MG　サザビーVer.Kaその２

■TOP
■MG　サザビーVer.Ka　その２

前回に続き今回は装甲を展開した状態の紹介です。
各所の装甲が展開し中のフレームやバーニアが露出、大きくシルエットが変わります。

MGだけあり装甲の展開は差し替えなし。
一部閉じやすい場所はありますが概ねしっかり開いた状態を保持できます。
最初は塗装が擦れるかなと思いましたがさほど神経質になる部分はありませんでした。
ただ足の装甲は複雑に折り重なっているのでココは開閉する時注意かも。

肩や足、腰アーマーなどは展開する事によって一回り大きくなりより威圧的な姿になります。

展開時に見えるようになるフレームはキット指定だとシルバーでしたがこちらはグロスの赤機体と合うようにとチタン色に変更しました。

ファンネルコンテナも開くと放熱板のようなディテールがみっしりあり見た目も面白いです。
ファンネルは差し替えなしで開きますがココは塗装してしまうとどうしてもスライド部分が渋くなるのですり合わせが必要でした。

展開してバーニアなどが露出するアーマー。
展開部分の装甲の側面にはスリットプラ板を所々に組み込んでいます。

胸部もわずかながら開きます。
腰後ろにあるアーマーは大きく展開し、アポジモーターも増える部分です。

腕部分も開きます。
今回はシールドの取り付けジョイントがただの丸穴じゃない所が良いですね。

脚部も展開する事でフレームなどが露出。
スカスカにならないよう内部に装甲板が組み込まれています。
ココは展開すると大きいシリンダーも見えるようになる面白い部分です。

脛の装甲は結構パカパカするんでこの辺も渋くしておいた方がいいかも。

この巨体ですしスタンドも背中から吊り下げるタイプなのであまり派手な動きは付けられません。
どちらかというと眺めて楽しむ感じのキットですね。

デカールは付属の水転写デカールを使用しています。
数はVerKaだけあってかなりの量があるので貼るのは一苦労です。

可動手首は結構塗装が剥げやすいんで全体をヤスって引っかかりを作った後にメタルプライマーを吹き付けて塗っておきました。

ビームトマホークはシナンジュから逆算したような角ばったデザインに変更。
ロングライフルと同様にグレーにシルバーを混ぜたメタリックグレーにしました。

今回はグロス塗装に加えパールも使っているというリアルっぽさとは無縁の塗装なので赤色もできるだけ白などを混ぜず、鮮やかな色にしてみました。
その分隠蔽力は下がり塗りにくいので下地は結構濃い目のピンクにしてあります。

ビーム刃は長く、連結状態にするとシナンジュ以上に持て余す感じが。
トマホークのモールドは板っぽくてあまり立体感がないのがちょっと残念。
ギラドーガのサーベルはかなり良かったんでもう少し板っぽくない物が良かったですね。

これでやっとVerKaのνと並べられました。
ライバル機はどうしても反対の塗装にしたくなってしまいます。

最後に一応色レシピを。(C)クレオス　(G)ガイアノーツ　(F)フィニッシャーズです。
赤は全てピンクを下地にしています
■一番明るい赤　　(F)ブライトレッド＋(C)純色イエロー
■中間の赤　　　　(F)ディープレッド＋上記の明るい赤を混ぜ、純色イエローと純色マゼンタで調整
■暗い赤　　　　　(F)マルーン＋(G)バーチャロンカラーローズディープレッド＋(C)純色イエロー＋(C)ホワイト少量
基本色を塗った後VGパールレッドを薄めに吹き付け。ぱっと見はあまりメタリックっぽくしないで角度を変えるとうっすら色味が変わる感じで吹き付けました。
仕上げのクリアはウレタンクリアを吹き、大部分を研ぎ出しをしています。

■黄色　　　　　(C)黄橙色を吹き付けた後FGパールイエローを吹き付け
■フレーム色　　(C)ニュートラルグレー＋(G)EXシルバー＋(C)純色マゼンタ＋(C)ブラック
■フレーム色２　茶色下地に(F)TITANIUM
■タンクやコンテナ色　　(G)グラファイトブラック＋(C)ホワイト
■シリンダー　　(C)レッドゴールド
■バーニア等　　外側は(G)スターブライトアイアン　内側はHIQシャンパンゴールド
つや消し部分のコートはガイアのフラットクリアを使っています。
スミ入れはフラットブラウンやフラットブラックなどを場所によって使い分け。

以上MG　サザビーVer.Kaでした。
予想はしていましたけどとにかく塗装が大変なキットです。
大きなパーツで数も多く、展開ギミックの関係上裏側やフレームもキッチリ塗る必要があるので体感では4,000円台のMGを3つ以上同時に塗っているような感覚でした。
久々に研ぎ出しもやりましたが膨大な量の部品をひたすら磨く作業はなにかの修行かと思うほどで作業中はちょっと後悔してたりしましたが
なんとかドボンしてやり直す事もなく終わったのでホッとしましたね…。
表面処理の手間ももちろん普通のキット以上で作るのは大変でしたが大型モデルならではの存在感はありますし
ただのアレンジで終わるのではなく装甲の展開という大胆なギミックも加えられているので非常に魅力のあるキットでした。
■その１はこちら
 ■パチレビューはこちら
 ■プレミアムバンダイ　MGマ・クベ専用グフなどが受注されています

(amazon)