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RG MS-06R-2　ロバート・ギリアム専用ザクII　レビュー

RGで色々立体化されているザクですが今回はロバート・ギリアム専用ザクIIがキット化されました。
価格は3,630円でプレミアムバンダイの受注品となります。
説明書は一部カラーですが機体説明などはありません。

付属品はザクマシンガン、ジャイアントバズ、ザクバズーカ、ヒートホーク、バーニアパーツ、武器マウントジョイント、
スタンドジョイント、パイロットフィギュア、可動手、持ち手、平手がそれぞれ左右分付属します。

シール類は水転写デカールのみとなります。
各マーキングの他、頭部のラインなどもデカールで補えます。

余剰パーツですが今回は配色を再現するためIランナーが成形色違いで複数入っているため数は多め。

パイプパーツは切り離していませんが若干予備があります。

様々なバリエーションがキット化されているR型ザクですが今回はロバート・ギリアム専用ザクIIがキット化されました。
今回はR-2型となっているため大部分はRGジョニー・ライデン専用ザクIIと共通。
R-1型と違い膝下に装甲が追加されより洗練された形状に変わっています。
古めのRGがベースなため最近は使われる事が少なくなったアドヴァンスドMSジョイントも全身に使われています。

キットのカラーリングですがわずかに緑がかったようなブルーとクリーム色の配色が特徴的で
RGらしく成形色でほぼ再現されています。
たださすがにモノアイから口ダクトまで繋がる黒ラインは再現できずデカールで補う方式。
またランドセルの赤部分もデカールなのは変わりません。

頭部アップ。
頭部造形はこれまでのザク系キットと変わらず。
パイプ類はすべて別パーツ化されモノアイなどもクリアパーツが使われています。

首の可動に合わせてモノアイが動くギミックも継承されています。
あとこれは個体差もあると思うのですが、自分の物はしっかりモノアイを奥にはめこんだ状態でも
微妙にモノアイシールドに干渉して動きませんでした。
若干削って調整しましたが無理に力を加えて動かすとモノアイシールドに傷が付くので一応気をつけたほうが良いかも。

パイロットフィギュアは流用なのでこれまでと特に変わりません。

胴体のパイプも全て別パーツで再現。
ランドセルは大型のモノでスラスターのカバーなども色分けされています。

コクピットは開閉可能。
バーニアやサイドのフィンなども可動します。

シールドやスパイクアーマーも合わせ目が出ずジョイント接続なので自由度も高め。
スパイクは通常のサイズです。

手首はこれまで通り可動手もあり。
前腕の造形はジョニー・ライデン専用ザクなどと同じです。

股関節ジョイント穴もフレームを動かす事でスイングできます。

腰には武器やスペアマガジンをそれぞれ装着可能。

太腿のボリュームが増し、フレア部分の装甲なども特徴的な脚部。
動力パイプはこれまで通りスプリング接続です。

こちらも合わせ目のでない分割。
足首のソール部分もノーマルザクと違い厚みがあります。

脚部のバーニアですがパーツの差し替えで4つ穴タイプも選択可能。

フレアを外しても中はしっかり造形されています。

足首はつま先がわずかに可動します。

ベースとなったRG ジョニー・ライデン専用ザクIIと比較。
ほぼ造形的な違いはありませんが、ランドセルのバーの位置が違うのとスパイクが標準的な長さになっています。

武器を装備させて。
武器マウントジョイントを使う事でシールドにザクマシンガン、ジャイアントバズ、ヒートホークをまとめてマウントできますが
やはり肩が重さにあまり耐えられません。

スタンドはアクションベースに対応しています。
角型ジョイントなので3mmピンのスタンドは使えません。

バーニアが良く見えるので後ろ姿はやはり格好良いです。

ザクマシンガンを持たせて。
武器類は流用で特に変わっていません。
スコープは口開パーツでフォアグリップが可動するので両手持ちも可能。

可動範囲は変わっていないのでこちらのレビューを参照してください。

ザクバズーカ。
武器類は基本的に円筒形のパーツが使われていますがどれも基部に合わせ目が出るのは変わっていません。

クリアレンズをジャイアント・バズに回すためこちらのスコープレンズは普通のプラパーツです。

ジャイアント・バズはグリップやフォアグリップが可動。
スコープも可動しますし蓋も開閉できます。

どちらのバズーカも無理なく担いだり抱えたりして構える事ができます。
またグリップにはダボがあるのでしっかりホールドできるようになっています。
ノーマルザクと違いR型などは武器持ち手があるのは相変わらず良いですね。

ヒートホークは刃が別パーツになっています。
RGザク全般に言えるのですが、胸部の両サイドにはめ込まれている小さい装甲パーツが外れやすいので
調整するか接着してしまったほうが扱いやすいと思います。

以上RG MS-06R-2　ロバート・ギリアム専用ザクII　レビューでした。
作りはほとんどがRGザクベースのジョニー・ライデン専用ザクIIの流用です。
ですが複数のランナーを用意する事で独特の配色が頭部のライン以外再現できるようになっています。
ベースが初期のRGという事もあり、少しポロリや肩の保持力などが気になる所はありますが
今はあまり使われなくなったMSジョイントを使ったフレーム構造や細かいディテールなどRGらしい精密な作りが楽しめるキットでした。

(プレミアムバンダイ)