■TOP
■HGUC ネオ・ジオング 完成編 その2
前回の続きで今回はサイコシャードなどの紹介です。
まずは両足にあたるシュツルムブースターを取り外し。
ブースターの基部はバーニアをそれぞれ塗り分けノズルを追加、ピン跡も隠しています。
とは言えほとんど見えない場所なのでピン跡は気にしなくて平気だと思います。
外した部分には6つのバーニアが埋め込まれていますが中央のジョイント穴隠しにもう1つバーニアを取り付けられるようにしています。
スタンドには画像のように使わないファンネルビットとハッチのヒンジパーツを収納できるようになっていました。
ブースターを取り外した姿。
αアジールを彷彿とさせる姿からジオングっぽい形状になります。
スタンドは支柱を短いものに交換する事でこの姿に対応できます。
足を取っただけなので他の部分に変化はありませんが高さがかなり減るのでいくらか飾りやすくはなるかも。
タンクの接続部は腕などと同じようにシンプルな円柱状のジョイントなので着脱は簡単です。
長い支柱も使えるかなと思いましたがジョイントが緩めなので不安定になりダメでした。
隠し腕展開ギミック。
収納されている腕を引き伸ばし、ファンネルビットパーツを取り付ける事で隠し腕を再現します。
肘は90度弱可動し基部も3軸ジョイントでグリグリ動きます。
ですが肩の装甲と腕付け根のライトグレーのパーツが干渉しやすくここも塗膜を削りがちなので気をつけないと塗膜を傷めます。
最初はメイン腕だけの予定でしたが隠し腕の指も全て可動化しています。
一応前方にも向けられますが干渉する部分があるので画像ぐらいが限界でグルっと前に展開する事はできません。
腕は6本あり豪快なモナカ分割で凄くダレるポイントなので合わせ目も処理しようと思っている方は腕からやってしまったほうが後々楽かもしれません。
続いて別売のサイコシャードユニットを使ったサイコシャードの再現ギミック。
まずは肩のユニットを開き、サイコシャードユニットに付属するフレームを取り付けます。
続いてセットされているサイコシャード本体を接続。
透明な保持フレームもセットします。
サイコシャードはラメ入りの半透明パーツで成形されていますが
今回は(G)パールシルバーを吹き付け(C)クリアイエロー+(C)クリアオレンジで塗装してあります。
サイコシャード展開状態。シャードは8分割されフレームパーツで繋ぐ方式。
肩からサイコシャード発生器を広げた所を再現しています。
輪の直径は66センチと人も入れるような大きさがあります。
パーツ自体はわりとしっかりしていて画像のように透明な保持フレームを取り付けなくても保持は可能でした。
フレームパーツの肉抜きは埋め、ジョイント穴も○モールドで使わない所は隠しています。
肩を戻しフレームパーツを外せば展開状態の完成。
頭頂部に現れるシャードは残念ながらセットには入っていませんでした。
背面の隠し腕が意外と動くのでep7のバンシィ捕獲シーンなども再現できたりします。
ニュートラルグレーを6瓶使って2色のメタリックグレーを作りましたが濃い方のグレーでも半分程度余りました。
ネオジオングレッドは3本(1本40mlと通常の4倍の量があります)用意し、2本と1/3程度消費したので赤はかなり多く準備した方が良さそうです。
一応色レシピなどを (C)=クレオス (G)=ガイアノーツ (F)=フィニッシャーズです。
赤系の色はオキサイドレッドサフ フレームやメタリック部分は黒サフやグロスブラックが下地です。
・ネオジオング
■赤 (C)ネオジオングレッド
■茶色 (C)あずき色+(C)ハーマンレッド+(C)ニュートラルグレー
■フレーム色1 (C)ニュートラルグレー+(C)ウイノーブラック+(C)ダークアース+(G)EXシルバー
■フレーム色2 (C)ニュートラルグレー+(C)クールホワイト+(C)ダークアース+(G)EXシルバー
■ダクト奥など (C)ウイノーブラック+(C)クールホワイト
■白 (C)クールホワイト+(C)ニュートラルグレー少量
■ハッチ内部など (G)パールマーズライトグレーと(G)ジャーマングレーで塗り分け
■肩メガ粒子砲 (F)TITANIUM
■ファンネルビット (G)ガンメタル+(C)ニュートラルグレー
■バーニア 外側は(G)スターブライトアイアン 内側はHIQシャンパンゴールドやアルティメットミラークローム、銀下地の上にクリアレッドを塗ったもので塗り分け
■胴体紫 (C)ニュートラルグレー+(G)純色ヴァイオレット+(C)ウイノーブラック
■手やブースターの紫 フレーム色1の上からFGパールパープル
装甲の色などはそれぞれ白を混ぜたものでハイライトを吹いています。
つや消しは(C)スーパークリアIIIと(C)フラットベースなめらかを混ぜたもので塗装しています。
・シナンジュ
下地や塗り方はネオジオングと同じです。
■赤 (F)ピュアレッド ハイライトは(F)ブライトレッド+(G)ビビッドオレンジ少量
■黒 (C)ウイノーブラック+(C)ニュートラルグレー エングレービング回りはエナメルです。
■金 (C)レッドゴールド
■フレーム (C)ニュートラルグレー+(G)EXシルバー+(C)ホワイト
バーニア類はネオジオングと共通です。
バズーカなどはメカサフヘヴィとグレーを少し混ぜたクールホワイトで塗っています。
数は意外と少なめなのですが、パーツ自体がかなり大きく0.3mmのエアブラシだとしんどいパーツが多かったです。
主に0.4mmのブラシで塗り進めましたが吹き返しも凄まじく塗装ブースもツインファンのものにしたりと塗装も大変でした。
それとパーツが大きすぎて塗ってる最中にブースのフチにぶつけたりする事もあったのでそういった部分でも塗り辛かったですね。
ちょっと干渉してしまいますがこの状態でもブースターを取り付ける事も一応できました。
以上HGUC ネオジオングでした。
まさかキット化されるとは思わなかったHGサイズのネオジオング。
90センチ近い巨体なのですが分割はシンプルで場所こそ取るもののサクサクとストレスなく組み立てられますし
この大きさでもピタっとパーツが合い、スナップフィットであっという間に組めるのは本当に凄い事だと思います。
その分パーツ割りは大部分がモナカですし全身のヒケ取りだけでもかなりキツイのできっちり表面処理しようとすると大変なキットです。
特に巨大なタンクや肩、スカートなどはプラモを作っている気がしない大きさで紙やすりもみるみる消費して行きます。
こんな大きなキットは作ったことがなかったので塗装も色々試行錯誤でしたが表面処理を除けば楽しんで作る事ができました。
大きさが大きさなので気軽にお勧めできるキットではありませんが、このプラモデルとは思えない大きさは一見の価値があるキットだと思います。
■その1はこちら
■製作記はこちら
■プレミアムバンダイ MG トールギスIIIなどが受注されています
(amazon)