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■ボークス1/24 テスタロッサ
ボークスから装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士ベルゼルガ物語より
主人公ケイン・マクドガルが最後に乗り込む機体テスタロッサが発売されたので作ってみました。
キット価格は11,880円です。
キットは7色成形のマルチカラーキット。
塗装をしなくても大部分の配色は再現されています。
黄色や赤色などの一部は流石に分割されていませんが色分けを補うデカールも付属しています。
更に今回はスナップフィットなのでサクサクと組み立てる事ができます。
今回は全塗装で仕上げています。
下地を白と黒で陰影を付けながら塗り、白黒下地のままウォッシングやエッジへのハイライトを入れ
かなり薄めた基本色を少しずつ塗り重ねて発色される塗装法で仕上げました。
あとは好みで汚しも入れています。
バストアップ。大きいトサカや頭部&胸部のラインはデカールも付属していますが今回は使わず塗装で仕上げています。
カメラや額部分などのクリアパーツは塗装した後裏側にミラーフィニッシュを貼っています。
今回は大きな加工はせずひたすら各パーツを丁寧に面出ししました。
一部のモールドなどはメタルパーツなどに置き換えていますがほとんどはキットのままです。
肩の突起は先端をメタルパーツに置き換え。
左腕の50mm榴弾砲は挟み込みなので後ハメ加工をしてから組み込むと塗装が楽です。
各所の赤いケーブルは柔らかいゴム製。今回はあまり透けないようにマルチプライマーを塗ってから塗装しました。
太腿は挟み込みですが強度も必要そうな所だったので無理な後ハメはせず分割部分を削りモールドにしています。
右肩のアーマーは抜きの関係で形がいびつだった一部のモールドを作り直し
金属メッシュを組み込みました。
塗装剥げの一部はワンポイントに銀も使っています。
背面のミッションパックは差し替え無しで展開。
このあたりも豪快に合わせ目が出ますが後ハメ加工は楽です。
土埃や錆びのような汚れはエナメル塗料やパステルを使っています。
シールドのパイルバンカーはプラパーツではなくオプションのアルミ削り出しパーツ「メタルパイル」を使っています。
スラスターフィンは薄く削っています。
上半身は控えめですが下半身は派手に汚しました。
降着ポーズ以外ではほとんど目立たないのですがシリンダーは伸縮ギミックあり。
金属色で塗り分けています。
足の接地面などはパステルで派手に汚しました。
サイズ比較用にHGのガンプラと。
身長もですが幅も広く凄いボリュームがあるキットです。
この大きさで面倒な塗装をしたので随分時間がかかってしまいました。
手首は握り手の他に平手、グレネード持ち手、右銃持ち手が付属。
ヘビィマシンガンを立て掛けるように持つポーズもいけます。
非常に長さのあるヘビィマシンガン。
好みで一部のパーツを塗り分けました。
可動は全身フル可動。めちゃくちゃ動くという訳ではないですが普通にポーズを付けるならあまり困りません。
関節はポリキャップが使われていて軸の太さも十分。
大きいキットですが安定感あります。
太腿横の装甲に収納されているハンドグレネードはそのまま引き抜けます。
胸側にある肩のジョイントは動かしているとバラけてしまう事があったので接着してしまった方が良いかも。
アームパンチの伸縮ギミック。
このギミックはパチっとロックがかかるようになっているのですが
そのまま組むと固すぎて伸ばすのが一苦労なので、ロック部分の突起を削って調整した方が良いと思います。
榴弾砲のカバーは可動します。
弾頭は筆塗りで塗り分けました。
シールドに2つ取り付けられている6連ミサイルポッド。
こちらは取り外しも可能です。
脚部のローラーダッシュギミック。
カカトを跳ね上げグライディングホイールを下げます。
ホイールは全て回転可能になっていました。
腕や腰などにも目立つ合わせ目が出ますが後ハメが厳しいので普通にマスクしながら塗装しました。
本体がこの大きさですし特にスタンドなども付属していないので浮かせて飾るのは厳しめ。
クエント製のパイルバンカー。
今回は別売オプションのメタルパイルを使用しています。
組み込むと見えなくなるのですがクリアパーツでキューブも再現されていました。
パイル部分は加工した際に出来るヘアラインを生かしたかったのでサフなどは吹かず
透明なメタルプライマーを吹き付けガイアノーツのメッキシルバーで塗装、
その後クリアブルー&クリアオレンジで表情を付けました。
パイルはもちろん伸縮可能。
ミサイルポッド+メタルパイルだとシールドが結構な重さになり肩のスイング軸が負けてくるので
同じようにして組む方は少し固く調整した方が良さそうです。
降着ポーズギミックも差し替え無しです。
まずは膝を引き出し腰アーマーをずらします。
リアアーマーを跳ね上げ脚部を折り曲げれば降着ポーズの完成です。
フレームが複雑に動き、膝の装甲なども干渉しやすいので塗装する方は気をつけたほうが良さそう。
さらにハッチも開閉可能。
安定して開いておけるように支え棒もありますが使わなくても十分保持できました。
ハッチの裏側はもちろん、内部のレバーやペダル、コンソール類も細かく再現。
好みで塗り分けています。
作り始めた時はまだリリースされていなかったので使いませんでしたが
メタルパイル以外のアフターパーツとして同スケールのケイン・マクドガル(レジン製)やミサイルポッドのメタル弾頭セットが発売されています。
基本色はキットを買った時特典としてついてきたガイアノーツのテスタロッサ用カラーを使いました。
■青 ダグラムカラー コバルトブルー(ダグラムカラーとありますがテスタロッサの青にも使える色なそうです)
■黄色 ボトムズカラー オレンジイエロー
■赤 ボトムズカラー カーマイン
■関節色 ボトムズカラー ダークバイオレット+(C)ウイノーブラック
■グレーがかった白 ボトムズカラー ホワイトグレー
一部のシリンダーは(G)スターブライトジュラルミンや(F)TITANIUMなどで塗り分け。
■武器色 ボトムズカラー パープルグレー
武器は一部(C)ニュートラルグレー+(C)ダークアース+(C)ウイノーブラックなどで塗り分けしています。
基本色を塗った後は油彩やエナメルのグレーや白、茶色などを薄く伸ばし表情を付け
水性アクリル塗料で塗装剥げや擦り傷の書き込み。
つや消しクリアを挟みながらドライブラシを施し、エナメルで雨だれを付けたりパステル&ピグメントで土埃を付けています。
以上ボークス1/24 テスタロッサでした。
かなり組み応えのある大型キットで表面処理や塗装に時間がかかってしまいましたがなんとか完成しました。
ボークスのプラキットを作るのはIMSのネプチューン以来で久々だったのですが
スナップフィット&マルチカラーキットなので組みやすく、そのまま組んでもデカールで頭部や胸のラインを補うだけでイメージ通りに仕上がります。
キット自体の精度もかなり上がっているように感じられIMSの時ほど調整に手間取る事は無く、スムーズに作ることが出来ました。
関節軸も太くガッシリした構造でこの大きさながら動かしても楽しめる素晴らしいキットでした。
■製作記はこちら
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