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wave　ラビドリードッグ［PS版］　レビュー

waveから1/35スケールでプラキット化されているボトムズシリーズ。
ラビドリードッグのPS版を紹介しそびれていたので積んでいたものを組んでみました。
2014年発売のキットで価格は5,280円です。

付属品はハンディソリッドシューター、右銃持ち手、手首軸角度変更パーツ、それに非クリアパーツのレンズパーツと

爆雷パーツが１つ付属。

シールは各種レンズ部分やセンサー、それに右膝内部に貼るシールが付属。

waveから展開されている1/35ボトムズシリーズ。
今回はキリコが終盤に乗る機体、ラビドリードッグのPS版です。
最初にキット化されたラビドリードッグですがPS版のフォーマットは他と変わらず
レンズ周りのクリアパーツ化、コクピット内部の再現、降着姿勢の再現が可能になっています。

ストライクドッグを元に量産化された機体という事でストライクドッグの面影が残るデザインですが
頭部はやや簡略化されたような作りで脚部はサンドトリッパーに換装されています。
腕部は左右非対称で左腕には巨大なアイアンクローが装備されているのが特徴的。

キットは他のボトムズシリーズと同じくスナップフィットで組めますしポリキャップで各関節が可動します。
機体の配色はほぼ成形色で再現されていますが各種レンズ内部や右膝の内側、機関銃の砲身など一部シールや塗装で補う必要があります。

頭部アップ。レンズ周りは角型のレンズになっているのが特徴的。
正面の正方形のレンズはクリアパーツ化されていますが、五角形部分はシールでの再現となります。

もちろんターレットレンズは左右にスイングが可能ですしバイザーも跳ね上げられます。

レンズの内部ディテールも細かく作り込まれているのも変わらず。

胴体は腹部のレンズパーツもクリアパーツ化。
一応非クリアパーツもあるのでそちらに交換する事も可能です。

もちろんハッチは開閉可能でコクピットも精密に再現。
頭部裏側のディテールも再現されています。

ST版にはない着座姿勢のキリコとシート。
こちらもスナップフィットで組めますが細かい塗装が必要です。

背面のミッションパックは爆雷発射機が内蔵されたもので

差し替え無しで展開が可能。
コンベア部分も引き出せます。

右腕は普通の人型タイプです。
肩アーマーに合わせ目が出ます。

左腕はアイアンクローで迫力があるデザイン。
クロー部分はそれぞれ独立可動しスライドさせる事で機関銃が現れるギミックがあります。
機関銃部分は色分けされていないので塗装が必要ですしクローの内側には肉抜きがあります。

腰アーマーは他と変わらずしっかりモールドがあり
股関節軸も動く作り。

脚部ですが膝を曲げなければほとんどST版と違いが無いように見えます。
脹脛やカカトまわりには合わせ目が出るのも変わらず。

ただ膝を曲げると降着ギミックの関係でスコープドッグと同じく形状が変わります。
また膝部分にもPS版は合わせ目が出ます。

足裏はサンドトリッパーになっていて見た目はシンプル。
もちろん回転などは出来ず固定です。

可動範囲ですが上半身はST版と変わりません。
頭部と腰は回転のみで肘は90度ほど。
肩はBJでスイングが可能です。

下半身もほぼ変わりませんがシルエットを気にしなければ膝はより深く曲がるようになっています。

ST版との比較。
レンズパーツがクリアになった事で精密感が増しているものの、
外見的にはそこまで違いはありません。

手持ち武器はこれまで通りハンディソリッドシューターのみとなります。

PS版なのでギミックが増えましたが特にポロリするようなパーツもなく
スナップフィットの嵌合も問題なかったです。

爆雷のギミックも再現されているのも地味に楽しいですね。

ハンディソリッドシューターはシンプルなモナカで砲口部分などにも合わせ目が出ます。
銃持ち手はしっかりした物で手首軸を交換する事で角度変更が可能な事もこれまでのキットと変わりません。

肩パーツは初回限定となってしまうのですが、ベルゼルガDT　ST版付属の破損肩パーツ＆ライフルの組み合わせ。
こちらも問題なく装着可能でした。

アイアンクロー。
若干肉抜きが目立つものの無骨で攻撃的なデザインが格好良いです。

11mm機関銃展開。
下のクローの可動軸や膝の一部、肩のジョイントなどは一部ポリキャップがむき出しになります。

降着ギミックですがスコープドッグなどと特に変わらず、股関節軸を下げ
膝のフレームを引き伸ばし曲げるだけです。

これで降着ポーズの完成。
脹脛の内側には裏打ちパーツがありスカスカ感も無いです。

もちろんこの状態でのハッチの開閉も可能。
ST版には出来ないPS版ならではの飾り方が出来ます。

最後にスコープドッグレッドショルダーカスタムやHGUCガンダムとキットサイズの比較。
ヘヴィ級ATなのでスコープドッグより頭一つ分ぐらい大きい感じです。
ただキットサイズはさほど大きくはなくガンプラで言うHGサイズぐらいの手頃さです。

以上wave　ラビドリードッグ［PS版］　レビューでした。
このシリーズでは最初期に発売された物なのですがこの時点でPS版らしいギミックは全て詰め込まれていています。
コクピット内部はパイロット込みで再現されていますし降着ポーズもスムーズに取る事ができました。
また爆雷やアイアンクローのギミックも触って楽しいギミックで
初期に発売されたキットながら最新の物と変わらない完成度の高い出来になっていました。

(プレミアムバンダイ)