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EXモデル35　駆逐モビルポッド　オッゴ　レビュー

EXモデルでキット化されているモビルポッドのオッゴ。
こちらは2007年発売のキットですが、最近プレミアムバンダイで再販受注していたので
以前紹介したルッグン＆シーランスなどと一緒に購入してみました。
価格は3,850円です。

付属品はザクマシンガン、ザクバズーカ、ロケットポッド、シュツルムファウスト、
展開時用アーム、それにディスプレイスタンド＆交換支柱が２つ付属します。
余剰パーツはありません。

シール類は水転写デカールが1枚付属していました。

機動戦士ガンダム　MS IGLOO黙示録0079に登場するジオンの駆逐モビルポッド　オッゴ。
こちらはEXモデル枠でのキット化となっていてザクなどのMSとはかけ離れた簡素で単純な機体となっています。
こちらは武器を装備させていない本体だけの姿となります。

本体は円筒形の形状でそこにカメラや作業用アームなどが取り付けられているため
兵器っぽさがあまり感じられない不思議なシルエットを作り出しています。
一部可動ポイントはあるものの作りはシンプルでポリキャップなどは使われていません。

キットの配色ですが一応ブラウンとグレーの2色成形で大まかな配色は再現されています。
ただアームのシリンダーや関節周り、それにカメラなどの細かいパーツは配色が再現されておらず塗装部位はそれなりにあります。
分割もシンプルではありますがモールドは十分シャープでした。

カメラ部分は回転可能な作り。レドーム状のパーツや回転部分の基部、それにカメラのレンズなどは塗装が必要となります。

機体中央はクチバシがあるようなデザイン。
左右には円筒形の部分は巨大なタンクになっていて
小さい突起部分などは別パーツ化されていました。

左右に取り付けられている巨大なバーニアはモールドも細かく精密な仕上がり。
後ろ側のフィン状ディテールもシャープに仕上げられています。

両端はドラムフレームになっていて回転可能な作りです。

作業用アームは細いシリンダー状のパーツもありますが伸縮はしません。
アームなどのパーツはモナカ分割で合わせ目が出ます。

底面には3mm穴があり付属のカバーで隠す事も出来ます。

付属武器のザクマシンガン。
こちらはサブグリップが無いタイプですがセンサーは可動式。

ザクバズーカ。こちらはサブグリップがありセンサーとサブグリップが可動。
砲口や後端部のパーツは別パーツ化されています。
マシンガンとバズーカ基部は共に中央に合わせ目が出ます。

シュツルムファウスト。
こちらは2本付属し専用のマウントパーツがあり取り外しが可能。
弾頭部分に合わせ目が出ますし塗装も必要です。

そしてロケットポッド。
なかなかボリュームのある武装で基部に合わせ目が出ますが砲身は立体感のある作りです。

バズーカやザクマシンガンは一度アタッチメントを分解してグリップ部分をはめ込みます。
ロケットポッドとシュツルムファウストは機体横のジョイントを交換する事で装備可能です。

ディスプレイスタンドはしっかりとした物が付属。
角度変更は出来ませんが高さは支柱を変える事で3段階から選べます。

ザクマシンガン＆ロケットポッドを取り付けた姿。
マシンガンはアタッチメントに挟み込みますし、ロケットポッドは基部ごと交換するのでガッチリ固定されグラつく事は無かったです。

ジオン軍におけるボールのような機体といった印象ですが
無骨なデザインやザクの武器などを流用するなど急造したような雰囲気が上手く表現されています。

こちらはザクバズーカ＆シュツルムファウストの組み合わせ。

カメラ部分は軽く回転できるので表情を若干変えられますし
3mm穴があるのでスタンドも流用しやすく浮かせやすいです。

両端のドラムフレームは回転できるため劇中のように武器を後方に構える事が出来ます。

同じようなコンセプトの機体なので
イグルー版のボールと組み合わせて飾っても楽しいですね。

続いてアームの展開ギミックですが展開用のアームにまるごと差し替える方式です。

アーム展開時の姿。
この形態でも肘にあたる部分などは固定でグリグリ動くといった訳ではありません。
こちらもシリンダーは固定で伸縮は不可。
また伸びた部分の太いシリンダーなども塗装が必要です。

クロー自体は開閉可能。先端も十分シャープでした。

分割はシンプルなのでこちらも合わせ目は出ます。

クロー部分は裏打ちパーツがあり肉抜きはありません。

クロー部分が開閉するためボールの砲身を掴んで振り回すようなシーンの再現も一応可能でした。
ただそれ以外はドラムフレーム部分で回転出来るのみなのであまり大きな動きは付けられません。

ザクマシンガンとザクバズーカは選択式になりますが、ロケットポッドとシュツルムファウストは同時装備が可能です。

最後にHGUCガンダムやHGUCイグルー版ボールとサイズ比較。
円筒形の形状でボールよりは大きく感じます。

以上以上EXモデル35　駆逐モビルポッド　オッゴ　レビューでした。
イグルーに登場する駆逐モビルポッドという事でEXモデルらしいマニアックな機体のキット化となっています。
構造的には本体にアーム＆武装を取り付けたボールに近いコンセプトの機体となっていますが
急造したような印象が良く表現されていてディテールもなかなか細かく、
意外と武装も豊富でアームの展開によりシルエットを変えられるので意外とプレイバリューのあるキットになっていました。

(プレミアムバンダイ)