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R3 エルガイムMk-II レビュー
今月HGのエルガイムMk-IIが発送されるので積んでいたR3のエルガイムMk-IIを組んでみました。
価格は6050円で2007年に発売されたキットとなります。
付属品はバスターランチャー、パワーランチャー、可動手、スパイラルフロー ビュイ一式、ダバ&アムフィギュア、
セイバー刃2本、スタンド、バスターランチャー&パワーランチャー用ケーブルが付属。
シール類は腰のウイングの色分けを補う物や頭部のファティマ、機種部分のグリーンなどを再現するホイルシールが付属します。
R3(リアルロボットレボリューション)シリーズでキット化されたエルガイムMk-II。
こちらはのスケールは1/100となっていてムーバルフレームなども再現され、
スパイラルフロービュイの収納やランドブースタープローラーへの変形ギミックなども再現。
ガンプラで言うMGに近い構成のキットになっています。
脚が長く独特の形状のフレームや巨大なバインダーなども再現され
サイズも結構大きめなキットになっています。
関節はポリキャップとABSの組み合わせ。
バインダーのソーラーパネルや頭部&機首部分などにはクリアパーツも使われています。
また首や膝などのケーブルや腹部には合成ゴム素材が使われています。
バインダーを外した姿。
キットの色分けはほぼ成形色で再現されていますが、
リアアーマーのウイング部分の白は塗装またはシールで補う必要があります。
そちらを除けば組むだけでほぼイメージ通りの配色になります。
ムーバルフレームも全身再現されかなり精密に作られています。
また装甲の大部分はアンダーゲートが使われていてあまりゲート跡が目立たないようになっていました。
頭部アップ。東武にはクリアパーツが使われ、後頭部のコードなども細かく再現されています。
このコードは細いリード線を3本使って巻きつけていく方式で組み立てはちょっと面倒なものの、
精密に仕上がり首の動きにも無理なく追従します。
首は赤いケーブルとグレーのカバーにゴムパーツが使われていました。
また額のファティマを再現したい場合はクリアパーツの裏に貼るシールがあります。
頭部は目立ちませんが目部分もクリアパーツです。
胸部の装甲は左右非対称になっています。
胴体ですが胸部は腰は普通のプラパーツですが
腹部は細いフレームにゴムのカバーを被せる方式になっています。
自然に腹部を曲げる事ができますが、塗装にはちょっと向きません。
胸部は開閉可能でスパイラルフロービュイの収納が可能です。
スパイラルフロービュイは一部クリアパーツが使われているものの、細かい塗り分けが必要です。
パーツを選択すればヘッドライナー造形の無いスパイラルフロービュイを組む事も可能。
立ちポーズフィギュアはダバ・マイロードとファンネリア・アムが付属しています。
腕部は肩の装甲が開くようになっていて腕もしっかり上げられます。
また上腕の他、肘にもロール軸がありパワーランチャーを構えやすくなっています。
平手の他可動手も付属。
腕に収納セイバーは取り外し可能です。
バックパックは機首部分にクリアパーツが使われていますが一部シールで補う所もあります。
スラスター部分はフィン状のモールドあり。
上下分割のため横に合わせ目が出ます。
股関節は前後にスイング可能。
カバーをスライドさせるとスタンド穴が出てきます。
長く膝周りが3軸関節になっている独特な構造の脚部。
膝裏の装甲にはしっかり裏打ちパーツがあります。
赤いケーブルはゴムパーツのため可動の妨げにはなりません。
ただこちらもやはり塗装するのはちょっと厳しそう。
足裏は肉抜きもなくつま先も可動します。
可動範囲など。
結構古めのキットですが、可動範囲はなかなか良好。
肩は跳ね上げられず前にスイングするタイプで腹部なども良く動きます。
リード線やゴムパーツのおかげで比較的自由に動かせますが、
ゴムパーツは曲げすぎると画像のようにシワになってしまうので
