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■MG Ex-Sガンダム(2003年発売) レビュー
今月リニューアルされたキットが発売されるMG Ex-S。
こちらは2003年に発売されたもので自分も発売日に買っていたのですが
さすがに経年劣化があり黄変なども酷く、ちょっとリニューアル版と比較するには微妙だったので買い直して組んでみました。
価格は8,640円です。
付属品はビームスマートガン、Gコア、サーベル刃2本と
(右下の3つのパーツは余剰となります。)
ディスプレイスタンドが付属。
こちらはクリアブラック成形で角度は基本的に固定となります。
シール類は擦り付けるタイプのガンダムデカールとマーキングシール
それにウイング部分などの色分けを補うホイルシールが付属します。
Sガンダムに強化パーツを追加した重装型のEx-Sガンダム。
大ボリュームかつ複雑なデザインで巨大なプロペラントタンク&ブースターなども迫力ある姿で立体化されています。
MGでは非常に複雑な変形ギミックが仕込まれていてMS形態からGクルーザーへの変形が可能になっています。
組み立てはスナップフィットですが、細いジョイントアームや関節の一部はビス止めとなっているのでプラスドライバーも必要です。
関節などはポリキャップとABSが使われています。
ディープストライカーでリニューアルされたパーツは当然使われていないので
頭部はやや大きめで肩フレームのスライドギミックなどもありません。
細かいヒンジやジョイントなども多く、組み立て工程も複雑でパーツ量もかなり多めです。
一応自立は可能ですが、何かの拍子で股関節のジョイントが重さに負けて後ろに倒れる事があるのでスタンドを使った方が安全だと思います。
キットの色分けはほぼ再現されていますが肩や腰のウイングの赤は色分けされていないのでシールまたは塗装で補います。
それと肩に接続されたプロペラントタンクの白も一部シールで補う形になります。
頭部アップ。
アンテナは可動ギミックがありますが頬のフィン共々軟質パーツです。
バルカンは塗装が必要ですがほかは色分けされていました。
ヘルメットは左右分割で合わせ目が出ます。
頭部のインコムは外せますがリード線などはありません。
Iフィールドジェネレーターが装着された胸部。
ジェネレーターパーツを外せばコクピットの開閉も出来ます。
テールスタビレーターは可動式。
先端のアンテナは細いので破損注意です。
分割はモナカなので合わせ目あり。
巨大なブースターパックはディテールも多く見ごたえがあります。
一応スイングが可能でバーニア横の偏向プレートも可動します。
バーニア内部にもディテールがあります。
ビームキャノンはそれぞれスイング可能ですが合わせ目もあります。
肩の装甲に接続された巨大なプロペラントタンク。
こちらも軽くスイングできます。
白は一部シールで青いパーツは左右分割で合わせ目あり。
肩は細かい分割でダクトなども別パーツ化されています。
ウイングは根本や中央部分で細かく動きが付けられます。
ただこちらも合わせ目あり。
腕部は合わせ目の出ない分割
手首は一昔前によくあった可動手首です。
腰にはスマートガン接続用のフレームが追加されています。
左右部分にはビームキャノンがあり細かく動かせますがこちらも合わせ目あり。
脚部はきちんと膝の上部分にロール軸があります。
脹脛には推力強化装置が新たに追加されています。
膝のリフレクターインコムユニットは展開可能。
またサーベルホルダーも再現されています。
シャープな形状の足首は裏打ちパーツがあり肉抜きはありません。
可動範囲ですが、複雑な変形ギミックがあるため腰は固定です。
プロペラントタンクが接続されているので腕はあまり横には上がりません。
肘は装甲が引き込むようになっているので深く曲げる事ができます。
肩はほんの少しスイング可能。
脚部は画像ぐらい開きますし接地もまずまず。
ただ膝はあまり曲がらず全体的に可動範囲は狭めです。
本体とは別にGコアファイターも付属しています。
キャノピーはクリアパーツでパイロットなども再現。
ただ機首パーツなどには合わせ目が出ます。
各所のギミックはそのままなので変形も出来ます。
そしてA,Bパーツのコクピットも付属しているので
そちらのパーツを取り付ける事もできます。
腰にはスマートガン用のムーバブルフレームに取り付けできます。
ビームスマートガンは一部モナカで合わせ目が出ますがレドームやフレームが可動。
レドームはディスクの回転も可能ですがレンズはシールで補います。
スマートガンを腰に装着し両手を添えたポーズももちろん可能になっていました。
ディスプレイスタンドは専用のジョイントなので汎用性はありません。
支柱パーツを使えばGコアファイターも一緒に飾る事ができます。
腰のムーバブルフレームは伸縮も可能なので装着したままスマートガンを持てます。
ただ本体の可動が狭いのであまり派手なポーズは取れません。
ビームキャノンは柔軟に動くので正面に向ける事も出来ます。
ビームサーベルはクリアブルー成形。
サイズはMGによくあるサイズの物です。
テールスタビレーターは大きく跳ね上げられます
ムーバブルフレームで接続されているのでスマートガンの保持も問題なしでした。
続いてGクルーザーへの変形ギミック。
一部取り付けたまま変形できるパーツもありますが、やり辛いので説明書通り手足などは一度取り外して変形させた方が楽です。
まずは胸部と腹部を分離させアンテナをたたみます。
胸部パーツを開き上方向に展開させ頭部を収納します。
ブースターのフレームのロックを外しスタビレーターなどの位置を調整。
腰部はウイングの接続フレームを開き、コアブロックのロックピンを展開させておきます。
そうしたら再度胸部パーツと合体。
ブースターパークを腰のフレームに接続して位置を固定します。
後は胸部のIフィールドユニットなどを取り付け腰にスマートガンを接続します。
スタビレーターの先端は伸ばしておきます。
脚部は脛のカウルを足首まで引き出し
膝パーツなどを曲げ
画像のように各パーツを曲げておきます。
太腿のロール軸で180度回転させ胴体パーツに接続。
股関節をスライドさせ太腿のピンを使ってロックします。
腕部は肩のジェネレーターを展開。肘を曲げプロペラントタンクは取り外します。
装甲で腕周りを覆ったら
ジェネレーター部分にプロペラントタンクを被せます。
再度腕を取り付けたら腰のウイングを展開させ
Gクルーザーの完成。
スタンドは支柱の差し込みを変え角度を変更しておきますが角度はこちらの角度で固定となります。
かなり複雑な変形で、細いフレームパーツも多く気を使う所は多いです。
ですがこうしてきっちり変形可能なのは凄いですね。
巨大なブースターやプロペラントタンクの存在感もMGサイズならではです。
変形自体は各所にロックがあるのでこれだけ複雑な変形でも比較的形状は安定していました。
スタンドとMSの接続基部が固定なので少しぐらい捻ったり角度を変えられると良かったかなと思いましたが
これだけ大きくて重いと固定なのはしょうがないのかも。
(支柱の根本を別な所に挿し直せば3段階の角度から選べますが捻ったり微妙な角度を付ける事はできません))
以上MG Ex-Sガンダム レビューでした。
とにかく大ボリュームですが細かいキットでビス止めの箇所も多いため組み立てるのは大変です。
変形もパズルめいていてかなり複雑なのですが、カッチリとGクルーザーへ変形できるのはやはり驚かされます。
2003年のキットなので手首なども古い作りなのですが
腰のフレームでも接続するタイプなので武器の保持は問題ないです。
可動範囲は狭いので派手なポーズは厳しい所もありすが、これだけ複雑な変形をするのでそのあたりはしょうがない所だと思います。
今月発売されるリニューアル版はどのようになっているか今から楽しみです。
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