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HGUC ザクII F2型　連邦軍仕様　レビュー

0083よりキット化されているHGUCザクII F2型。
紹介するのは再販された物ですが、初版は2010年3月発売のキットで同年の2月にジオン軍仕様も発売されています。
今回は連邦軍仕様の紹介で価格は1,650円です。

付属品は120mmザク・マシンガン、90mmマシンガン、ヒートホーク＆装着ジョイント、
3連装ミサイルポッド、ハンドグレネード、交換頭部パーツ2種、
ドラムマガジン×２、右銃持ち手、平手が付属。
余剰はありません。

シール類はマーキングシールのみでモノアイのシールもこちらで補います。

0083に登場するザクII F2型（後期型ザクII）。
グリーンのジオン軍仕様もほぼ同時期に発売されていますが今回紹介するのは連邦軍仕様です。
戦後接収され塗装が変更されたためホワイトがメインのカラーリングに変わっているのが特徴です。

通常のザクIIを現代的にブラッシュアップしたようなデザインで
カトキ氏リファインのザクらしいディテールで頭身も高め。
プロポーションも良好で格好良くまとまっています。
キットの構造はPC-001でABSは使われておらず今でもほとんど古さを感じない構造になっています。

基本的にはジオン軍仕様のカラバリなので成形色以外の変更点はありません。
頭部もこれまで通りノーマル、アップリケアーマー、アンテナありの3種類から選択可能。
期待の配色もほぼ成形色で再現され足りないのは脚部スラスター周りや
バックパックのバーニア内部、ミサイルポッド弾頭の赤色など細かい所です。

頭部アップ。モノアイはシールでの再現ですがディテールもあります。
もちろん顎下のレバーで回転させる事も可能です。

アップリケアーマーとアンテナ仕様の頭部。
ヘルメット上側のパーツを交換する事で再現します。

胴体のアップ。
より洗練されたような形状ですがパイプはいつも通り柔らかいプラを曲げて再現します。
ランドセル装甲の隙間から見えるディテールも細かいです。

バックパック接続穴は2穴ですが主流の2穴ジョイントとは幅が合わず互換性はありません。
バックパックのバーニアは独立可動します。

腰部にはヒートホークやスペアマガジン、ハンドグレネードを装着可能。

右腕にはシールドが装着されBJで可動します。
合わせ目は肩部分に出ますがあまり気になりません。

左肩にはスパイクアーマーが装着されています。
肩とアーマーは前後分割で合わせ目あり。
左手のみですが平手もあります。

股関節ジョイントは回転可能な作り。
腰アーマーはフロントとサイドが可動します。

脚部は大腿部と膝アーマーなどの繋がりが綺麗なデザインで
パイプなどもHGUCではお馴染みの構造なので組み立ても簡単です。
ただ細かいスラスターは色分けされていないので塗装が必要です。
合わせ目は後ろ側のフレア部分に出ます。

足裏は肉抜きもなくディテールも細かいです。

可動範囲もジオン軍仕様と共通。
PC001のため今でも古さを感じない構造で肩スイング幅も十分です。
腰はあまり回転できませんがスイング幅はまずまず。

脚部はデザイン的に接地は並で脚も極端には上げられませんが
股関節は3軸タイプですし窮屈さはあまり感じません。

昔ビルダーズパーツを紹介する時に使ったため
モノアイや肩のスパイクの一部がそちらに置き換わっていますがジオン軍仕様の物と。
カラーリング以外の変更点はありません。

武器を装備させて。
ヒートホークのジョイントは多少個体差もあるのかすぐポロリするので若干軸を太らせました。

120mmザクマシンガン。
グレネードランチャーが装着されたタイプでスコープとフォアグリップが可動します。
モナカ分割ですが銃口は別パーツになっていました。

またドラムマガジンを外す事で対空砲団マガジン仕様になります。

マシンガンはモナカなので一部合わせ目が出ますし、下から見るとマガジンの肉抜きは目立ちますが
肩スイングにゆとりがあるため両手持ちの自由度も高いです。

白いザクというのも新鮮ですしな落ち着いた白色も良く似合っています。

アップリケアーマーの頭部に変更して90mmマシンガン＆ミサイルポッドを装備。

ミサイルポッドは弾頭の取り外しが出来ず色分けもされていません。
簡単に取りはずしは出来ますががっちり固定される訳ではなくすこしカタつく所があります。
ただその分余裕があるので塗装した場合もあまり気にせず装着できそうです。

90mmマシンガンはモナカなのでこちらも合わせ目は出ますが銃口はしっかり別パーツです。
平手があるため左手を添える事ができますし
マシンガン共々付属の銃持ち手でがっちりと保持できます。

ヒートホークは単色成形で細かい塗り分けが必要です。

付属の持ち手で持たせますが、結構緩めで抜け落ちたりしやすいです。

HGUC GP01やHGUC パワードジムと並べてサイズ比較。
サイズは標準的で他と並べても違和感のないサイズでした。

以上HGUC 　ザクII F2型　連邦軍仕様　レビューでした。
基本的にはジオン軍仕様と変わらず成形色のみの変更となります。
プロポーションも上手くまとめられていますし
PC-001仕様の関節のため今のキットともほとんど見劣りせず銃持ち手や平手などもあり武器が構えやすいのが良いです。
ヒートホークは少しポロリしやすいですがそれ以外はカッチリとした作りで遊びやすく
頭部の仕様も3パターンから選べたりと地味に遊べる部分も多いですし今でも出来の良いキットでした。

(プレミアムバンダイ)