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HG フォビドゥンガンダム　レビュー

以前カラミティやレイダーを紹介しましたが最近再販された時に買っておいたフォビドゥンも組んでみました。
価格は1,650円です。
ベースとなった物は2003年に発売されましたが
こちらは2012年に発売されたリマスター版となっています。

付属品はニーズヘグとスタンドジョイントのみ。

シール類ですがセンサー類やゲシュマイディッヒパンツァーの色分けを補うホイルシールと
リマスター版で追加されたマーキングシールが付属します。

カラミティやレイダーと共に登場するフォビドゥン。
本体自体は他の2機と比べると大人しめな印象ですが
背面には特徴的な甲羅のような飛行ユニットが装着され
そちらにエネルギー偏向装甲　ゲシュマイディッヒパンツァーや
細長いレールガンのエクツァーンが装着されています。

キットは2003年に発売されたHGがベースとなっていますがリマスター版という事で
関節がメタリックカラーに変更されています。
プロポーションは古いキットなのでさすがにスマートな新しめのHGCEと並べると若干違和感はあると思います。
また背面ユニットもちょっと小さく感じる所があります。
使われているポリキャップはPC123+。
関節など一部のパーツにはABSが使われていました。

背負いものなしの状態。
機体の配色は大体再現されていますが足りない所もそれなりにあり
腰や膝などのダクト、ゲシュマイディッヒパンツァーの細かい色分けなどはシールでも補えず
塗装が必要になります。

頭部アップ。
カラミティやレイダーと比べるとプレーンなガンダム風の顔になっています。
イーゲルシュテルンや頬ダクトなどは塗装が必要です。
またヘルメットは前後分割で合わせ目あり。

胸部は胸ダクトなどが別パーツ化されています。
強襲形態への変形ギミックがあるため胸ブロックは回転可能。

背面は巨大な飛行ユニットを取り付けるためスッキリとした形状。
スラスター内部は特に色分けされていません。

肩アーマーはサイドのスラスターが別パーツ化されていますが合わせ目あり。

腕部は前腕に115mm機関砲アルムフォイヤーが内蔵されていますが色分けはされていません。
また前腕にも合わせ目が出ます。

腰部はフンドシ部分やサイドアーマーなどのダクトを細かく塗り分ける必要があります。
アーマー裏は特に裏打ちなどは無し。
股関節は昔のキットなのでシンプルなBJです。

脚部は左右分割のパーツが多く合わせ目がそれなりに目立ちます。
また膝やアンクルアーマーのダクトなどもグレーやホワイト、ブラックなどで塗装が必要になります。

足首はしっかりとした蓋パーツがあり肉抜きはありません。
ただ足の甲はグレーなのでこのあたりも塗装が必要です。

背面の飛行ユニット。
大きなバーニアや個性的な武装が装着されています。

ゲシュマイディッヒパンツァーは可動式のアームで繋がれていてシールド基部でのみ回転が可能。
赤の一部はシールで補えますが裏面の赤やグレー、クロー部分のホワイトなどは塗装が必要です。

誘導プラズマ砲フレスベルグの砲口周りも塗装が必要。
また合わせ目がディテール部分を横切るため処理はちょっと面倒かも。
88mmレールガン　エクツァーンはポリキャップで回転可能。
砲口も再現されていますがやはり塗装が必要ですし砲身が開くようなギミックはありません。

可動範囲など。
さすがに最新キットと比べると可動範囲は新婦で
腰や肩は回転のみとなりスイングは出来ません。
肘も90度ほどです。

下半身は股関節がBJなものの、それなりに開けますし接地も良好。
こちらは意外と柔軟です。

武器を装備させて。
手持ち武装は重刎首鎌ニーズヘグのみとなります。

リマスター版は腰部分に挟み込むスタンドジョイントが付属。
こちらを使う事で3mm軸のスタンドが使えるようになります。

ニーズヘグはフレームと同じくメタリックの成形色。
ただ単色のため刃や刃基部、パイプなど細かい塗り分けが必要となります。
それとグリップが細めで手首の中でクルクルと回転するため手を入れないと片手持ちには向きません。
両手持ちでも手首内部に引っ掛けるようにして固定しないとクルンと回転しやすいです。

背面の飛行ユニットと同じくこちらも若干小さめな印象。
ただ両手持ちするぐらいの長さは十分あります。

アルムフォイヤーはドリルで開口したりすると見栄えが良くなりそうです。

エクツァーンを回転させ、飛行ユニットを頭に被せるように移動。
ゲシュマイディッヒ・パンツァーの位置を調整する事で

強襲形態になります。
一気に異形さが際立つシルエットに変化しますね。

ゲシュマイディッヒ・パンツァーはアームで繋がれているため細かい角度調整が可能。
エクツァーンもポリキャップ接続なので展開はスムーズです。

ただ頭部にすっぽり被せるような構造なのでアンテナをシャープ化したりする方は一応被せる時破損に気をつけたほうが良いかも。

HGCEフリーダムとサイズ比較。
HGCE系のキットとはやはりプロポーションバランスなどがだいぶ異なります。

HGカラミティやHGレイダーと並べて。
こちらなら同時期のキットだけあり統一感はあります。

カラミティやレイダーはフルメカニクス化されたのでおそらくフォビドゥンも出ると思いますが
どんなアレンジになるか楽しみです。

以上HG フォビドゥンガンダム　レビューでした。
今回はリマスター版なので一部成形色が変えられマーキングシールやスタンドジョイントが追加されていますが
本体の作りは特に変わっていません。
そのためさすがに他の2機同様古さを感じる所があり武装類もやや小さめに感じますが
作り自体はしっかりしていてポロリなどもなく快適に遊べますし
強襲形態へのモードチェンジやゲシュマイディッヒパンツァーなどは差し替え無しで可動するためなかなか楽しいキットになっていました。

(プレミアムバンダイ)