ハセガワ1/35　アスタコNEO

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■ハセガワ 1/35　アスタコNEO

ハセガワから発売された珍しい重機のキット、アスタコNEOを作ってみました。
キットは1/35で価格は3,672円です。

アスタコNEOは日立建機が設計製造した双腕型の建機で
大小2本のアームがあるのが大きな特徴となっています。
ASTACOの名前は[Advanced System with Twin Arm for Complex Operation]の頭文字と
スペイン語のザリガニ（ASTACO）から命名されたそうです。
今回はすこし気になった所に手を入れたぐらいで大体ストレート組み。
表面処理もそこそこにして気軽に作りました。

キットはマルチカラーキットでスケールモデルですが結構色分けされていました。
各所にあるHITACHIのロゴや計器類のデカールも付属しています。

今回は軽いつや消しを吹き付け半ツヤ気味の仕上げにしています。

車体後部のラジエータカバーは内部を塗り分けたので接着せず取り外せるようにしておきました。

デカールは薄く段差が目立たないものの繊細な所があるので破かないように気をつけた方が良いかもしれません。

ドアは開閉選択式。オペレーターフィギュアは女性タイプが付属しています。
今回は開いた状態で固定しましたが、接着力の弱いボンドで点付けして後で閉めた状態にも手軽に切り替えられるようにしておきました。
キャビン前面のメッシュはマス目0.9mmのエッチングメッシュを切ったものにに変更。

各所のケーブルは軟質素材で再現。
ゴムのケーブルは瞬間接着剤などで取り付けますが入り組んだ所が多いのでよく確認した方が良いと思います。

ミラーはミラーフィニッシュを貼り込みました。

今回は汚しをほとんど入れずに作りましたがクローラパーツはシルバーでドライブラシを入れたりしています。
このクローラもケーブル同様軟質ゴムなのですがゲート部分に歪みが結構ありました。
クローラはポリキャップが内蔵されていて回転させる事ができます。

副腕には鉄筋鉄骨カッターのアタッチメントが取り付けられています。
主腕と違い副腕は左右にもスイング可能。
アームとブームはそれぞれ実物同様に可動しシリンダーも伸縮。
もちろんカッターも回転＆開閉します。

カッターはシルバーでドライブラシを入れています。

主腕も大きく可動。こちらは先端にフォークグラップルというアタッチメントが取り付けられています。
このアームはかなり大きいのでダイナミックに動きます。

ほとんど手を加えていませんが、内側の肉抜きが目立っていたので埋めました。
突起は0.5mmのプラ角棒で作りなおしています。
こちらもシルバーでドライブラシを入れています。

組み立てる時はバランスを取るため車体後部のスペースに30gほどのオモリを入れるよう指示されていますが、
キットには含まれていないので予め釣り用のオモリなんかを用意しておくと良いかも。

キットは各所のケーブル類や、デカール面を接着する必要があるキャビンなど組み立てに気をつけないといけない部分がありました。
特にデカール面を接着するキャビンは注意が必要でアクアリンカーなどのクリアボンドを用意しておいた方が良いと思います。

両腕のアタッチメントをぐわっと開くと双腕なのもあり異様な迫力があります。
アーム部分は気になった所だけ合わせ目消しをしました。

フォークグラップルは軽いものなら掴めます。
もちろん車体の旋回も可能なのでスケールモデルですが結構動かして遊ぶ事が出来ます。

大きさ比較にHGUCのガンダムと。

大きすぎず小さすぎず飾って眺めやすいサイズですし、
アームが良く動くので色々な物を掴んだりしても楽しいです。

塗装はオレンジ部分をオキサイドレッドサフ、他の部分を黒いサフで下地を作り塗装しました。(C)＝クレオス　（G)＝ガイアノーツです
■オレンジ　　モデルカステンパワーオレンジ
■濃いグレー　(C)ジャーマングレー
■クローラフレームなどの黒　タミヤアクリルセミグロスブラック
■シルバー　(C)ウイノーブラックの上から(G)EXシルバー
■キャビン内部などの明るいグレー　(G)ニュートラルグレーII
つや消しコートは（G)EXクリアに（C)フラットベースなめらかを混ぜたものを吹き付けています。

以上ハセガワ1/35　アスタコNEOでした。
ザリガニの名前通り２つの腕を持つ姿がユニークかつインパクトのある姿を1/35サイズで再現しています。
フォークグラップルや鉄筋鉄骨カッターが取り付けられたアームはダイナミックに可動しますしクローラや車体も回転可能なので様々な動きが付けられます。
組み立てはキャビンなどやや繊細な所がありますが合いは良好。
実写同様に動くアームがあるのでスケールモデルながら動かす楽しみもある良いキットでした。
■製作記はこちら

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