長時間飾る時はあまりテンションをかけないようにした方が良いと思います。
脚部は股関節がBJなのであまり脚を開けませんし接地もさほど良くありません。
ただ膝は変形の兼ね合いもあり180度曲がります。
腕部に取り付けるバインダーはクリアパーツでソーラーパネルを再現。
パネル部分は内部のモールドもあり、「く」の字に曲げる事もできます。
また裏側のハッチは開閉可能で中にはバスターランチャー用カートリッジ、
セイバー、Sマインが多数収納されています。
どれも個別に取り外し可能で細かく作られていました。
武器を装備させて。
バスターランチャーは1/100サイズで機体以上の長さがあるため大迫力です。
パワーランチャーは前腕に接続。
ケーブルは細いリード線で再現され腰に接続できます。
スタンドは左右に傾けたり支柱の長さを調整する事はできませんが
一旦外してつ抱える事で角度調整が可能。
しっかりロックされ大きい機体を支えてくれます。
ケーブルは柔らかく自由に形状を変えられます。
ケーブルはバインダー裏にも接続可能。
パワーランチャーはもちろん右腕にも装備可能です。
セイバー刃はクリアイエローで再現。
専用のランナーで大きいMk-IIの機体でも短さを感じさせない長さになっています。
セイバーと手首には保持用のダボがあるのですが、若干外れやすくポロっと落ちる事があります。
そしてバスターランチャー。
かなりの長さですが基本モナカ分割なので比較的軽く出来ています。
ただその分中央に合わせ目が出ます。
バイポッドは差し替え無しで展開。
赤いケーブルはゴムパーツです。
グリップ部分のスライドギミックも再現されています。
可動手で持たせますがグリップには保持用のダボがあります。
セイバー同様最近のキットのようにガッチリ固定される訳ではなく
少し外れたりしやすい所があります。
ただ基本両手で持つのでさほどストレスはありません。
ケーブルはパワーランチャーの物と同じで自由に曲げられる柔らかさで邪魔にはなりません。
本体より長い武装なので構えさせると大迫力です。
前腕にロール軸があり手首も良く動くので持たせやすいのは良いですね。
続いてランドブースタープローラーへの変形ギミック。
まずは肩を後ろに曲げ背中と背中のブースターを接続します。
太ももを180度曲げ短くしたらつま先を伸ばします。
リアアーマーのウイングはブースターの隙間を通し立てておきます。
胴体には収納式のピンがあり、膝のフレームを接続しロックできるようになっています。
後は機首を伸ばし首を上げて画像の位置にして
バスターランチャーやバインダーを接続して完成です。
太ももなども無理なく変形可能で各所にロックがあるためカッチリとした変形です。
巨大なバスターランチャーなども問題なく保持可能でした。
そこまで複雑な変形ではないので気軽に遊べます。
また各パーツの収まりも良く薄く作られていました。
こちらも付属のスタンドで保持可能。
ただ何度も抜き差ししていると接続部分が緩くなるのでこの形態だとうっかり抜け落ちたりしないよう少し注意が必要です。
もちろんこの状態で腕を使う動きが再現可能でセイバーを持たせたりする事ができました。
平均的な大きさのMG Mk-IIと並べてサイズ比較。
キットはかなり大きめで組んだ時の満足感も高いです。
以上 R3 エルガイムMk-II レビューでした。
2007年発売のキットではありますが、ムーバルフレームなども作り込まれ
かなり力の入ったキットになっています。
クリアパーツが使われたバインダーや本体より長いバスターランチャーは1/100サイズという事もあり
非常に見栄えが良いですし変形ギミックなどもカッチリとした出来です。
ただ各所にゴムパーツが多用されているため、可動に影響しないようになっているものの塗装したい人はちょっと面倒な部分かもしれません。
ずっと音沙汰のないR3シリーズですが充実した内容になっているのでそのうちまた新作を出してほしいですね。
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