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HGUC ギラドーガ(レズン・シュナイダー専用機)　レビュー

HGUC逆襲のシャアシリーズで2009年にキット化されたギラ・ドーガ（レズン・シュナイダー専用機）。
再販された時買っておいた物を組んでみました。
価格は1,980円です。

付属品はビームマシンガン、シールド、右銃持ち手、
ビーム・ソード・アックス（収納時＆展開時）、そしてエフェクト3種が付属。
画像右下に写っているのは余剰パーツとなるアンテナ無しヘルメットパーツです。

シール類はシールドのネオジオンマークとモノアイを補うホイルシールが付属。

HGUCでキット化されているギラ・ドーガの一部パーツを変更、
カラーを専用のブルーにしたギラ・ドーガ（レズン・シュナイダー専用機）。
ベースは通常のギラ・ドーガとほぼ変わらりませんがアンテナのある頭部と
深いブルーのカラーリングが印象的です。

逆襲のシャア自体のMSという事もあり1/144ですがなかなかのボリュームです。
ほぼ流用のため機体の作りも通常のギラ・ドーガと変わっておらず使われているポリキャップはPC132AB。
また関節の一部にはABSも使われています。
ただノーマルギラ・ドーガにあった左の持ち手兼握り手は付属せず
レズン機はその代わりに左手が平手という形になっています。

キットのカラーリングは大体再現されていますが、
脚部の脛や膝にある動力パイプのイエローやバーニア内部のレッドなどはシールもないので塗装が必要となります。

頭部アップ。レズン機なのでアンテナがあります。
モノアイはシールでの再現ですがモールド自体はありますし
モノアイレールのモールドもあり小さいながらも精密な印象。
また合わせ目のでない分割になっています。

モノアイは左右スイングが可能。
また余剰扱いのノーマルヘルメットパーツを使う事でアンテナ無しの頭部としても組めます。

胴体のアップ。
横幅がありボリュームのある形状でパイプなども別パーツ化されています。
またリアアーマーにはビーム・ソード・アックスのグリップを収納可能。

バックパックは一部に合わせ目が出ますがバーニアは全て別パーツで内部も細かく造形されています。
接続部分は2穴タイプですが、昨今主流の3mm軸ではなく一回り太いので手軽な流用は出来ず加工が必要となります。

右肩には小ぶりなシールが装着。
BJ接続で裏面にもディテールが入っています。

左肩にはスパイクアーマーが装着されています。
スパイクは内側の2本が別パーツ化されていますがアーマーの分割は前後分割なので合わせ目あり。
バーニアは別パーツです。

腕部は左手が平手になっています。
装甲の合わせ目も見えない分割ですが前腕のパイプモールドはイエロー塗装が必要です。

今となっては古いキットなので股関節はシンプルなBJです。
ただアーマー裏には裏打ちが無いもののディテールが入っていて股関節軸もスイング可能。

脚部は一部に合わせ目が出る構造ですが脛のシリンダーやパイプなどは装甲とはしっかり別になっています。
ただ膝関節や脛部分にあるパイプのイエローやバーニア内部のレッドは塗装が必要となります。

足裏は蓋パーツがあるのでほぼ肉抜きはありません。
カカトにわずかにありますが埋めるのは簡単そうです。

可動範囲など。首はBJの他基部がスイングする構造で良く動きます。
腰はBJで肘も十分曲がりますし肩のスイング幅も広いです。

脚部も意外と柔軟で接地もまずまず。
ただ膝は90度ほどです。

ノーマルギラ・ドーガと比較。
パーツはほぼ流用で造形の違いはアンテナの有無ぐらいですが、キット的には左手にも違いがあります。

武器を装備させて。

スタンドは3mm軸のものに対応しています。

レズン機の武器はビームマシンガン。
ノーマルギラ・ドーガのビームマシンガンと並べていますがグレネードが無いタイプでデザインも違います。
成形色はガンメタルなのであまり違和感はないのですが、実際はニュートラルグレーなのでこだわる場合は全塗装が必要です。

モナカなので合わせ目は出ますが銃口は別パーツ。
今回平手があるので左手を添えるポーズも取らせやすくなっています。

シールドはノーマルの色違いでネオジオンマークはシールで補いますがモールドもあり。
裏面にはシュツルムファウストやグレネードランチャーが装着されています。

シールドは折れ曲がるように可動しシュツルムファウストは全て取り外し可能。

シールドジョイントは2箇所にピンがあり回転もできるため自由度は高め。
ただシュツルムファウストを取り付けたままだと肩アーマーに少し干渉しやすいです。

ビーム・ソード・アックスは3種類のエフェクトがあります。
またグリップも収納時と展開時の2種類があり、こちらは収納時のグリップにソードタイプのエフェクトを取り付けた状態です。
エフェクトはクリアイエローで成形されています。

展開時のグリップにアックス（ピック）タイプのエフェクト。

アックスタイプのエフェクト。
3種のエフェクトがあるのでなかなか楽しい武装です。

今回は左手が平手のみとなっていますが左の持ち手や握り手が欲しい場合、
ノーマルギラ・ドーガなどの物を流用するのもありだと思います。

HGUCガンダムと並べると一回り以上大きいのですが

HGUCヤクトドーガやHGUCサザビーと並べると一番小柄です。
逆シャア系のMSはやはり大きいですね。

以上HGUC ギラ・ドーガ（レズン・シュナイダー専用機）　レビューでした。
ほぼノーマルギラ・ドーガの流用となっていますがビームマシンガンの他、左手が握り手から平手に変更されています。
普通の握り手兼持ち手がないので素立ちさせるときなどは少し違和感がありますがアクションポーズなどはより取りやすくなっていました。
今となっては少し古めの構造のキットになってしまいましたが青の色味なども格好良く
可動範囲も必要十分といった感じでカッチリとした作りですし逆シャアMSらしいボリュームも楽しめるキットになっていました。

(プレミアムバンダイ)