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HG エルガイム Mk-II レビュー
![](hg_lgaimmk2001.jpg)
最近アップデートされたHGエルガイムシリーズに合わせ、完全新規キットとしてHGエルガイムMk-IIが発売されました。
価格は3,850円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
ですがパッケージや説明書はカラーで機体説明などもあり、一般販売品と変わらない物になっていました。
![](hg_lgaimmk2008.jpg)
付属品はパワーランチャー、バスターランチャー、破損時再現用頭部パーツ、エルガイム懸架用ジョイント、
セイバー持ち手左右分、バスターランチャー右持ち手、エルガイム懸架時用グリップ、
ケーブル4本、それにセイバー刃2本が付属します。
![](hg_lgaimmk2004.jpg)
シール類はリアアーマーのウイングのホワイトや、機首周りのメタリックグリーン、
頭部や背面のオレンジを補うホイルシールが付属します。
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HGエルガイムシリーズに完全新規のエルガイムMk-IIが登場。
少し前に紹介したエルガイムなどは昔発売されたHGを一部アップデートされた物でしたが
こちらは完全新規という事もあり、関節構造なども一新されプロポーションと可動を両立した作りになっています。
また目立つ頭部にはクリアパーツも使われ、特徴的で複雑な脚部なども細かく作られています。
![](hg_lgaimmk2011.jpg)
![](hg_lgaimmk2013.jpg)
関節周りはKPSとポリキャップが併用され、使われているポリキャップはPC002です。
可動部も多いのですが、股関節や大腿部の関節は結構細かい作りなので動かす時はちょっと気を使ったほうが良さそうです。
機体の配色ですがHGなので一部シールで補う所はあるものの、再現度は高め。
腰のウイングやバックパックの一部の配色はシールですが十分な色分けされていると思います。
![](hg_lgaimmk2021.jpg)
![](hg_lgaimmk2022.jpg)
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頭部アップ。
額などにはクリアパーツが使われ、シルエットが浮き出る作りになっています。
眉間のオレンジはシールで再現可能。
これは個体差だと思いますし、肉眼だとあまり気になりませんがクリアパーツには気泡がありました。
首周りのコードはプラパーツでまとめて成形されR3よりだいぶ組みやすいです。
![](hg_lgaimmk2029.jpg)
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ヘルメット前面とマスクパーツを交換する事で破損状態の頭部も組めます。
額の破損部分で凹んでいる所はシールで補えるようになっています。
ただこのマスクパーツやクリアパーツはかなり小さく、
自分は交換時間違って弾き飛ばしてしまい探し回る羽目になったので紛失には気を使ったほうが良さそうです。
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目部分は画像のようにパーツ分割で再現。首のケーブル類はプラなので塗装もしやすいと思います。
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胴体ブロックはモールドもシャープに再現。
肩の接続はポリキャップですが関節の色に合わせられています。
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左右のモールドの違いも再現されていますが前後分割で合わせ目は出ます。
![](hg_lgaimmk2039.jpg)
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バックパックはスラスター周りのオレンジや機首周りのグリーンが省略されていますがシールあり。
機首部分は単色なのでグリーン部分はシールで再現します。
分割は前後分割で合わせ目あり。
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ノズル周りはフィン状のディテールが細かく刻まれています。
![](hg_lgaimmk2032.jpg)
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肩アーマーはフックが差し替え式で固定です。
サイドの装甲は跳ね上げる事ができるので腕の可動の邪魔にはなりません。
![](hg_lgaimmk2033.jpg)
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腕部ですが前腕にセイバーグリップが収納されています。
前腕はディテール化されている所も多いですが一部合わせ目あり。
![](hg_lgaimmk2035.jpg)
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腕部は上腕の他、前腕にもロール軸あり。
また上腕の装甲自体も回転可能でバインダーの位置も細かく調整できます。
![](hg_lgaimmk2037.jpg)
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腰部は装甲が可動します。
リアのウイングはオレンジ単色で塗装またはシールで白色を補う必要があります。
