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HG レイダーガンダム レビュー



先週紹介したHGカラミティに合わせ、HGレイダーガンダムも組んでみました。
価格は1,650円でこちらもHDリマスター版となります。



付属品は2連装52ミリ超高初速防盾砲、破砕球(ミョルニル)、そして変形時の差し替えパーツのみです。



シール類は翼やトサカ、肩部分の赤色を補うホイルシールと
HDリマスター版で追加されたマーキングシールが付属します。



先週紹介したカラミティと同様に2003年に発売されたHGをベースに
成形色を変更、マーキングシールを追加したHDリマスター版のHGレイダー。
こちらは2012年発売のキットとなります。



当時のHGがベースのため構造はさすがに古く、使われているポリキャップはPC-123プラス。
アームなどの一部にはABSが使われています。
プロポーションもHGCEのようなスマートさはあまりなく、
流石に今のキットと比べると野暮ったい所もあります。



関節などの成形色には派手めのメタリックシルバーが使われています。
機体の色分けですが一応それなりに色分けされてはいますが
ウイングや肩の赤色など抜けている所も多くそれらはシールでの再現となります。
それとバーニア内部やツォーンの砲口など細かい所は塗装が必要です。




頭部アップ。マスク部分に100ミリエネルギー砲(ツォーン)が内蔵されています。
ツインアイの他はシールでの再現となり
トサカ部分の赤色も足りませんがこちらもシールで補う事ができます。
ヘルメットは前後分割で合わせ目あり。



胸部はしっかり色分けされていて胸ダクトのイエローなども再現されています。



バックパック部分は大きいバーニアが別パーツ。
こちらは内部や基部の塗り分けが必要です。
また垂直尾翼のような部分はフチが赤色なのですがシールがないためこちらも塗装が必要です。




巨大なウイングは基部で前後にスイング、一部を引き伸ばして広げる事もできます。
こちらもフチの赤色は再現されていませんがシールあり。
翼部分はモナカなので合わせ目は出ます。
それとメタリックの関節パーツはウェルドラインが結構目立ちます。



長さのある肩アーマー。
左肩のみ防盾砲を取り付ける関係でポリキャップが内蔵されています。
前後面の盛り上がった部分は赤色ですが前側のみシールで補えます。
分割はでんご分割で合わせ目あり。



腕部もシンプルな作りで正面に合わせ目が出ます。




腰部のサイドアーマーにアームがあり先端には短距離プラズマ砲(アフラマズダ)が装着されています。
MS形態時には後ろ側にセットしておきます。
股関節はBJでアーマー裏も特に裏打ちなどはなし。
スタンドに対応する穴もありますが、昨今主流の3mmタイプではなく長方形の物です。



脚部は太腿がコンパクトな形状で膝ブロックが大きいのが特徴的。
バーニア類は別パーツですがやはり塗り分けは必要です。
こちらもシンプルな分割で中央に合わせ目が出ます。



足裏は肉抜きがなくつま先も可動します。



可動範囲ですが古いキットのためさすがに狭く感じる所が多いです。
肘は90度ほどで肩軸は回転のみでスイングが不可。
腰も回転のみですし背面のパーツが結構邪魔になります。



脚部も股関節はBJのためあまり脚を開く事はできません。
ただ膝は十分曲がりますし、
つま先部分が多少ロールできるので接地しているように見せやすい作りです。



武器を装備させて。








2連装52ミリ超高初速防盾砲は
グリップ部分を回転させる事により手持ち用のグリップと前腕に取り付ける3mm軸が選択可能。
合わせ目の目立たない作りで砲口は別パーツ化されています。




もちろん手首に持たせる事も可能。
ただ手首とグリップがぴったりとは合わず、ちょっとグラつく感じはあります。



ウイングを動かして多少動きを付けられますが
肩軸のスイングが出来ず胸を張ったり
肩を跳ね上げたりする事が出来ないので少し動かし辛く感じる所はあります。





破砕球ミョルニルのワイヤーはリード線で再現されています。
分割線がスパイク部分も通るので合わせ目も出ますし、
変形時に取り付けるピンの収納なども出来ません。




リード線である程度動きは付けられますが
さすがにリード線のみでの保持は不可能でスタンドなどで支える必要があります。



続いてMA形態への変形ギミック。
まずは肩を下げウイングを引き伸ばします。



後ろ側に折りたたまれていたクローを前方に展開。
膝部分をクランク状に曲げます。



後は各種武装を本体に取付け、肩に展開時の76ミリ機関砲M2M3のパーツを装着するだけです。





これでMA形態の完成です。
鳥類をイメージさせる姿に変形しますが変形自体はシンプルで
差し替え部分は肩の機関砲のみ。
巨大な黒が印象的です。




特にロックなどはないのですが、
寝そべり変形でシンプルな形なので特にパーツのポロリなどはありません。
防盾砲は左腕に、ミョルニルは股間部分に装着します。




機首部分に内蔵された80ミリ機関砲M417は差し替え無しで展開可能。
砲身も上下に多少スイングできます。



アームのクローも複数に可動ポイントがあり閉じる事が可能。
アフラマズダの砲身も前方に向ける事ができます。




HGカラミティを乗せてみました。




さすがにスペース的に無理があり、乗せるのは結構大変ですし
何か支えなどがないとちょっとした衝撃でずり落ちます。
ただやはり乗せて飾るのは楽しいですね。





HGCEストライクHGカラミティとサイズ比較。
脚の長さはカラミティと同程度です。




以上HGレイダーガンダム レビューでした。
HDリマスター版ですが当時のHGと作りは変わっていません。
変形ギミックがありMA形態も再現可能なキットで、
ミョルニルやクローなど面白い武装も多く遊べるキットになっています。
ただカどうしても作りが古い所はあり、
カラミティは砲撃機体で上半身のボリュームがあるプロポーションでもあまり気になりませんでしたが
レイダーだと野暮ったさを感じる所はどうしてもあります。
カラミティと同様にそのうちHGCEでリメイクして欲しいですね。

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