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HGUC アイザック レビュー



HGUCでキット化されているアイザック。
初版は2009年に発売されたキットですが、最近再販されたので組んでみました。
価格は1,760円です。



付属品はザクマシンガン改、シールド、右銃持ち手のみです。



シール類はモノアイ部分とレドームの赤ライン、バックパックの青部分を補うホイルシールが付属。



余剰パーツはノーマルハイザックのパーツが余ります。



機動戦士ガンダムZZからキット化されたアイザック。
ハイザックを偵察用に改造し電子戦に特化させたという機体です。
そのため各所にはアンテナが追加され頭部は巨大なレドームになっているのが特徴的です。



機体は青の部隊の機体という事でブルー系のカラーリングにまとめられています。
キットのベースはHGUCハイザックで使われているポリキャップはPC-123プラス。
元のハイザックが2000年発売というかなり古めのHGUCなため可動などは非常にシンプルな構造です。



キットの配色ですが大まかには再現されているものの、
レドームのラインやバックパックのディスクアンテナ中央はシールでの再現。
他にも手首周りやバーニア内部など細かく塗装で補わないといけない所があります。






頭部アップ。
頭部は後頭部が巨大なレドームになっていて機体の大きな特徴になっています。
また頭頂部のアンテナもアクティブレーザーセンサーなどが追加されハイザックとは大きく違う形状になっていました。
モノアイは顎下のレバーで回転可能。
シールでの再現となっていてモールドなどはありません。
レドームの分割は上下分割で側面に合わせ目が出ます。




レドーム部分ですが首の他、バックパック部分でも支えるようになっています。
そのため重さに負ける事はありません。
また可動のためのスリットも入っています。
レドーム裏のモノアイスリットモールドはシールなどがないため塗装が必要です。



濃いブルーのディスクユニットは回転可能です。



胸部アップ。
細部はノーマルハイザックと比較していきます。
胸部は特に変更点はなくカラーが違うのみです。



バックパックの一部は流用ですがかなり別物の形状になっており
データポッドや通信用ディスクアンテナ、プロペラントタンクなどが追加されています。



ディスクアンテナのブルーはシールがありますが、バーニアなどは塗装が必要。
バーニアカバーやタンクはスイングや回転が可能です。
バックパック接続部は最近のキットのような汎用性はありません。




腕部ですが肩アーマーが変化していてスパイクのない物に変わっています。
腕自体は共通なので合わせ目が結構目立つ部分がありました。
また手首パーツはライトブルーになっていますが手甲以外はグレーなので塗装が必要です。



右肩はシールドではなく肩アーマーになり左右対称のデザインになりました。




腰部ですがフンドシ部分が変化していてグランドセンサーアンテナが追加されています。
それ以外の形状はそのままです。



股関節はシンプルなBJでアーマー裏のディテールなどはなし。
また最近のキットと違いフロントアーマーは左右切り離しに対応した形状ではなく
ただの棒軸でつながっているため中央でカットする場合なにかストッパーを作るなどの加工が必要だと思います。




脚部アップ。脚部はただの色違いです。
スネなどには合わせ目がありますが脚部スラスターなども再現されています。
ただスラスター部分は他と同じく塗装が必要です。



足裏は肉抜きがなく見栄え良好。





ノーマルハイザックと比較。
やはり巨大なレドームとなった頭部のインパクトは抜群です。




可動範囲など。
基本的にハイザックの構造が引き継がれていますが
頭部がバックパックとつながるような形状のためスイングはできず回転も制限されます。
ただ肩は若干上げやすくなった印象。
とは言え肩軸はスイングなどがないシンプルな棒軸で腰も回転のみでスイングはできないためあまり動きません。




下半身も同様で股関節がBJで膝は80度ほど。
昔のHGUCがベースなのでどうしてもあまり動かない所はあります。




巨大なレドームがあるため後ろ姿が印象的な機体ですね。



一応スタンドには対応しているものの、昨今主流の3mm軸ではなく長方形のジョイントに対応。
画像はHGUCアッシマー付属のスタンドです。



武器を装備させて。
武器はザクマシンガン改とシールドが付属します。




ザクマシンガン改はハイザックと変わりなし。
シンプルなモナカ分割で合わせ目が出ますがフォアグリップは可動します。




右手のみ銃持ち手があります。
アイザック付属のものはライトブルーになってしまっていますが
本来はグレーなので全塗装が必要です。




肩スイングがないためどうしても窮屈ですが一応両手持ちも可能。





シールドも流用で特に造形的な違いはありません。
十字部分のイエローは塗装が必要です。



ZガンダムVerのベースジャバーがあれば良かったのですが無いので
そのうち再販されたら組み合わせてみたいですね。



ハイザックに追加ランナーという形のため一応ノーマルハイザックも組めます。




最後にHGUCガンダムMk-IIやZZガンダムとサイズ比較。
身長はさほど高くありませんがレドームがあるので結構ボリュームあります。




以上HGUC アイザック レビューでした。
HGUCハイザックがベースになっているため大部分はそちらの流用となっています。
さすがにベースが2000年発売という事もあり合わせ目が目立ったり
関節構造もシンプルで派手なポーズは厳しかったりしますが
やはりこの巨大な頭部のレドームや各所に増設されたアンテナはインパクト抜群ですし
通常の機体にはない異形のシルエットが組んでいて面白いキットでした。

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