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■HGUC　ギャプラン　レビュー

HGUCでキット化されたギャプラン。
こちらは2003年発売のキットで価格は2,376円となります。



付属品はスタンド２つとビームサーベル2本のみ。
スタンドは角度や高さ変更はできず固定となります。



ホイルシールはモノアイ周りと細かい黄色を補うものです。



機動戦士ZガンダムよりHGUCでキット化されたギャプラン。
ロザミア・バダムやヤザン・ゲーブルが乗り込む機体でモビルアーマーに変形する事もできます。
大柄な機体の前腕にはムーバブルシールドバインダーが装着され特徴的なシルエットを作り出しています。
結構昔のキットなので使われているポリキャップはPC116。ABSは使われていません。





機体の配色は緑がかった明るいブルーと濃いブルーの2色がメインカラーでそちらは大部分が再現されていますが
バインダーの黄色や肩＆膝の赤、二の腕のパイプのグリーンなどが足りず
シールは黄色部分を補う物だけなので他は塗装が必要です。





また今回は巨大な専用ブースターも付属。
MA形態はもちろんMS形態でも取り付ける事ができます。
一部のモールドは黄色なのですが成形色では再現されていないのでシールまたは塗装で補います。




分割は基本モナカなので合わせ目は出ますが軽く作られています。



先端のバーニア部分は形態に合わせスライド。
バーニアは赤い成形色ですが外側はグレーなので再現する場合は塗装が必要です。



本体に取り付ける時はリアアーマーと股関節部分に接続し後ろ側に小型のスタンドを取り付けます。




ブースターを取り付けた姿。
後ろに突き出たブースターが大迫力です。




頭部アップ。
赤いパーツの一部は黄色ですがこちらはシールあり。
モノアイはディテールがありますがクリアパーツなどは使われていません。可動ギミックは無く固定です。
モノアイ部分は球面なのでシールを貼るとシワが入るので気になる場合は塗装した方が良いかも。



鋭く尖った胸部は先端の三角モールドが黄色ですがシールあり。
首まわりの内側も軽くディテールが入っています。



バックパックは上下にスイング可能。
バーニアは別パーツ化されていますが外側はグレーなのでこちらは塗装が必要。
またモナカ分割なので合わせ目が出ます。




腕部は肩横の装甲が可動。
手首は画像の物のみで肩や前腕には合わせ目が出ます。
肩の凹んだダクトのような部分のフチや前腕の○モールドは赤色なので塗装が必要です。
ムーバブルシールドバインダーは丸軸で接続されています。





ムーバブルシールドバインダーは伸縮可能。
側面のディテールは一部黄色ですがシールあり。
ディテールはシンプルですが裏打ちパーツがあるのでスカスカした感じは無いです。



腰アーマーは全て可動します。



股関節はシンプルなボールジョイント。
アーマー裏は特にディテールなしですがフンドシ部分は裏面にもディテールがあります。




つま先が長めの脚部。
膝の凸モールドは赤なのでこちらは塗装が必要です。
分割はシンプルなので中央に合わせ目が出る作りです。



足首はBJ。
2連バーニアは1パーツで成形されていますが見える部分は特に違和感はありません。
つま先は変形の都合で可動し肉抜きもありません。



可動範囲ですが結構昔のキットなのもありあまり動く方ではありません。
肘は90度曲がりませんし腰は固定。
首はある程度左右にスイングできますが上下にはあまり動かず。
肩はフレームが可動するのでまずまずの可動範囲です。



下半身は股関節、足首共にBJなので3軸タイプのキットほど開きませんが接地は普通。
膝は90度ぐらい曲がります。



ディスプレイスタンドは角型の専用のもので昨今主流の3mm軸には対応していません。





ムーバブルシールドバインダーのビームライフルにはグリップがあり引き出す事で握らせる事ができます。



前腕に取り付ける武装なので特にポロリなどはありませんが
肩の関節が結構緩めに感じたので保持できない場合は少し調整が必要になるかも。




ビームサーベルは2本付属していますが
クリアパーツは使われておらずグリップと一体成型です。
ビーム刃は明るいブルーで塗装する必要があります。



続いて変形ギミックの紹介です。
まずは胸部を上に跳ね上げます。



腹部のロックを外しフレームを展開したら



フンドシ部分を胸部まで持っていき接続します。



脚部を後ろ側の向けつま先を伸ばします。



バインダーを前方に向け、頭部の赤いカバーを押し込めば





MA形態の完成。
楔形のシルエットや後方にまとめて配置されたバーニアが特徴的です。



差し替えなしの変形ですが複雑なのは胴体部分ぐらいでサクッと変形させられます。




胴体部分はロックがあり勝手に開いたりする事もなく扱いやすかったです。




もちろんブースターも取付可能。





ブースターを取り付けると全長が倍ぐらい長くなり
かっ飛んでいきそうな後ろ姿も格好良いです。




Mk-IIと並べて大きさ比較。
本体もそれなりに大柄なのですがブースターまで取り付けるとかなりスペースを取ります。





以上HGUC　ギャプラン　レビューでした。
2003年発売のキットという事でさすがに構造は古い部分があり
合わせ目も中央に来る部分が多く、細かい赤や緑はシールもないので塗装が必要となります。
また変形ギミックがあったりする関係で可動範囲もそこまで広くはないです。
ですがブースター含めた変形ギミックは安定していて変形用差し替えパーツもありません。
MS時のプロポーションも良好ですしMA時の後ろにまとめられたバーニアの迫力も格好良いキットでした。

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