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MG ウイングガンダム レビュー



2010年に発売されたMGウイングガンダム。
今回は再販された物を組んでみました。
価格は4,400円です。



付属品はバスターライフル、シールド、平手、持ち手、銃持ち手、ヒイロフィギュア、スタンドジョイント、
それにサーベル刃が付属。
サーベル刃は1本余剰となりますが他に余剰はありません。



シール類ですがセンサー類を補うホイルシールの他、
転写式のガンダムデカールとマーキングシールが付属します。



2010年にキット化されたMGウイングガンダム。
HGやRGなどでもキット化されていますが、MG版は細くスリムかつ脚の長いスラッとしたプロポーションで立体化されています。
他のW系MGと同じく装甲のディテールはそれほど多いという訳ではなくスッキリとした印象。
もちろんバード形態への変形ギミックもあります。




キットの作りはフレームの多くがABSで一部にポリキャップが使われた作り。
大きいMGサイズの機体をしっかり支えてくれます。
複雑なウイングの色分けももちろん成形色で再現され、各所のスラスターダクトなども密度のある作りです。




本体の色分けもMGらしくほぼ完璧。
腰アーマーの細かいダクトなどもしっかり開口され再現されています。
ただ肩の○部分の黒や足首の甲の横にある薄いモールドや顔ダクトの黒などは塗装が必要となります。




頭部アップ。
バルカンなども別パーツ化され色分けされています。
たださすがに頬ダクト内部などは塗装が必要です。



ヒサシ下の白部分はツインアイのシールで補えます。
もちろんMGなのでツインアイパーツなどはクリア成形でした。



胴体は胸部のレンズはもちろんクリアパーツ。
内側にホイルシールを貼ってグリーンを再現します。
マシンキャノンやダクト類もしっかり別パーツ化され色分けされていました。
また関節のカラーはメタリックグレーになっています。



コクピットはもちろん開閉可能。
着座姿勢のヒイロフィギュアもある他、



立ちポーズのヒイロフィギュアも付属していました。



バックパックのスラスターは左右独立可動。
またウイングの接続基部はスイングの他、回転も出来ます。




カラフルなウイングですが差し替えなしで展開し
展開すると収納されていたウイングが見えるMGらしい凝った構造です。



またウイングのスラスターも細かく再現。
あまり目立たないようになってはいますがウイングの一部には合わせ目が出ます。



腕部ですがこちらは合わせ目の出ない作り。
手首や親指以外を差し替えるタイプです。



肩アーマー横のスラスターも細かいディテールが入っています。
もちろん前腕のクローは可動するため肘を曲げる時は逃がせるようになっていました。



アーマー裏は裏打ちパーツあり。もちろん全ての腰アーマーが可動します。
股関節は普通の3軸タイプでスイングギミックなどはありません。




細く長い脚部は膝のダクトなども開口され合わせ目の出ない分割です。
また膝の可動に合わせ装甲が連動するギミックがあります。



膝には角型のシリンダーがあり動きに合わせ連動します。
足裏はバーニアが色分けされつま先も可動します。




可動範囲など。
腰はBJですが若干引き出せるようになっていて広い可動範囲があります。
肘はクローがあるのである程度制限がありますが肩は前方に大きくスイング可能。



脚部も柔軟に動く構造で股関節や膝は良く動きます。
接地もまずまずで長い腰アーマーもあまり邪魔にならないようになっていました。



武器を装備させて。




付属武器はバスターライフルとシールド。
スタンドジョイントはカッチリとはまりアクションベースに対応。
角度を付けてもしっかり保持してくれました。






バスターライフルはカートリッジの取り外しが可能。
後ろ側に若干合わせ目が出ますが大部分は隠れる構造です。
また銃持ち手があるため持ち手がバラける事なく保持可能。







ただ何度か動かしていると手首のBJがバスターライフルの重さに負け、少し垂れ下がるようになってしまいます。
調整は簡単なので緩かったら軸を少し太らせると良さそうです。


■訂正
前腕のツメをライフルの後端に引っ掛ける事で垂れ下がりを防止できます。
見落としてしまい申し訳ありません。
そして教えてくださった方ありがとうございました。






シールドは先端にクリアパーツが使われ前腕のジョイントで保持する方式。
グリップも握れますがグリップ単体では保持できません。
もちろん中折れギミックがあり小羽根が引き込まれつつサーベルグリップが連動してせり出します。



シールドジョイントはスライドしてロックする方式のためうっかり落下する心配はありません。





サーベルはクリアグリーンの湾曲したタイプが付属。
シールドのグリップを引き抜きそのまま持たせる事ができます。



続いてバード形態への変形ギミック。
まずは手首を外し頭部と腰部を180度回転。
手首は余剰パーツとなります。



肩アーマーをスライドさせ、サイドアーマーを引き上げ肩関節のジョイントでロックします。



前腕の装甲を開くとロックが外れるのでクロー部分を回転させ



肘を曲げクローを展開。
肩アーマーも降ろします。




後は膝をクランク状に曲げて縮めたら



バスターライフルとシールドを合体させ背中に取り付ける事で





バード形態の完成となります。
今までと変わらず基本的にはシンプルな変形となるものの、
サイドアーマーのロックギミックにより腰が固定させるため腰からダラっと垂れ下がるような事が無くなりました。




薄く鋭い形状でカッチリとまとまっています。
脚部なども十分な固定力がありMGサイズですが保持力に困るような所はありませんでした。
またスタンドジョイントも股関節に取り付ける物をそのまま使います。



膝アーマーも連動するため上手くカウル状にまとめられています。





もちろんこの状態でも翼の展開は可能です。
開くことでシルエットを変化させる事ができます。



画像サイズを合わせてHGACウイングガンダムと比較。
肩アーマーなどもコンパクトで細身にまとめられています。



MGプロトゼロとサイズ比較。
比べると少し小さめですがサイズは標準的です。




以上MG ウイングガンダム レビューでした。
2010年に発売されたキットですが他のMG Wシリーズとよく似た作りでカッチリ仕上げられています。
細くスマートなシルエットになっていますがディテールも適度で他の機体と並べても違和感はないですし
ダクト類などもしっかり別パーツ化されMGらしい凝った作りです。
RGほどではないですがウイングの凝った展開ギミックや
シンプルながらサイドアーマーの固定などが面白い変形などどちらの形態も扱いやすく楽しいキットになっていました。

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