![](hg_lgaimmk2005.jpg)
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脚部ですが簡単な作りではありますがムーバルフレームが再現され
フレームに装甲を取り付けていく形になっています。
![](hg_lgaimmk2045.jpg)
![](hg_lgaimmk2044.jpg)
![](hg_lgaimmk2046.jpg)
股関節や膝はかなり複雑な構造でちょっと動かす時に気を使います。
膝周りは3重関節で股関節部分は回転の他スイングもできる凝った構造です。
膝アーマー裏側はちょっとスカスカした感じなのでフタをしたり埋めたりすると良いかも。
また大腿部の装甲などは段落ちモールド化されていました。
![](hg_lgaimmk2049.jpg)
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![](hg_lgaimmk2051.jpg)
膝裏の赤いケーブルはTPE素材で軟質パーツ。
R3だと軟質パーツが多かったですがHGではこのケーブルのみです。
足裏は肉抜きはありませんが合わせ目が出ますが
つま先はロール可能でカカトのパーツもそれぞれ可動します。
![](hg_lgaimmk2052.jpg)
![](hg_lgaimmk2053.jpg)
バインダーは3mm軸接続で開閉ギミックなどはなし。
ソーラーパネルも普通のプラパーツです。
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もちろん「く」の字に曲げる事ができます。
![](hg_lgaimmk2055.jpg)
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可動範囲など。
最新のキットかつ凝った関節構造なので全身柔軟に動きます。
首のスイング幅も大きめですし肘や肩の可動も十分。
腰はBJで回転やスイングが可能です。
![](hg_lgaimmk2058.jpg)
![](hg_lgaimmk2059.jpg)
脚部も大きく開脚可能で膝も深く曲がります。
足首はさほど左右に動きませんが、
つま先をロールさせカカトを調整する事で接地しているように見せる事はできます。
![](hg_lgaimmk2067.jpg)
バスターランチャーを携えて。
持ち手だけではなく平手もきちんとあるのは良いですね。
![](hg_lgaimmk2060.jpg)
![](hg_lgaimmk2061.jpg)
![](hg_lgaimmk2068.jpg)
続いて付属武器の紹介です。
こちらはパワーランチャー。
ケーブルはビニールチューブせ再現されています。
砲身はモナカ分割で合わせ目が目立ちます。
![](hg_lgaimmk2069.jpg)
ケーブルはテンションがそれなりにあり、ピンと張った感じになるので垂れ下がった形にするのは難しいです。
![](hg_lgaimmk2070.jpg)
![](hg_lgaimmk2071.jpg)
接続自体はしっかりしていてポロリはありません。
もちろん左手にも装備可能です。
スタンドは3mm軸の物が使用可能。
![](hg_lgaimmk2072.jpg)
![](hg_lgaimmk2073.jpg)
セイバーは手首のグリップをそのまま持たせる事ができます。
持ち手は左右分ありしっかり握れます。
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バインダーは上腕が回転可能なので細かい位置調整が可能。
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セイバー刃はガンプラに良く使われるSB-13です。
ランサーは付属しません。
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![](hg_lgaimmk2063.jpg)
続いてバスターランチャーですが、こちらはエルガイムでリニューアルされた物が流用されています。
なので色分けなどもしっかりしていて赤部分なども色分けされています。
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もちろんバイポッドは差し替え無しで可動。
ただモナカなのでこちらも合わせ目は目立ちます。
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こちらも右手は専用の持ち手が付属。
ケーブルはパワーランチャーと共通です。
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![](hg_lgaimmk2081.jpg)
平手もあるので問題なく構えられます。
肩周りなども良く動くので思った以上に構えやすいです。
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多少個体差もあると思うのですが、首を動かしていたりするとマスクパーツがポロっと落ちる事があります。
非常に小さいパーツで紛失が怖いため自分はピンを太くして抜けにくくしました。
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続いてランドブースター プローラーへの変形ギミックです。
変形自体はシンプルでまずは腕の位置を調整し肩を後ろ側にスイングさせ、フロントアーマーを動かします。
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あとはつま先を伸ばし、膝を画像のように曲げます。
この部分ですがR3とは違い、ROBOT魂と同じ曲げ方になっています。
