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HGUC リ・ガズィ　レビュー

2008年にキット化されたHGUC リ・ガズィ。
今回再販された時買っておいた物を組んでみました。
価格は3,080円です。

付属品はビームライフル、シールド、BWS一式、右銃持ち手、左平手、それにビームサーベルが2本付属します。

シール類は少なめで頭部のカメラ類と翼のフチを補うホイルシールのみです。

逆襲のシャアからキット化されたHGUCリ・ガズィ。
今回はMGと同じくBWSもセットされスペースファイターへの変形も可能なキットとなっています。
プロポーションはHGUCνガンダムなどと同じく先に発売されたMGよりもスタイリッシュで特に頭部は小型化されよりヒロイックになっています。

キットは他の逆シャアシリーズ同様関節の一部にはABSが使われています。
ポリキャップはPC-123プラス。
期待の色分けはかなりの部分が再現されていますが一部ダクト内部のグレーなどは塗装が必要です。
とは言え配色が比較的シンプルなのもありかなりイメージ通りに仕上がります。

頭部アップ。
アンテナは破損に気を使ってか軟質のプラが使われています。
ですがアンテナ自体は非常にシャープでフラッグなども無く格好良い仕上がり。
ヘルメットは前後分割で合わせ目が出ますしダクトなどは塗装が必要です。

胴体はマスクなどと同じくZ系らしさを感じるデザインです。
胸部のダクトなどは色分けされていますが細かいアポジモーターやダクト内部などは塗装が必要となります。

サーベルラックは差し替え無しで開閉。
中のサーベルも取り出せますがさすがに展開ギミックは無く、持たせる場合はグリップを展開時の物に交換します。

大きめのバーニアは別パーツで再現。
スタビライザーの裏側には蓋パーツがあり細かいディテールが刻まれています。

肩アーマーは黄色いパーツが別パーツ化されていますが
前後分割で合わせ目あり。

腕部は左手のみ平手があり、前腕の一部のパーツを押し込む事でグレネード発射状態に出来ます。

前腕の合わせ目は大部分が段落ちモールド化。
グレネードは赤色なので塗装の必要があります。尚弾頭の取り外しは出来ません。

サイドアーマーのグレネードも再現されていますがこちらも取り外しは出来ません。
リアアーマーのバーニアはすべて別パーツです。

股関節はシンプルなBJです。アーマー裏は裏打ちパーツこそありませんがディテールはしっかり入っています。
またスタンド穴を隠すカバーもあります。

脚部もZガンダムに近いようなシルエット。外側のアポジモーター部分は開口されしっかり色分けされています。
一部のダクトなどは塗装の必要がありますが大きいバーニアはこちらも別パーツ化されています。

変形の都合でつま先が可動しますし足裏は肉抜きなしです。

可動範囲など。首は意外と動きますが胴体は回転のみ。
肩はある程度スイング可能で肘の可動もまずまずです。

股関節がBJですがこちらもまずまずの可動範囲。
膝も十分曲がります。

武器を装備させて。

スタンドは3mm軸の物が使用可能。
銃持ち手もありますが右手のみとなります。

ビームライフルは関節と同じガンメタ成形。
モナカで合わせ目は出ますが銃口は別パーツです。

デザイン的に前腕などに干渉しやすいのですが、銃持ち手に角度が付けられているため持たせやすいですし
グリップにはダボがあるのでしっかり固定できます。

シールドはL字のジョイントを介して腕に装着する作り。
2箇所からマウント位置がえらべます。
裏面のモールドも細かいですがハンドグレネードの取り外しはできません。

比較的大きめの機体ですがABSとポリキャップの関節は十分な保持力がありカッチリとしています。

ビームサーベルは扁平なクリア刃が2本付属。
こちらには保持ダボがないのでちょっと手首から抜け落ちやすく感じました。

続いてBWS（バックウェポンシステム）
こちらをリ・ガズィ本体と合体させる事でスペースファイター形態に変形します。

本体の変形はシンプルで肩を下げたら

膝をクランク状に曲げます。

後は脹脛の装甲をスライドさせバーニアを露出。
足首をたたみ脛側に押し込みます。

あとは3分割したBWSの中央部分を背中に装着し

両サイドのパーツを腕を包み込むように取り付け。

シールドにライフルを収納したらフレームで挟み込み

本体に取り付けてスペースファイター形態の完成。
機首のメガ・ビーム・キャノンやその機首を挟み込むように取り付けられているビームキャノンが追加され
攻撃的なシルエットに変わっています。

BWSは翼のフチ部分こそシールなもののほかはしっかり色分けされていました。
またフレームの下には3mm穴がありスタンドを使う事もできます。

メガ・ビーム・キャノンとビームキャノン。
メガ・ビーム・キャノン砲口は別パーツ化されています。
左右のビームキャノンは1パーツで合わせ目の出ない構造。
また砲口もしっかり開いています。

パイロンに懸架されるプロペラントタンクは一部合わせ目あり。
翼にはフラップ状のディテールがあったりと適度にモールドが入っています。

極端な厚みを感じる事もなくパーツも取り外ししやすく扱いやすいです。

またロックなどはありませんがプラプラして困るという所もなく安定していました。

画像サイズをあわせ目MG版と比較。
細かいダクトなどの色分けはさすがにMGの方が優れています。ディテールはどちらもあっさり目で極端な違いはありません。
頭部のバランスがだいぶ異なっていて小顔になりヘルメットの頬周りもシャープになっています。

最後にHGUCジェガンやHGUCνガンダムとサイズ比較。
ちょうど中間ぐらいの大きさです。

以上HGUC リ・ガズィ　レビューでした。
作りなどは同時期に発売された逆シャアシリーズなどと似た感じなので少しだけ古さを感じる所はありますが完成度は高く、
関節などはカッチリとしていますし変形ギミックもシンプルなので扱いやすいキットです。
色分けなども十分ですし他の逆シャアシリーズ同様アーマー裏などにもディテールが入っていたりとなかなか豪華な作りになっています。
本体の武装はシンプルですがBWSのボリュームはかなりのものですし充実した内容のキットになっていました。

(プレミアムバンダイ)