にイマジナリースケルトンほどの精密さは無いのですが
換装も面倒という訳ではない割り切った作りで手軽に遊べる面白いキットになっていました。

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