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ハセガワ　メカトロチューブ１号　レビュー

ハセガワのメカトロシリーズで新たにメカトロチューブ１号がキット化されました。
価格は2,750円です。
今まで発売されたメカトロシリーズはポップな箱絵が多かったのですが
今回は昭和を思わせるようなレトロな箱絵になっています。



付属品は女性ドライバー、牽引台車、牽引用ロッド2種がそれぞれ2セット付属します。



ハセガワメカトロシリーズで新たにキット化されたメカトロチューブ1号。
今回もスケールは1/35となっており、今までのメカトロシリーズと同様に2体セットとなっています。
カラーはうすみどりとみどりですが造形は共通となります。
箱絵でもそうでしたが、他のメカトロシリーズと比べると全体的なデザインはもちろん、
ミラーなどの小さいパーツも昭和テイストで、よりレトロさが強調されています。




こちらのキットは1/12、1/20で発売されたガレージキットが元になっているそうです。
1957年に初の純国産ロボットとして誕生したという設定で
長い首も目を引きますし、コクピット部分などがむき出しになっているのも特徴的。




キットはメカトロウィーゴと同じポリキャップが使われています。
シールやデカール類は付属しないものの、マルチカラーキットで大まかな配色は再現されています。
ただ銀の縁取りや各種ライト類など塗装が必要な所もそれなりにあります。





頭部アップ。ライトが目のように感じる愛嬌のあるデザインで
顎の下には大きいライトがあります。
ただ首がかなり長いのが特徴的で他のメカトロシリーズにはないデザインですね。



みどりの方もデザインは共通。
各所にあるロールバーのようなパーツは細いので破損注意です。



胴体はバナナのような緩いカーブのあるデザインで
股間部分にはコクピットがあります。
コクピットは他のロボットと違いカウルに覆われていないオープンタイプのデザインです。



背面には首元に2本のレバーのような突起があり
胸部と腹部はカウルに覆われています。
左右分割なので一部に合わせ目あり。



腕部はウィーゴとくらべるとかなり太めで長さもあります。
こちらも前腕などに合わせ目が出ます。



クロー部分は中央の爪が可動。
簡単なものならつかめるようになっています。



コクピット周りはレトロなデザインです。
ミラーなど細かい部分は塗装が必要になります。



脚部は逆関節になっているのが特徴的。
脛周りのカウルなどには合わせ目が出ます。



内部フレームの造形もありきちんと作り込まれていますが膝は残念ながら固定です。



脚部のフックは可動するようになっています。
足裏は肉抜きもなくCHUBUというモールドも彫られています。




可動範囲ですが首はある程度上下左右にスイング可能。
ただ左右にはあまり振れません。
腕部は肩がBJで肘は90度弱曲がります。
胴体は固定で可動ポイントはありません。



脚部は膝が固定なのですが股関節はなかなか柔軟に動きます。
また接地なども良好でした。



付属のパイロットフィギュアは中部機械製作所の令嬢、中部さくら　が2体付属。
こちらも造形は共通です。
チューブ本体はスナップフィットで組めますが、こちらは接着剤が必要で
成形色も白一色のため全塗装する必要があります。




フィギュアは画像のようにチューブ1号に乗せる事が可能。
シートにピッタリフィットするようになっています。





続いて付属品の牽引台車。
こちらは折りたたむ事でツールボックスに変わります。
また各所には3mm穴があり、3mm軸のパーツを手軽に取り付けられる構造になっていました。




ツールボックス状態にすれば画像のように手に持たせる事が可能。





膝が固定でそこまで大きく動かせる機体ではないのであまり派手なポーズは取れませんが
座りポーズなどは十分可能。
今までのメカトロシリーズにはない異質なプロポーションも魅力です。



ツールボックスを牽引台車にして、付属のロッドパーツで本体に繋ぐ事もできます。



こちらの台車を使えばメカトロウィーゴの牽引風景などが再現可能。
なんとも和みます。



短いロッドを使えば台車同士の連結も可能です。





パーツは共通なので複数買えば好きなだけ連結できるようになっています。




キットはシンプルで特に組みにくい所は無く、各関節もしっかりしていますが
手すりなど細いパーツがあるので組立時に破損させないよう気をつけたほうが良さそうです。




メカトロウィーゴやメカトロチャンクとサイズ比較。
細身ですが身長は一番高いです。



一応ガンプラのHGUCガンダムとこの前紹介した劉備ユニコーンとも。
サイズは10cm弱と手のひらサイズでデスク周りなどちょっとしたスペースにも飾りやすいサイズです。





以上ハセガワ　1/35　メカトロチューブ1号　レビューでした。
今回も他のメカトロシリーズと同様に2体セットとなっていてうすみどりとみどりの2パターンが楽しめます。
初の純国産ロボットという事でウィーゴなどよりさらにレトロなデザインとなっていて
箱絵なども含め昭和を感じさせるデザインになっています。
首が長く、脚も逆関節になっているなどウィーゴやチャンクとは全く異なるプロポーションで
より作業用ロボットに近いような出で立ちも良いです。
牽引台車がありこちらを使えばウィーゴなどとも絡めて遊べるのも楽しい魅力的なキットでした。

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