■TOP
■HG モビルワーカー MW-01 01式 後期型(マッシュ機) レビュー
HGオリジンシリーズで発売されたモビルワーカー MW-01 01式 後期型(マッシュ機)
価格は1,944円です。
付属品は左の持ち手とシールドのみです。
付属のシール。
ホイルシールは黄色と黒の縞模様を補うものが中心。
マーキングシールも付属しています。
モビルスーツを開発するにあたり、試作実験機として作られたモビルワーカー。
人型作業機械というだけありMSとは大幅に異なる体型で重機に手足がついたようなどっしりした体型です。
成形色は落ち着いたオレンジがメインカラー。重機のように各所に黄色と黒色の縞模様が入っていますが
さすがにパーツ分割での再現はされておらず、全てホイルシールまかせです。
他の部分の色分けは成形色でほとんど再現されていて、ぱっと見足りないと感じる所は胸部キャノピーやライトのシルバーぐらいです。
背面の融合炉も本来はブラウン系の色なのですがグレーで色分けされているのでそこまで違和感はありません。
キットはPC-132が使われたABSレスキット。
動力パイプにゴムパーツが使われています。
バストアップ。
胸部は作業機械らしさが一番出ているように感じる所でウィンチやライトが装備されています。
コクピットも重機のようなデザインで、正面中央の2つのキャノピーは一体成型ですが側面と天面のキャノピーは別パーツになっていました。
分割も凝っていて合わせ目はウィンチ裏など目立たない所にあるのみ。
機体上面の分割線は段落ちになっていないので合わせ目かなと思いましたがパッケージや作例でもそのままなのでパネルラインのようです。
頭部アップ。
ヘルメットは一体成型ですがモノアイスリットや口部分にある穴は開口されています。
ヘルメットパーツは簡単に取りはずしが可能で内部のモノアイも可動します。
モノアイは非クリアパーツで一体成型ですがシールも付属していました。
肩のジョイントは隙間が目立たない作りで上下左右に可動。引き出す事で可動範囲が広がります。
リベットモールドもシャープです。
背面にあるのは動力用融合炉。
HGだとザク系などのパイプには切れ込みが入ったプラパーツが使われる事が多かったのですが
こちらはゴム製のパーツで切れ込みが見えず見栄えは良好です。
融合炉の外側のパーツは左右貼りあわせで合わせ目が出ます。
ウインチは固定で可動しません。
右の画像のようにほぼ目立たない所ではありますが裏側はオレンジのピンがあり造形されていないので
気になる方はモールドを彫ったりエナメル線などで作りなおしたりしても良さそうです。
腕部は上腕に一応ロール軸がありますがあまり動きません。
肩の横にあるバーやリベットがある丸いパーツなども別パーツで色分けを再現しています。
クローは全て独立可動。
裏打ちパーツもありHGにありがちな肉抜きもなく良い出来です。
アタッチメントの固定部は可動してロックを外せます。
左手はオリジンプロトタイプグフ同様に肉抜きが目立つのが残念。
股関節のジョイントも肩同様隙間が目立たない作り。
もちろんこちらも引き出せますしスイングが可能になっています。
普通のモビルスーツと比べると短い脚部。
つま先が独立可動します。
つま先はさらにロールが可能。
足裏も別パーツで肉抜きがありませんでした。
可動範囲など。
肘は二重関節で十分曲がりますが肩が干渉するデザインなのであまり横に腕を上げられません。
腰はBJで可動。首は回転の他、引き出す事で上下にスイングできます。
脚部は見た目に反して柔軟で大きく動きます。
この短さですが膝立ちもいけますしつま先がロールするので接地しているようにも見せやすい作りです。
付属のシールドは2パーツ構成。
表面のスパイクも色分けされる作りになっていました。
大型のシールドで説明書によるとガンタンク初期型の攻撃にも耐え切るほどの強度があるようです。
シールドグリップは丸軸でとくにピンなどはなし。
ですが一応画像のように正面に構える事もできました。
ただ触っていると徐々にグリップが手の中で回転するようになってきます。
胴体横部分などはグレーのパーツのピンが表側のディテールになるので
仮組みでピン切りする方は切り取らないように気をつけたほうが良さそうです。
同じシリーズのプロトタイプグフと。
身長は小さいですが胴回りのボリュームがかなり大きいです。
グフの説明書にあった通りアタッチメントが共通なので入れ替えが可能。
両腕を普通の手首にしたりできますがグフの青いアタッチメントは細いので固定部のクローが浮きます。
クローは非常に大きく、MSの胴ぐらいの太さなら簡単に掴めます。
スタンド穴は股関節にあり3mm軸のものが使えました。
手足はほとんど合わせ目がディテールに組み込まれている作りですし
分割も細かいので縞模様以外は塗装しやすそうです。
縞模様は付属のシールをカットしてマスクに使ったり型紙にすると良さそうですね。
ゴムのパイプパーツは見た目こそ良いものの、かなり抜けやすかったです。
触っているといつのまにか外れていたりするのでバラす予定のない方は接着してしまった方が扱いやすいと思います。
以上HGモビルワーカー MW-01 01式 後期型(マッシュ機) レビューでした。
重機チックな色とディテールが特徴的な機体でクローやウィンチ、ライトなどもそうですが
各所のバーやリベットなどもまさに作業用といった雰囲気がありキットの分割も凝った作りになっていました。
重機メカが好きな方なら楽しんで作れると思いますし
肩のデザイン的に干渉するような所以外は可動範囲も広く、
特徴のあるクローは目立つ肉抜きもなくグリグリ動くので色々な物を掴む動作が楽しいキットです。
■プレミアムバンダイ HG モビルワーカーMW-01 01式後期型 ランバ・ラル機などが受注されています