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■コトブキヤ アヌビス レビュー
コトブキヤのANUBISプラモシリーズにアヌビスが登場。
価格は8,190円です。
まずは本体のみで
コトブキヤからキット化されたアヌビス。
ジェフティ同様設定画に近いバランスで立体化されプロポーションは文句なしの出来だと思います。
キットはマルチカラーキットでパチ組みでも大部分が色分けされています。
各所のエナジーラインや肩の金ラインなどが足りませんがここまで色分けされていれば十分だと思います。
接着剤なしのスナップフィットモデルで細いパーツも鋭く再現されています。
合わせ目も目立つ部分はあまりないです。
金や白部分はパールが入った樹脂で成形されています。
頭部アップ。アヌビス神をモチーフにした頭部は首部分が分割され、ある程度可動もできるように作られています。
目部分はクリアレッドのパーツが使われています。
そのままだとちょっと暗いので裏から銀かなにかを塗ってあげると良さそうです。
折り重なった装甲を再現した胸部。
背中のケーブルは軟質素材で可動の邪魔になりません。
微妙なひねりとカーブが付けられた前腕も見事に再現。
肩関節には引き出しギミックあり。
コクピットは上下に可動します。
腰と胸にBJでの可動ポイントアリ。
膝は逆関節なので前方向に曲がります。
尻尾はリード線で再現。自由に曲げることができます。
可動範囲など。首のカバーは逃がせるのですがやはり限度があり、可動範囲は狭めです。
腰や肘は十分曲がりますがデザイン状手首は固定です。
股関節は画像のように関節を引き出せるギミックがあります。
足は股関節が3軸ジョイントなので十分な可動範囲があります。
膝は逆関節で引き出しギミックあり。前にしか曲がらないのでかなりクセありますね。
ランディングギアは差し替えなしで引き出すことが可能で自立させることも。
アヌビスの特徴である大型スラスターは透明なジョイントを使用し、本体とは別の支柱で保持します。
透明ジョイントには二箇所の溝があり、角度を二段階に変更可能。
スラスターは画像のように開く事ができます。
本体と組み合わせて。
展開ギミックがあり、合計するとかなりの重さになるので背中ではなく別の支柱で保持させるのは良い判断だと思います。
ウアスロッドは透明なジョイントで保持。
広げると一気に迫力が増します。
ただスラスター全ての重量がかかるジョイント基部の作りが簡素なので強度的にちょっと不安かも。
キットはポリキャップとABSの複合関節なのですがやはりパチ組みだと外れやすい部分があり要所要所で接着した方が良さそうです。
それと肩の球状ポリキャップのポロリが酷く、軽く肩を動かしただけでポトっと腕が落ちます。
このへんは調整必須な感じです。
スラスターの透明バーは直線のものとU字型のものがあり、交換すると放射線状に広げた状態を再現できます。
広げるとまさにド迫力。
大きさもかなりのもので飾る場所には苦労しそうです。
ただ背中の羽と本体が分離している関係上あまり派手な飾り方はできません。
羽の角度をつけすぎるとジョイント基部が外れてしまいますし、膝も逆関節なので派手なポーズは厳しいです。
ウアスロッドはBJなのである程度自由が効くものの、首が余り曲がらないので威圧するように立たせておくのが一番かも。
それとスタンド差し込み穴のパーツは小さいパーツ(F-1)を腰にはめ込むのですが、このパーツの肉厚が足りずスタンド軸を差し込んで軽く調整したりしていると簡単に割れてしまいます。
ここは接着しておいた方が良さそうです。
以上コトブキヤ アヌビス レビューでした。
ジェフティ、ビックバイパーと続いてきたANUBISのキットですが今回は前作を大きく超えるボリュームで組みごたえあります。
スナップフィットなので組みやすい事は組みやすいのですが、相変わらず関節の調整は必須な感じで特に肩や胸回りはそのままだとポロポロ外れるので注意が必要です。
それに首の装甲の干渉や手首がないデザイン、膝も逆関節なのでグリグリ遊びたい人には微妙かも。
反面大サイズならでは精密感と迫力は素晴らしく、特に胸部の折り重なった装甲の作りは秀逸だと思います。
ガンプラのように手軽に動かせる物ではありませんがシャープで細かいディテールを堪能できるキットでした。
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