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R3は画像のように太ももが反対を向きます。
![](hg_lgaimmk2089.jpg)
後はヒンジで接続されている機首を伸ばし頭部と合わせます。
そして腰のウイングを立て
![](hg_lgaimmk2090.jpg)
![](hg_lgaimmk2091.jpg)
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左右にバスターランチャーかバインダーを取り付けてランドブースター プローラーの完成です。
写真では見やすいように変形時一部パーツを外していますが外さなくても変形可能です。
シンプルな変形なので無理なくまとまっています。
![](hg_lgaimmk2094.jpg)
![](hg_lgaimmk2093.jpg)
各所にロックなどは無いですが変形はスムーズです。
スタンドもそのまま使う事ができます。
![](hg_lgaimmk2095.jpg)
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自分の物は腰のBJが緩めでちょっと抜けやすかったので少しきつくしました。
それ以外はロックがなくてもしっかり形状を保持してくれます。
![](hg_lgaimmk2097.jpg)
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もちろんバスターランチャーの代わりにバインダーを取り付ける事もできます。
![](hg_lgaimmk2114.jpg)
特に固定されていないので腕を出してセイバーを持ったりする所も再現可能です。
![](hg_lgaimmk2099.jpg)
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続いて別売のHGエルガイムを懸架するギミックです。
まずは胸部装甲にジョイントパーツを挟み込むようにして取り付け、肩は展開した状態のフックパーツに交換します。
後は膝のフックも展開させます。
![](hg_lgaimmk2102.jpg)
![](hg_lgaimmk2108.jpg)
後はHGエルガイムを取り付けるだけです。
胸のジョイントはエルガイムの背面に接続。
脚のフックでエルガイムの脹脛を固定し、HGエルガイムに付属する手首を肩のフックに通します。
![](hg_lgaimmk2104.jpg)
![](hg_lgaimmk2103.jpg)
背中と脚部を固定するためエルガイムの脚が垂れ下がったりする事はありません。
差し替えの手間はありますが、こうしてカッチリ固定出来るのは良いですね。
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また胸のジョイントを長い物に交換すれば
![](hg_lgaimmk2110.jpg)
![](hg_lgaimmk2111.jpg)
ぶら下がった状態にもする事ができます。
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こちらは接続ジョイントが目立つものの、
背面のジョイントでエルガイムを固定するためポロリなどはせずしっかり固定可能です。
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![](hg_lgaimmk2076.jpg)
HGオージと身長はオージより高いです。
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![](hg_lgaimmk2066.jpg)
HGエルガイムやHGUCガンダムとサイズ比較。
HGで1/144ですが結構大きいキットです。
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最後にR3版と。
![](hg_lgaimmk2117.jpg)
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![](hg_lgaimmk2116.jpg)
画像サイズを合わせて。
左側がHG、右がR3版となります。
成形色のライトグレーは結構色味が違っていました。
HG版は胸の中央がグっと持ち上がっているような印象です。
![](hg_lgaimmk2115.jpg)
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![](hg_lgaimmk2007.jpg)
以上HG エルガイムMk-II レビューでした。
少し前に紹介したエルガイム等と違い、今回は完全新規のキットとなっています。
そのため関節構造なども最新フォーマットかつ複雑な構造でちょっと繊細な所はあるもののポーズの自由度は高く柔軟に動きます。
パーツ分割もなかなか細かく、頭部にはしっかりクリアパーツが使われ、目部分なども色分けされています。
長いバスターランチャーなどもしっかり構える事が可能でエルガイムの懸架&変形ギミックもスムーズでしたし、
R3と違い、軟質パーツの使用も最小限なので塗装したい方も楽そうです。
ただ自分の物はマスクパーツや腹部BJが外れやすかったのでそのあたりは少し調整した方が良いかもしれません。
全体的に出来の良いキットでしたし、これを続いて他のHMもHG化していって欲しいですね。
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HG エルガイム
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