■TOP
■HGUC　シナンジュ・スタイン（ナラティブVer.）　レビュー



機動戦士ガンダムNT（ナラティブ）からHGUCシナンジュ・スタイン（ナラティブVer.）がキット化されました。
価格は2,808円です。



付属品はハイ・ビーム・ライフル、バズーカ、バズーカ差し替えパーツ、シールド、グレネード・ランチャー
右銃持ち手、持ち手、平手、それにサーベル刃2本が付属します。



ホイルシールはツインアイと各所のエングレービングや股間＆タンク部分を補うものです。



一部HGUCシナンジュのパーツが使われていて余剰パーツがあります。



11月に公開される機動戦士ガンダムNTからキット化されたシナンジュ・スタイン（ナラティブVer.）
説明書によるとサイコフレームの強度や追従性をテストするため開発された2ユニットが「袖付き」によって強奪。
１機はおなじみの赤いシナンジュになりましたが、残されたもう１機のシナンジュ・スタインがこちらの機体となるそうです。
ナラティブVer.という事で胸部や腕部にエングレービングが追加されているのが特徴的です。



シナンジュとは違い、装飾や曲面が少なめで全体的に角ばった印象のデザインです。
バックパックのフレキシブル・スラスターも６基のバーニアはあるものの、展開ギミックなどはないシンプルな構造です。
キットは一部シナンジュのパーツが使われていますがかなりの部分が新規です。
また関節構造も一部改良が加えられているなど目新しい所も多いです。



キットの配色は大部分が成形色で再現はされているものの
HGUCなのでさすがにエングレービングはシールです。
ですが立体的なモールドで再現はされていました。




頭部アップ。
頭部は額のアンテナが無く、ツインアイになっています。
バルカンは色分けされていますが後頭部には一部合わせ目あり。



胸部は胸ダクトがあり中央の装甲にはエングレービングがモールドされています。
バックパックは一部シナンジュと似た部分はありますがバーニアがむき出しになっています。
バーニアの内側は赤色なので再現する場合塗装が必要です。
左右のユニットの内部パーツは左右分割で合わせ目あり。



左右のユニットはクランク状のアームで繋がれていて可動します。



長めのプロペラントタンクはノズル周りのラインがシールで再現可能。
分割は根本側の半分が筒状のパーツで合わせ目は出ませんが
ノズル側はエンド部分が別パーツ化されているものの、左右貼り合わせで一部合わせ目が出ます。



腕周りは角ばったデザインです。
肩アーマーはディテールに沿った分割。



前腕にはサーベルユニットがありますが可動ギミックなどはなく
カバーを外してサーベルを取り外せるのみです。



エングレービング部分は一部挟み込みで合わせ目あり。
ディテールもまたぎます。



腰アーマーは全て可動します。
股間の一部はシールで色分けを補いますが
リアアーマーのスリットは開口されています。



アーマー裏はリアアーマーに裏打ちパーツあり。
股関節の軸はBJが使われていますが
シナンジュと違い脚部のパーツが３軸タイプのジョイントになり可動範囲が向上しています。



脚部もシナンジュと比べると無骨な印象になっています。
装甲も細かく分割されほとんど合わせ目が見えなくなっています。
ただカカトのフレーム部分などにはあります。



脚部のスラスターユニットは回転可能。
また脹脛のスラスターカバーも展開します。



スラスターユニットは一応裏打ちパーツはありますがライトグレーのパーツは１パーツなので内側は結構スカスカです。
ただ回転させなければそれほど気になりません。
足裏は肉抜き無しで見栄えが良いです。



可動範囲など。
シナンジュの構造が使われている所もありますが肩部分が改良されています。




肩のジョイントは引き出し式になり良く動く作りになりました。




下半身もの可動もなかなか良好で膝も深く曲がりますし
股関節が３軸タイプになったので大きくロールさせる事もできます。



ハイ・ビーム・ライフル＆シールドを装備。



展開ギミックこそありませんがバックパックにある６基のバーニアは威圧感あります。






こちらのハイ・ビーム・ライフルはシナンジュのライフルにジャケットを取り付けた形になっています。
ライフル本体はシナンジュの流用でした。
ライフル、ジャケット共に左右分割で合わせ目がありますが銃口は別パーツ。
ジャケットは一部のグレーが足りないのですがシールでは補えないので塗装が必要です。
グリップにはダボがあり安定した保持が可能です。




ライフルには付属のグレネードランチャーかバズーカを取り付ける事ができます。
グレネードランチャーもシナンジュの流用パーツです。



スタンドジョイントは3mm軸のものが使えますが、股関節のポリキャップが動くのでちょっとグラつきやすいです。




銃持ち手は右手のみ付属。
将来的にはどうなるか分かりませんが、バズーカをセットしても片手保持は一応可能でした。
ただ手首のBJは角度によっては重さに負けます。







シールドはシナンジュよりシンプルなデザインで裏面にはグレネードランチャーを装備可能。
グレネードランチャーはモナカで合わせ目あり。
腕にはジョイントを介して取り付けるので回転も可能。ですが腕の側面に向けたりする事はできません。







バズーカはHGUCネオジオングに付属しているものと同じ物が付属。
砲身は差し替えで収納状態を再現します。
各グリップや砲口部分のバーが可動しますが分割はモナカです。



グリップが可動するので両手持ちも十分可能ですが
こちらはライフルと違い保持ダボはありません。




サーベルは前腕から取り出した物をそのまま持たせます。
サーベル刃はクリアイエローで造形も普通です。





手を入れて塗装してしまっていますがHGUCシナンジュと。
装甲に似たようなパーツはあることにはあるのですが、大部分が別物になっています。




以上HGUC　シナンジュ・スタイン（ナラティブVer.）レビューでした。
シナンジュと比べると無骨なデザインの機体になっていて多くのパーツが新規造形になっています。
機体ギミックは大人しめになっていますが、武装は一通りありますし
ボリュームあるバズーカやグレネードランチャーと合体させて
シルエットを変化させる事の出来るライフル合体ギミックは残されていてなかなか遊べます。
シナンジュから関節構造も改良されている所があるのも嬉しいですね。
こちらは２機のうちシナンジュにならなかった方の機体という事ではありますが、
似ているようで大きく変更されている装甲や追加されたエングレービングなどシナンジュと並べるのも楽しいキットになっていました。


■プレミアムバンダイ　MG　V2アサルトバスター（２次発送分）などが受注されています
(amazon)










■レビュー一覧はこちら
■TOP