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HGUC サイコガンダム　レビュー

HGUC Z～逆シャアあたりのレビューを充実させようと前からちょこちょこ追加しているのですが
今回は紹介しそびれていたHGUCサイコガンダムのレビューとなります。
発売年は2004年で価格は5500円です。
箱もあれば撮りたかったのですが残っていないのでこちらは説明書の写真となります。

付属品はシールドと変形時に使う反対側のシールドジョイントのみです。

ホイルシールは目のシールを使ってしまっていますが
後は黄色部分を補う物物になります。

Zガンダムに登場したサイコガンダム。
全長40mという巨大な機体ですが1/144サイズで立体化されています。
巨大なボディに黒く暗いカラーリングは威圧感が凄まじく、不気味な存在感のあるキットです。

今回はもちろんMA形態（モビルフォートレス）への変形も可能。
変形自体はシールド部分に若干差し替えが必要で太腿のカバーを外す必要はありますが他は差し替え無しで可能。
関節のフレームにはABSが使われていて強度のかかる部分はビス止めになっているため
組み立てにはニッパーの他、プラスドライバーも必要になります。

機体の配色ですが大まかな配色は再現されているものの、
肩の横、胸のライン、スネ装甲下側のイエローなどが足りずシールでの再現となります。
またこだわる場合はバーニアの内側なども塗装が必要です。

頭部アップ。
ガンダムタイプですが独特のマスク形状で額には小型メガビーム砲が内蔵されています。
コクピット開閉は再現されず前後分割のため合わせ目も出ます。
アンテナは柔らかいPE素材になっています。

胴体は胸周りの細かい黄色ラインをシールまたは塗装で補う必要があります。
腹部には大きな3連拡散メガ粒子砲が内蔵されています。

メガ粒子砲の砲口は別パーツですがこだわる場合グレーとレッドで塗り分ける必要があります。

バックパックはシンプルな形状。
フード裏側には押し出しピン跡がありそれなりに目立ちます。
バーニアはBJで若干可動しますが内部を赤色で塗る必要あり。

股関節はシンプルなBJで装甲裏面のディテールなどはありません。
角型のスラスターは赤や黒で塗り分ける必要があります。

肩アーマーは前後分割で合わせめ有り。
側面のディテールはイエローですがこちらはシールで補えます。
鎖骨部分のプレートはシリンダーが別パーツになっていて跳ね上げる事が可能。

腕部は角張った造形で一部に合わせ目あり。
前腕の裏側には変形時にシールドの突起を嵌めるためのジョイントがあります。

手首は全てビーム砲になっていて全ての砲口が開口され
指も全て独立可動します。

太腿もシンプルな形状で合わせ目は段落ちモールドになっています。

脚部もガンダムらしいシルエットを引き継いでいます。
膝下足首近くの「凹」のようなモールドはイエローですがシールあり。
ただ脹脛横にあるスラスターや膝横のモールドの赤色は塗装で再現する必要があります。
フレーム部分は左右分割で一部合わせ目あり。

足首もシンプルなデザインで足裏も蓋パーツがあるため肉抜きはありません。

可動範囲など。
変形ギミックの兼ね合いもあり可動はかなりシンプル。
首はBJですが腰は固定で回転なども不可。
肩は回転のみでスイングはできませんし肘も90度ほどです。

脚部は股関節がBJなのですが意外と開けますし接地もまずまず。
ただ膝は90度ほどです。

シールドを装備させて。

指のビーム砲を構えて。
指は細かく動かせるので表情付けも楽です。

そこまで動かせる訳ではないのですが
あまり派手に動く機体ではないですし何より巨大なので置いておくだけで満足感があります。

シールドは長めのクランク状ジョイントで接続されBJも使われているためある程度微調整ができます。

かなりの巨体なためかスタンド穴はありません。

シールドはボリュームがありそれなりに重いので角度によっては重さに負ける場合がありました。

続いてMA形態（モビルフォートレス）の変形ギミックですが、
まずはシールドを取り外し２つに分割。
内側のウイングを展開させジョイントを付け直します。

顔を下に押し込んだら胴体は肩のプレートを起こし胴体前面の引き出し前後にパカっと割ります。
その後前側を起こし

胴体内部に収納されているジョイントを起こして展開した部分を支えます。

バックパックのフードを起こし胸部のカバーを展開し顔を収納します。

腕部は手首部分を引き伸ばし、前腕と肩の装甲を一部展開。
手首を内側に曲げたら起こした前腕と肩の装甲を繋ぎます。

脚部は太腿のカバーを展開し脚部フレームを引き伸ばします。
太腿側面のカバーも外しジョイントを露出させておきます。

後は脚部のフレームを折りたたみ画像のような形状に変形させ
カカト部分のフレームを太腿裏に差し込んでロックします。

後は分割したシールドをジョイントに取り付けMA形態の完成。
ゴロっとした独特のフォルムですがこの大きさなのでやはり威圧感があります。
（頭部カバー横のフィンを押し込み忘れていたので写真を修正しました））

余剰パーツもカバーぐらいなのでパーツ管理も楽です。
また各所にロックがあるため巨体ですが形状はカッチリとまとまっています。

こちらもさすがに浮かせる事は考えられていません。
写真ではアクションベースに引っ掛けてむりやり浮かせています。

各所のダクトフィンなどのモールドも十分入っているのは良いですね。

最後にHGUCガンダムMk-IIと比較。
平均的なサイズのMSと並べるとかなり巨大なのが分かると思います。

MA形態でもやはり大きさが際立ちます。

まだサイコMk-IIは出ていないのでそのうちキット化して欲しいですね。

以上HGUC　サイコガンダム　レビューでした。
それなりにシンプルな分割ではありますがHGUCとしてはかなりのボリュームで
普通の機体と並べたりすると迫力や威圧感が凄まじいです。
昔のキットな事もあるのですがこのボリュームでこの価格は割安に感じてしまいます。
また変形などもカッチリしていて大きさのわりに扱いやすく
Mk-IIなど他の機体と組み合わせたりしても大きさの違いが楽しいキットになっていました。

(プレミアムバンダイ)