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30MS 水転写デカール汎用1 レビュー
30MSシリーズに様々な目線やワンポイントとなるマーキングがまとめられた水転写デカールが登場。
価格は660円です。
こちらはバンダイ製のガンダムデカールなどと同じハガキサイズのデカールです。
上段には各種目線デカールやチークのデカール、
下段には各種マークや絆創膏などのデカールが印刷されています。
目線デカールですが基本的にリシェッタ、ティアーシャ、ルルチェの瞳がベースになっているようです。
こちらはリシェッタタイプのデカールで左右目線の他笑顔に加え、より険しい目つきのデカールも3目線分印刷されています。
また目の色も青目と赤目がありました。
ティアーシャタイプも同様に基本となる3つの目線の他、左右のウインク、それに両目閉じ、
さらに険しい目つきの正面目線タイプが印刷されています。
カラーは2種類でグリーンとオレンジでした。
ルルチェタイプ。
基本となる3目線の他やや柔らかな正面目線、そして眉がキリっと上がった3目線がそれぞれ印刷されています。
カラーはブラウンとブルーグレーになっていました。
カラーのガンダムデカールと同じくアップにすると網点が目立つ所はあります。
実際眺める分にはあまり気になりませんが、アップで写真を撮ったりする場合タンポ印刷の方が見栄えは良いと思います。
目線の他はチークのデカールと30MSのロゴなどが印刷された物と
各キャラクターの首元にあるロゴのようなマークも印刷されています。
アルカやファルのマークもありますし一回り小さい物や白黒のマークもあります。
またギャグ系に使えそうな怒った時の血管を再現したマークや汗のマークもありますし
絆創膏のマークもありました。
早速アームパーツ&レッグパーツにあった印刷無しの顔パーツに貼り付けてみようと思いますが
今回は瞳が分割されている訳ではなくモールドもないので
楽に貼り付けられるようにとこのような貼り付け用ジグを作ってみました。
印刷した状態。サポートがちょうどいい角度で使いやすかったのでこのまま使う事に。
フェイスパーツを中央にはめ込めるようになっているのですが
まずはベースとなる印刷済みの顔をセットし
使い方は艦船模型用のメタルリギングというピンとコシのある金属線を目の高さや幅に合わせ上下左右のガイド穴に通します。
片側のラインを一度取り外し印刷なしの顔をセット。
無くても平気でしたが一応マスキングテープでラインを止めておきます。
貼る準備が出来たら大まかに台紙にナイフを入れて剥ぎ取ります。
こうして剥がし取ると素早く水が浸透しますがある程度しっかりナイフを入れないとデカール本体まで破いてしまったりするので
心配な場合は切れ端で試してみるか、剥がさずにそのままハサミやナイフでそのままカットした方が安全です。
後は軽く水にくぐらせたらすぐに引き上げ少し待ちます。
ずっと水に浸しておくとノリが流れてしまうのでさっと浸すだけで十分です。
そのうちピンセットで触ってみるとヌルっとスライドするようになるのでこうなったら貼る準備は完了です。
デカールをしっかり貼り付けるためのマークセッター類。
種類は様々でデカールのりだけのタイプと軟化剤が入ったデカールのりがあり
クレオスのマークセッターも軟化剤が入ったタイプです。
軟化剤があるとデカールが柔らかくなり曲面に追従しやすくなりますが若干破れやすくなります。
より強力にデカールを軟化させるマークソフターという物もあります。
こちらを使えばかなり複雑な面にもデカールをフィットさせる事ができるのですが
油断するとデカールがクシャクシャになったりするのでかなり気を使う必要があります。
今回は特に複雑な面でもないのでタミヤデカールのりの軟化剤入りタイプを使います。
まずは貼り付ける部分に少しだけデカールのりを乗せ
台紙からスライドさせたマークを乗せます。
ピンセットで大まかな位置決めをしたら
湿らせた筆で余計な水分を取ります。
ジグのラインがなければデカールスキージーや綿棒でも良いのですが
ラインがあるので細い筆で水分を取っていきました。
反対側も同様に貼り付け筆で水分を取ってしっかり位置確認。
一度頭部にはめ込み確認したら
熱めのお湯に浸した後水分を適度に取った綿棒やデカールスキージーを軽く押し付けしっかり密着させます。
水に濡らしたウェスなどをレンジで温めて押し付けても良いです。
今度はジグなしで貼ってみます。
まずは顔の中央に細切りのマスキングテープを縦に貼り付けます。
そしてベースとなる顔の眉ラインに合わせるようにマスキングテープを貼り、
眉の両サイドに当たる部分に目印を付けます。
同時に鼻の頂点から横に貼ったマスキングテープの距離も測っておきます。
注意点がありデカールにはわずかに余白があり眉ギリギリのラインに貼るとテープが邪魔になってしまうので
矢印部分のように少し隙間を空けておきます。
そうしたらベースに貼ったマスキングテープを剥がし移植します。
鼻の頂点から5mmの位置に貼り直しデカールをそちらに合わせて貼っていきます。
こちらもしっかり貼り付ける前に髪型と合わせて微調整すると失敗しません。
後は口元をエナメル塗料のレッドとピンクを混ぜた物で軽く塗り
スパースムースクリアーつや消しにLGパールというホワイトパール粉を少し混ぜた物を吹き付けます。
デカールも保護できまししデカールのテカりも消えるのでつや消しは吹いた方が良いと思います。
もしシルバリング(デカールとパーツの間に空気が入り、白く浮き上がっている現象)が出たら
マークソフターなどで修正する事ができます。
詳しい事はこちらの記事の最後の方にあります。
あとはタミヤのウェザリングマスターのピーチで頬骨あたりにチークを軽く入れました。
こちらはデカールを使っていません。
最後の仕上げとしてUVジェルクリアRを瞳に塗ります。
こちらは紫外線で硬化する透明度の高いクリアです。
太陽光でも硬化しますがUVライトがあると便利です。
先をナイフで尖らせた爪楊枝でジェルクリアを薄く塗り拡げていきます。
UVライトを当てて硬化させると美しい艶がでますし硬度もあるのでこちら単体でも手軽にクリアパーツやレンズパーツを作る事ができます。
これで新しいフェイスパーツが出来ました。
こちらは無表情な口元のパーツとウインク目を使って狙撃状態っぽい表情にしてみました。
このデカールはティアーシャ系ですがリシェッタもツリ目タイプなのでほとんど違和感はない印象。
デカールは新品なのもありよく馴染み貼りやすい物でした。
笑顔のような顔パーツ+ルルチェの左目線を使ってみました。
褐色のルルチェを見慣れているので凄く異質な感じがあります。
ルルチェタイプの髪型と合わせて。
フェイスが2つしか無いのでこれしか試せませんでしたがかなりの種類があるのでどれを貼るか迷いますね。
普段見慣れないパターンもデカールなら再現できるのでこれからもこういったデカールは出して欲しいですね。
以上 30MS 水転写デカール汎用1 レビューでした。
今回は多数の目線デカールとワンポイントとなるマーキング、それにチークや絆創膏など使いやすいマークが印刷されています。
タンポ顔のみだと他の目線も欲しいと思う事が多いと思うのでこちらで補えますし
それぞれのキャラのログマークなどはワンポイントとして便利そうです。
アーム&レッグセットの顔パーツは大人しめの表情だったのでそのうち叫び顔や泣き顔が出来るような無地のフェイスパーツも出して欲しいですね。
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