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■HG　1/60　レーバテイン　Ver.IV　レビュー



フルメタル・パニック！　Invisible Victoryよりレーバテインがキット化されました。
価格は3,888円です。
以前発売されたアーバレストとガーンズバックは表記が無かったのですが、今回のレーバテインはHG枠となっていました。



付属品はデモリッションガン一式、ラムダ・ドライバ・キャンセラー「妖精の羽」パーツ、放熱索、単分子カッターパーツ
スモーク・ディスチャージャー・補助腕ジョイント、銃持ち手、平手が付属します。



シールは頭部や妖精の羽部分の色分けを補うものが中心です。



AIアルの設計で作られたアーバレストの後継機、レーバテインが1/60でキット化されました。
今回からHG表記になりましたが特に何か変わった訳ではありません。
値段がやや高めな分、分割は細かくなっていて特徴的なオレンジのラインなどもかなりの部分が別パーツ化されています。



キットに使われているポリキャップはPC002でABSも使われていませんが、関節なども新規となっていて流用箇所はありません。
またアーバレスト＆ガーンズバックから一部関節構造が変わっている所もあります。
配色はかなり細かく再現されているものの、頭部やアンクルアーマーなどのオレンジなど一部シールで補う所もあります。



また肩に装着する妖精の羽や後頭部から展開する放熱索なども付属しているので
それぞれ好みで取り付ける事も可能になっています。




頭部アップ。
頭部のトサカのような所やガトリング周り、頭頂部のオレンジラインなどはさすがに別パーツ化されずシールでの再現となります。
後頭部の放熱索の展開部分は差し替え無しで開きます。



放熱索はクリアパーツで再現。2パーツの左右貼り合わせです。
合わせ目はありますがクリアパーツなのでさほど目立ちません。
接続部は丸軸なので回転も可能。




胸部は補助腕の展開ギミックがあり一部の装甲を取り外し、ジョイントパーツを付けて展開状態を再現。
ボールジョイントで可動しクロー部分も開き、回転とスイングが可能です。



肩アーマーはハードポイントがあり軸は3mm軸です。



一部のパーツを差し替える事で妖精の羽が取付可能。
こちらのグレーやホワイト部分などはシールで再現します。



腕部は細いオレンジラインなども別パーツ化。
一部に合わせ目がでます。
平手も付属していますが一部水かきのようにつながっている所があるのでカットすると見栄えが良くなりそうです。



キットに付属しませんが、
腰のハードポイントのカバーを外せばアーバレストなどのアタッチメントが使える構造です。



股関節は軸が下がるギミックがあります。
股間のグレー部分はシールあり。



脚部はアンクルアーマーのオレンジこそシールですがモモやスネのオレンジラインは別パーツ。
膝の単分子カッターは取り外し可能です。



アキレス腱まわりのカバーも変わらず可動。



足裏は肉抜きがありそれなりに目立ちます。



可動範囲など。
腰のスイング幅は広く、回転ももちろん可能。
肩はBJですが胸部がハの字に開く構造です。
肘はデザインの関係でアーバレストほど曲がりませんが十分曲がります。



胸の開き具合はアーバレストよりさらに広くなっていました。



脚部は股関節が下がるギミックがあり脚も大きく上げられます。
また開脚幅も十分。



足首ですがアーバレストと構造が変わっています。
スネ側のスイング軸が無くなりましたが、足首がロールできる作りに変わりました。



ただ接地はアーバレストほどではなくなっています。
ですが足首のポリキャップの差し込みを浅くすれば若干接地性が向上します。



股関節のカバーを外せば3mm軸のスタンドが使えます。





GRAW-4単分子カッター
こちらは膝から外したパーツに刃パーツを取り付けて再現します。



補助腕はアーバレストに付属するボクサーなどが持てるようになっていました。



デモリッションガンにはジョイントアームが2種付属。



アームを差し替える事で妖精の羽の有無に関わらず肩に装着できます。
劇中ではデモリッションガンを肩に、ガンハウザーモードの砲身を腰に装着していましたが
キットではできませんでした。






デモリッションガン。
こちらは左右分割のモナカなので合わせ目が出ます。
銃持ち手もありますがグリップが丸軸のため若干回転しやすいです。






砲身を取り付ければガンハウザーモードへ。
こちらの砲身は差し替え無しで折りたたみが可能。またサブグリップの展開も出来ます。
砲身も砲口は別パーツですが基本モナカなので合わせ目が出ます。



肩のスイング幅が広く、脚もよく上がるため膝立ちで構えるポーズも楽に出来ます。





関節は個体差もあると思いますが
動かしているとちょっと股関節が緩めで肩のBJも外れやすかったので軸を調整すれば扱いやすくなると思います。



キットには付属しませんが、ガーンズバック（マオ機）のワイヤーガンを取り付ける事もできます。




他のキット同様海老川兼武氏デザインのプラモオリジナルウェポンが付属しています。
今回はスモークディスチャージャーが２つセットされていてそれぞれ砲身が可動。
ジョイントは3mmなので簡単に取り付け可能で重ねたりする事もできました。



キットの大きさは一般的なガンプラのHGより若干大きめぐらいのサイズです。




アーバレストよりも少し大きめでプロポーションも力強い印象になっていました。




以上HG 1/60　レーバテインVer.IV　レビューでした。
今回からHG表記になりましたが組んだ感じはアーバレストから特に変わった印象はなく、各パーツも細かく造形されています。
各所のオレンジラインはシールで補う所もありますが四肢のラインの大部分は別パーツ化されているので塗装する場合でも楽できそうです。
可動については若干構造が変わっている所もありますが、相変わらず良く動きデモリッションガンも自由に構えられました。
またオリジナル武装のスモークディスチャージャーなども付属していて遊び甲斐もあり、他のキット同様良い出来なキットでした。


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