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HGUC サザビー　レビュー

だいぶ前に組んでいましたが紹介しそびれていたHGUCサザビー。
今度出るEGνガンダムと並べるのも良さそうだと思ったので紹介します。
こちらは2008年発売のキットとなっていて価格は3,080円です。

付属品はビームショットライフル、シールド、右銃持ち手、左平手
ビームトマホーク刃2種、ビームサーベル2本、それに射出状態のファンネルが付属。
ファンネルは１つどこかに紛れてしまって写真では５つですが実際は６つ付属します。

シール類はマーキングシールのみでシールドと腰アーマーのマークとモノアイを補います。

逆襲のシャアに登場するHGUC版のサザビー。
元々大きめの逆シャア系MSの中でも最大級のボリュームのあるキットのため
HGUCながら大きさはかなりのものです。
もちろん重量感のあるどっしりとしたフォルムも再現され迫力のあるキットになっています。
後に発売されたVer.KaやRGと違い、HGUCらしくディテールは最小限でスッキリとまとまっています。

キットですが使われているポリキャップはPC132AB。
ポリキャップの他関節にはABSも使われています。
色分けですがツートンカラーのレッドなどは再現されているものの、
各所にあるスラスターの黄色は再現されていない所が多く、
もちろんシールなどもないので補う場合は塗装が必要となります。

頭部アップ。
モノアイはシールでの再現となりますがディテール自体はあります。
HGUCなのでハッチの展開ギミックなどはありません。

モノアイは左右に可動。
モノアイレールにもディテールが入っています。

胸部は腹部に拡散メガ粒子砲が内蔵されています。
パイプはプラパーツで再現されています。

バックパックにはファンネルコンテナとプロペラントタンクが装着されています。
ファンネルコンテナは基部で回転とスイングが可能。
プロペラントタンクはBJ接続で合わせ目の出ない分割。
ただバーニア内部はイエローでの塗装が必要です。

バックパック接続部は昨今主流の2穴タイプなどではないので互換性はありません。
ファンネルコンテナは開閉可能で細かくディテールが入っています。

ファンネルですが射出時はパーツ交換で再現する形となります。
収納状態のファンネルは3本まとめて成形されていますが切り離せば個別収納も可能な作り。

肩アーマーも合わせ目が出ない構造。厚みがあり重厚な仕上がりです。
サイドのバーニア内部もやはり塗装が必要です。

上腕のシリンダーは固定ですがディテールはあります。
また左手のみですが平手もあります。
腕部は合わせ目の出ない構造なので見栄えは良いのですが
サーベルグリップの取り出しは不可で固定となっていました。

巨大なアーマーが目立つ腰部。
こちらもやはり細かいスラスターのイエローは全て塗装が必要となります。

アーマー裏にはディテールがありリアアーマーには裏打ちがあります。
股関節のカバーを外すと3mm軸のスタンドが使えるようになります。
股関節軸は昔のキットなのもありシンプルなBJです。

どっしりとした脚部。
こちらも合わせ目のでない分割になっています。
関節はメタリックカラーで金属感のある仕上がりになっていました。

フレア内部のバーニアも再現され足裏には蓋パーツがあります。
こちらのバーニア類も内部はイエロー塗装が必要です。

可動範囲など。
それなりに昔のキットという事もあり作りはシンプル。
腰部はBJですがあまりスイングは出来ず肘は90度ほど。
肩のスイングはまずまずです。

下半身も接地は良好ですが股関節がシンプルなBJなので
現在主流の3軸タイプと比べるとやや狭めに感じます。
ただ膝は十分曲がりますしリアアーマーも可動するので意外と動かしやすいです。

武器を装備させて。
武装はビームショットライフルとシールドという基本的な物が付属します。

スタンドは3mm軸の物が使えますがそれなりに自重があるので
長期間浮かせる場合はしっかりしたスタンドを使ったほうが良さそうです。

ビームショットライフルはシンプルなモナカで可動ギミックなどもなし。
ブラック一色なのでパイプ部分は塗装が必要ですし合わせ目も出ます。

ただ右手のみですが銃持ち手がありダボで固定できるため保持は良好。

巨大なシールドは裏側のミサイルも再現されビームトマホークが収納されています。

シールド取り付けジョイントはピンが2本あり好みの位置に装着できます。

シールドから外したビームトマホーク。
MGなどと違い伸縮ギミックはありませんが画像の斧状の刃と

サーベルタイプの刃が付属。
こちらも持ち手にはダボがあり抜け落ちる事はありません。

もちろん通常タイプのビームサーベルも付属。
腕から抜き取る事はできませんがサーベル刃の造形も専用のものです。

展開時のファンネルですが、ヤクトドーガに付属していたり市販されているソフト2mmプラ棒を使えば浮かせて飾る事が可能。
差し込んで固定するだけなので手軽に射出状態を再現できるようになっています。

RGサザビーなどで使えるジェットエフェクトは使えるかなと思いましたが
丸軸は3mmですし、十字軸はスカスカのためどちらのジョイントにせよ調整が必要でした。

HGUCガンダムやHGUCνガンダムと並べて。
HGUCの中でもかなり大きい部類に入ります。

HGUCギラドーガやHGUCヤクトドーガとも。

最後に後に発売されたRGサザビーと。
さすがに色が足りない所が多いですがボリューム感は引けを取りません。
ディテールがスッキリしているのでHGUC同様EGνガンダムも並べる場合こちらの方が似合いそうです。

以上HGUC サザビー　レビューでした。
結構昔のキットでスラスターなどの黄色が足りない所は多いのですが
HGとしてはかなり豪華な作りのキットで合わせ目が武器以外目立たないですし
裏面のディテールなどもしっかりしています。
ABSが使われているのもあって大きいキットですが保持力は良好でポロリなどもなく扱いやすいキットでした。
ファンネルコンテナなどのギミックも無理なく再現されていますし
他のHGUC逆シャアシリーズと同様に出来の良いキットですね。

(プレミアムバンダイ)