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ガンダムアーティファクト　「量産型キュベレイ／キュベレイCOMPATIBLE3体セット」　レビュー

第四弾まで発売されている精密食玩プラモデルシリーズのガンダムアーティファクト。
そちらに加え特別セットとして　ガンダムアーティファクト「量産型キュベレイ／キュベレイCOMPATIBLE３体セット」も発売されました。
こちらはプレミアムバンダイでの受注品となっていて価格は2,750円です。

付属品ですが今回はロゴプレートが3色×３つ付属します。
またこちらに貼るシールもありました。

今回のキット内容ですが同じ物が3色入っていて全て量産型キュベレイとキュベレイの選択式となります。
通常のキュベレイを組んだ場合量産型キュベレイで使われるEランナーがネームプレート以外余ります。
（今回はパーツが小さく細いので切り離さずランナーで余剰を紹介しています）

量産型キュベレイとして組んだ場合は通常のキュベレイから変更された部分が余ります。

成形色は3色あり、いつもと同じペールオレンジ、そしてライトグレイ、クリアカラーのクリアパープルがあります。
自分は通常のキュベレイ1体、他は量産型キュベレイで組みました。

まずは通常のキュベレイ。
こちらは先に販売されているPhase３からピックアップされたものです。
特に何か変わったという訳ではありませんが、メカニカルで派手なアレンジは健在。
ディテールが多く追加されたバインダーは裏側まで精密に造形され
ファンネルコンテナなども独特のアレンジで仕上げられています。

パーツの鋭さや細かさは健在で指先などもこの小ささなのに非常にシャープ。
反面繊細な作りなのも変わらず、スナップフィットではあるものの、力の入れ具合を間違えたりすると白化してしまうパーツも多いです。
また小さいパーツも多いのでできるだけパーツが落下したりしても見つけやすい所で組むのが良いと思います。

アップは量産型キュベレイと比較するのでまずはPhase３の物とならべて。
同じペールオレンジで組んでみましたが特に成形色は変わらないようです。

これまでと同じく可動部位は頭部と肩のみなのでほぼ固定モデルといった印象、
ただメカニカルなアレンジや目立たない部分まで細かく造形された精密さは健在です。

そして今回の目玉となる量産型キュベレイ。
名前通り量産型のキュベレイで主にZZ終盤に登場した期待です。
キュベレイのシルエットを引き継ぎつつも細かく形状が変更。
頭部なども大きく印象が異なり、背面にはアクティブカノンが装備されています。

ガンダムアーティファクト版の量産型キュベレイは通常のキュベレイのランナーにEランナー１枚を追加した形となります。
そのランナーも結構なボリュームがあり合計パーツ数は１００を超えています。
流用パーツも多いのですが頭部、胴体装甲、ファンネルコンテナ、前腕装甲、膝装甲、つま先などのパーツが異なるため
意外と全身細かく形状が変わっています。

頭部のアンテナやアクティブカノンのシャープさもアーティファクトならでは。
ただ組立が繊細なのは変わりません。
もちろんスナップフィットではありますが
小さく外れやすく感じる部分は紛失防止の意味も込めて接着してしまった方が良い部分もあると思います。

頭部アップ。細部は通常のキュベレイと比較していきます。
頭部はかなり形状が異なりロッドタイプのアンテナがあるのが特徴的。
また前後幅が短い分幅が広いです。

もちろん裏面も細かく造形されています。

胴体ですが前面は胴体の装甲が変わっています。
装甲形状は尖り突き出したような形に変わりました。

ファンネルコンテナも一部変更されアクティブカノンが装備されています。

バインダーの左右は開く事が可能。
またアクティブカノンもある程度回転できますが肩周りに干渉しやすいです。

バインダーは流用で形状は特に変わりません。

裏面にサーベルやビームアックスのようなパーツが装備されているのも共通。

腕部ですが前腕の装甲がなだらかな形状の物に変更されています。
フレーム周りや手首は変わりません。

もちろんコンテナ裏面のファンネルも一体成型ながら十分な立体感で再現されています。

脚部ですが膝装甲が丸いものになり、反面つま先が反り上がった形状に変化しています。

ソールに追加フレームが装着されたようなアレンジは変わっていません。

全身での比較。
腕部のボリュームが増した印象はありますがサイズは同程度です。

可動については本体部分は首と肩が軽く動くのみ。
派手なポーズは他と変わらず付けられず実質固定モデルに近いです。

ロゴプレートは好みのカラーで機体と一緒に飾る事ができます。
９つあるので数も余裕がありますね。

メカニカルなアレンジは通常のキュベレイより量産型の方がより合う感じがしてやはり格好良いです。
量産型キュベレイ自体製品化が少ないのでアレンジは強いですがこうして飾れるのは良いですね。

第三弾のZガンダムと。
バインダーのボリュームがあり大きく感じます。

そしてシリーズ恒例のクリアカラーですが今回はクリアパープルとなっています。
量産型キュベレイに合うカラーですがクリアのためダボ位置などが他のカラーより分かりにくく
組み立てにはより気を使う所があります。

こちらは蛍光カラーでブラックライトなどにも反応します。

透明感があり強い光に照らすとまた違った印象になるのでこちらのカラーも綺麗で良いですね。

また簡単なギミックではありますがアクティブカノンを回転させたり付け直す事で
飛行攻撃形態や腰で構えた姿にする事もできます。

キュベレイが一気に３体手に入るのでMk-IIカラーに塗装したい人などにも便利なセットです。

最後にHGUCガンダムとサイズ比較。
横幅はありますが高さは他と同じで高密度ながら小さいキットです。

以上ガンダムアーティファクト　「量産型キュベレイ／キュベレイCOMPATIBLE3体セット」レビューでした。
今回はキュベレイ３体セットとなりますが、以前発売されたキュベレイをベースに新規ランナーを追加。
量産型キュベレイとしても組める内容となっています。
非常に細かくシャープなパーツは健在で、どうしても組み立てには気を使う部分が多いのですが
メカニカルなアレンジは量産型キュベレイともマッチしていますし一緒に並べて細かい違いなどを確認するのも面白いと思います。
普段あまり商品化される事がない量産型キュベレイというのも嬉しいですね。

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