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MG RGM-79 ジム Ver.2.0　レビュー

MGガンダムVer.2.0をベースにしてキット化されたMG ジムVer.2.0。
以前組んでおいた物ですがずっと紹介しそびれていたので今回はこちらを紹介します。
こちらは2009年発売のキットで価格は3,850円です。

付属品はビームスプレーガン、ハイパーバズーカ、シールド、パイロット立ちポーズフィギュア、
サーベルエフェクト、分割タイプの腰アーマー、それにスタンドジョイントが付属。

シール類はセンサーを補うホイルシールと転写タイプのガンダムデカール、
それにマーキングシールが付属。

余剰パーツはわずかですがサーベル1本が丸々余剰となります。

MGでキット化されているジムVer.2.0。
色々なキットに流用されているガンダムVer.2.0系のフレームが流用されたキットで
フレーム以外の多くのパーツもガンダムの物が流用されています。
一年戦争の2.0系キットという事でディテール量は抑えられプレーンな姿で立体化されています。

プロポーションはガンダムと共通で程よい太さもありバランス良く立体化されています。
カラーはもちろんMGなのもあり成形色でしっかり再現されバルカンなども色分けされています。
フレームがガンダム2.0と共通なので関節はポリキャップとABSの組み合わせとなります。

またパーツを交換する事でフロントアーマーが2枚プレートタイプから
フンドシ部分で分割された3分割タイプに交換可能。
好みのスタイルを選ぶ事ができます。

頭部アップ。
頭部はジムらしい丸みのある造形でバイザーはもちろんクリアパーツ。
バルカンは別パーツ化され合わせ目も段落ちモールドとなっています。

胴体のアップ。
各所はベースとなったガンダムと比較していきます（通常のガンダムは塗装済のためフルアーマーガンダムの物を使用）
胴体はガンダムを簡略化したデザインでヘリウムコアなどがなくシンプルな構造。

ランドセルは共通パーツですがサーベルラックを片方収納する事でジムの形状を再現。
腰アーマーが変更されたためバズーカ装着用のジョイント穴は無くなっています。

もちろんコクピット＆シャッターは開閉可能。
当然コアファイターは搭載されておらずカセットタイプのコクピットユニットに変更されています。

腕部はガンダムと共通でディテールの少ないプレーンな装甲になっています。
手首も共通で全ての指が可動するタイプで武器保持用のダボもあります。

肘にはシリンダーギミックあり。
立ちポーズのパイロットフィギュアもあり、ヘルメットを被った姿で立体化されています。

アーマー裏は一部裏打ちがありモールドも適度に入っています。

脚部も大部分は共通パーツですが膝周りの装甲がよりシンプルな形状に変わっています。
もちろん合わせ目はディテール化されています。

膝や足首にはシリンダーギミックあり。
装甲の隙間から見える部分は密度が感じられる物になっています。

足裏はつま先なども可動し肉抜きはありません。

可動範囲はガンダムと共通。
肩は良く上がり肘や膝も深く曲がります。
ただ腰を回転させる場合装甲が干渉しやすく、
シリンダーギミックなどの都合で接地は今となっては物足りない所も変わっていません。

MG フルアーマーガンダム（ブルーカラーVer.）のガンダムと並べて。
多くのパーツが共通のためプロポーションバランスなども同じです。
どちらもディテールは控えめで並べても統一感があります。

武器を装備させて。
腰のジョイントは無くなりましたがランドセルのジョイントはあるのでシールドを取り付け出来ます。

スタンドジョイントも変わらず付属しているのでアクションベースが使用可能。

ビームスプレーガンは小さい武装ですが分割は細かく合わせ目の出ない作り。
小さく軽いですし手のひらのダボもあるのでポロリもしません。

シールドはガンダムと共通でレール部分がスライドしジョイントやグリップも可動。
シャッターも閉じられます。

前腕のジョイントだけでも十分保持可能でジョイント部分を回転させる事で様々な角度で構えられます。

ハイパーバズーカもガンダムと共通。
グリップ部分に合わせ目は出ますが他はパイプ状のパーツが使われたりしているので合わせ目があまり目立たず見栄え良く仕上がります。

腰アーマーを3分割タイプに変更。

グリップが可動するため持たせやすくなっています。
組んでからかなり時間が立っていますが保持力も良好なままです。

ただガンダムもそうでしたが腰アーマーの接続BJや装甲とフレームの嵌合が緩くなりやすく、
腰回転などで干渉するとポロっと外れてしまうのは変わっていません。
あまり外れるようなら接着したりボールを太らせたりすると良いかも。

ビームサーベルは標準的な長さの物が付属します。
こちらもダボで接続できるので抜け落ちる事はありません。

1本は余剰となるので曲げて使ったりしても良いと思います。

最後にHGUCジムと画像サイズを合わせて比較。
どちらもディテールはシンプルでMGの方がややスマートになっています。

以上MG ジムVer.2.0　レビューでした。
ガンダムVer2.0がベースとなっているため大部分のパーツは共通となっていますが
シンプルなディテールが2.0のバランスと良くマッチしています。
MGとしては一見簡素に見えますが、装甲の隙間などには密度のあるフレームやシリンダーギミックがあり
MGらしい精密感も十分楽しめます。
今でも色々流用される事が多いガンダム2.0系のフレームなので古さもあまり感じませんし
腰アーマーも好みで選択できる気遣いも嬉しいですね。

(プレミアムバンダイ)