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HG アトール レビュー
エルガイムやオージと共に一部アップデートされ発売されたアトール。
価格は2,200円です。
付属品はセイバー・フロッガーと
アトールVマクトミンビルド用パーツが付属します。
シールは肩のエンブレムを補う物が付属。
マクトミンビルド用の肩&股間アーマー用シールもあります。
余剰パーツは旧タイプの膝関節と股関節パーツが余ります。
エルガイムやオージと同時にアトールがアップデート版として登場。
こちらも以前発売されたHGアトールをベースとしていますが
股関節や脚部、腰の接続などがアップデートされ、肩のケーブルもビニールチューブからリード線に変更されています。
キットは旧HGのランナーにE1、E2ランナーを追加した内容ですが、
旧HGのAランナーにあったカカトパーツが省かれているため旧HG仕様には組めません。
大部分がHGアトールの流用のためプロポーションなどは変わっていません。
関節のポリキャップはPC123プラスで変わっていませんが、
関節などのランナーがABSからKPSに変更されています。
機体の配色は大部分が再現されているものの
ノズル内部の黒や膝ケーブルの赤色などは塗装が必要。
また肩のエンブレムはシールで補うようになっていてマクトミンビルドとの選択式なのでモールドなどはありあません。
ですが他のHGエルガイムシリーズと同様にほぼイメージ通りの仕上がりになります。
頭部アップ。
縦方向に長くのびた曲面主体の特徴的な頭部。
アイセンサー部分も別パーツで再現されています。
胸部などは特に変わっておらず古いキットがベースですがエッジなどは結構カッチリしています。
背面にはブースターウイングが装着され、横方向に伸びているウイングは回転と若干の角度調整が可能。
センターのウイングは後ろ側に倒す事ができます。
こちらはモナカ分割なので合わせ目あり。
肩アーマーは一部が前後分割で合わせ目あり。
腕部はウインゲルバインダーが接続されています。
ケーブルは柔らかいリード線で手首は平手が付属。
腰部アーマーはポリキャップ接続で可動します。
股関節は新造されBJになりました。
新造された股関節パーツ。
新たに軸関節が追加され大腿部と股関節を繋ぐブロックが回転可能になっています。
脚部ですがビニールチューブを使わなくなったためか膝関節のパーツが変更されています。
最初の写真がアップデートVer、次に旧HGの膝関節パーツです。
新しい膝関節はディテールが若干変わりました。
また膝のケーブルもまとめて造形されています。
そのためケーブルを赤色で塗装する必要があります。
装甲などは特に変わっていませんが
カカトのパーツも新造されBJになり独立して動くようになりました。
脚部の装甲は合わせ目あり。
可動範囲など。
肩関節はそのままでアップデートされていないため跳ね上げたりする事はできません。
なので改良されたエルガイムと比べると少し窮屈な感じも。
ただ腰の接続がBJになり自由度が増しました。肘は90度弱ほどです。
下半身ですがこちらは比較的柔軟で膝も良く曲がります。
旧仕様の股関節と比較してみます。こちらも左側(最初の写真)がアップデートVerです。
開脚はさほど変わった印象はありませんが
回転軸が追加された事で脚がスムーズに上がるようになっています。
旧仕様は脚を上げようとするとガニ股のようになってしまったのでこれは良い改良点ですね。
武器はパワーランチャーもあるウインゲルバインダーが両手に装備されています。
エルガイムとオージはスタンドジョイントがありましたが残念ながらこちらは付属せず。
なのでクリップやコの字型のジョイントを使う必要があります。
両腕のウインゲルバインダーですが、
肩にリード線が繋がっている関係で腕の可動にやや影響します。
リード線は柔らかいのですが、それでも腕を大きく上げるとリード線のテンションに肩の回転軸が負けて
垂れ下がってきてしまいます。
なので自分は瞬着で多少きつく調整しました。
それと多少個体差もあると思うのですが、動かしていると股関節のパーツが上の写真のようにバラけやすいです。
何回かバラけると抜け癖が付いてきて扱い辛いので、問題ないなら接着した方がストレスが無いと思います。
手持ち武器のセイバー・フロッガーはグリップが右手と一体化しています。
刀身はクリアパーツなのですがグリップの一部もクリアパーツになっているので塗装が必要。
キットの物はまっすぐ伸びていますが素材はガンプラのサーベルなどと同じなので曲げる事もできます。
ただちょっと短く感じますね。
続いてアトールVマクトミンビルドへの換装ギミックです。
キットには画像のパーツが付属しているので交換していきます。
まずは頭部のアイセンサーをスリットの入ったものに交換。
両腕のウインゲルバインダーを外し、左手にはバッシュのバインダーを装着。
右腕のターレットにはフタパーツを取り付け。
股間のアーマーは唇のモールドが彫られたアーマーと交換します。
背面のブースターウイングはジョイント穴があるバックパックに交換。
そしてつま先を長く反り上がったパーツに交換します。
後は旧キットのパーツを取り付けます。
必要なのはオージェのラウンドバインダー、アシュラテンプルのサーカスバインダー、
そしてグルーンのロングスピアです。
こちらはバッシュ、オージェ、アシュラテンプル、グルーンがまとめて発売されたA級ヘビーメタルセットの物を使っています。
これでアトールV マクトミンビルドの完成です。
各パーツはほぼ差し込むだけなので換装は手軽です。
ただ頭部のみ分解が必要でアイセンサーのパーツが小さいので紛失には要注意です。
旧キットのパーツはさすがに細かい塗り分けが必要ですが
ラウンドバインダーや背面のサーカスバインダーは存在感があります。
ただ旧キットのパーツはスナップフィットではないので組み立てには接着剤が必要です。
ラウンドバインダーは肩のジョイントをそのまま使うためきちんと前方に向けられます。
サーカスバインダーも基部や中間部分で可動します。
グルーンのロングスピアですが、アトールには持ち手が付属せずきちんと持たせる事はできません。
軽く支える程度ですぐ落ちてしまうので新規で持ち手が欲しかったですね。
エルガイムのバスターランチャーをもたせてみました。
ただこちらも持ち手がなく、持たせるというよりは平手に引っ掛けるだけなので簡単に落ちてしまいます。
キット付属のトライフロッガーはノーマル版のグリップを流用します。
刃の長さもノーマル版と同じでした。
最後に当時に発売されたエルガイムやオージと並べてサイズ比較。
本体のサイズはオージ並で結構ボリュームあります。
以上HG アトール レビューでした。
エルガイムやオージと同様に旧HGにランナーを追加して一部アップデートしたキットとなります。
アップデートされた股関節などはなかなか効果的でよりポーズが付けやすくなっています。
ただ個体差もあると思うのですが肩のケーブルや股関節パーツのバラけやすさなどがちょっと気になるので
そのあたりは少し調整した方が扱いやすくなりそうです。
旧キットのバインダーなどが必要にはなりますが、アトールVマクトミンビルドへの換装ギミックなども残されていて
そちらのパーツがあればさらに遊べるようになりますが
どうしても武器の保持に困る所があるのでできれば新規ランナーに持ち手パーツを付けてくれると嬉しかったですね。
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