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FULL MECHANICS 1/100　ソードカラミティガンダム　レビュー

フルメカニクス1/100シリーズで新たにキット化されたソードカラミティ。
価格は6,050円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
パッケージは単色でしたが説明書はカラーで機体説明もあるも物でした。

付属品はシュベルトゲベールエフェクト一式。マイダスメッサーエフェクト、パンツァーアイゼン用リード線、
スタンドジョイント、それにアクションベース６が２つ付属します。

シール類はカメラ周りなどを補うホイルシールとマーキングシールが付属。

ランナーの都合で余剰パーツもいくつかあります。

「ガンダムSEED MSV」より切り裂きエドことエドワード・ハレルソンが乗り込むソードカラミティがSEED フルメカニクスシリーズでキット化されました。
ベースな名前通りカラミティですが特徴的だったシュラークなどの射撃武器の大部分が取り外されています。
その代わりにシュベルトゲベールやマイダスメッサーなどが装着され格闘戦に特化した機体にガラッと変わっています。
またカラーリングも明るいオレンジがメインカラーとなりこちらも通常のカラミティとはだいぶ異なります。

キットですが大部分は先に発売されたノーマルカラミティの流用です。
そのためSEED MGなどと並べても遜色ない派手なアレンジと高密度にディテールが特徴的。
関節の作りも変わっておらず可動部は全てKPSでABSやポリキャップは使われていません。
またフルメカニクスなので凝ったフレームなどはなくMGと比べるといくらか組みやすいキットになっているのも変わりません。

シュベルトゲベールを取り外した姿。
機体の配色ですがカメラやツインアイ周り以外成型色でしっかり再現されています。
一部のディテールは開口され立体感が増していますがモールドなどもかなり多いので好みで墨入れしたりするとより映えそうです。

頭部アップ。
造形自体は変わっていませんがノーマル版と異なり
頭頂部や頰ダクトの配色が変わっています。
ですがキットではしっかり別パーツ化され再現されていました。

胴体はノーマル版と変わらず胸部に「580mm複列位相エネルギー砲　スキュラ」があり
こちらも細かいディテールで再現されています。
また胸部ダクトもメッシュ状のディテールが入っているため間延びした印象はありません。
またダクト周りもイエローとオレンジが使われているのですがこちらもしっかり色分けされていました。

背面はシュラークの代わりにシュベルトゲベール取り付けアームが装着されています。

合わせ目は段落ちモールド化されています。
アームは基部で回転とスイングが可能。

肩アーマーですがこちらは新たにビームブーメラン「マイダスメッサー」が装着されています。
やはり合わせ目はディテール化され装甲のフチのイエローなどもしっかり再現されています。

腕部ですが前腕にロケットアンカー「パンツァーアイゼン」が装着されています。
手首は変わらず持ち手兼握り手のみなのでできれば平手なども欲しかったですね。
それと手首の受け部分が別パーツ化されダークグレー部分が再現されていました。

もちろんパンツァーアイゼンのクロー部分は可動します。

アーマー裏は大きな凹みがあるものの、裏打ちパーツがある作り。

また腰のフレーム部分がスイングする他、股関節軸を下げて可動範囲を広げる事ができます。

脚部はほぼカラミティと変わりませんが、脹脛横にコンバットナイフ「アーマーシュナイダー」が装備されているのが特徴的。
関節のカラーはダークグレーでこのあたりもノーマルカラミティと大きく色が異なります。

もちろんカバーは開閉可能で中のアーマーシュナイダーがそのまま取り外せるようになっていました。

足裏は共通で肉抜きはありません。

可動範囲ですが本体は基本的にノーマルカラミティと共通のため可動範囲も変わりません。
肩周りは跳ね上げと前後スイングどちらにも動くため自由度は高いです。

下半身も十分な可動範囲が確保されています。
股関節スイングのおかげで脚も上げやすいのは良いですね。

ノーマルカラミティと比較。
長大なシュラークが無くなりましたがその分多数の近接武装が追加されています。
配色パターンも地味に細かく変わっているのですが、考えられた分割のため無理なく再現されています。

シュベルトゲベールのアームはクランク状に可動するため無理なく抜刀出来ます。

スタンドジョイントは股関節に取り付けるタイプです。
こちらは極端に外れやすいという訳ではないのですが、
角度を付けすぎたり何度も付け外ししていると外れやすくなるため注意が必要です。

アーマーシュナイダーは刃が別パーツ化され「GAT-X133」の刻印があります。

先端も十分鋭く仕上げられています。
また手首にもピッタリ合いガタツキなどはありません。

マイダスメッサーはもちろん取り外しが可能。
専用のビームエフェクトを取り付ける事ができます。

エフェクトは派手な造形で単調なビームパーツではありません。

マイダスメッサーは付属のスタンドを使って浮かせる事が可能。
グリップの根本の目立たない部分に3mm穴があるため見た目も良好です。

パンツァーアイゼンは付属のワイヤーパーツを取り付けて射出状態を再現します。

細いですが硬めの金属線が入っているためまっすぐ伸ばしても一応保持は可能でした。
またワイヤーは先端をコの字に曲げて取り付けるため接続部でクルクル回ったり抜けてしまう事がなく扱いやすいです。

そしてシュベルトゲベール。
こちらは２本付属し、フレームパーツを外装で挟み込む形となるため内部のフレームが見える立体的な作り。
また合わせ目も段落ちもしくはディテール化されていました。

もちろんビームパーツも付属しています。
こちらも単調なビームパーツではなく立体感のある作りです。

ビームパーツは明るい蛍光グリーンで成形されています。

持ち手に合うようなダボがありグリップもしっかり固定可能な作り。
ガタツキなどもなく保持力は十分でしたが、カラミティの構造上上腕がちょっと抜けやすくポーズを付けていると外れやすい所があります。

それとサイドアーマーも少し抜け癖が付きやすいですし、
ノーマルカラミティは肩周りなどがだいぶ緩くなってしまったのでそのあたりは後々調整が必要になるかも。

グリップ部分のエフェクトはグリップエンドのレーザー砲エフェクトとしても使う事ができます。

２本並べて持った連結状態の専用エフェクトも付属。
シュベルトゲベール自体に接続ジョイントはありませんが、こちらのエフェクトでしっかり２本並べた状態で固定できます。

グリップ同士の幅がタイトなので少し持たせにくいですが肩関節が優れているため
両手持ちでも自由度は高めです。

まるで粘りがあるようなビームエフェクトの造形は独特で面白いですね。

機体の方向性が格闘仕様へガラッと変わりましたが多彩な武器があり触るのが楽しいキットです。

ジョイントなどは特に変わっていないので変更されたパーツをノーマルカラミティに取り付けて
ソードカラミティ初号機のようにする事も可能でした。

最後にノーマルカラミティの他、エールカラミティも並べてみました。
レイダーやフォビドゥンのバリエーションも出るのか気になりますね。

以上フルメカニクス1/100　ソードカラミティガンダム　レビューでした。
今回はカラミティのバリエーションとなっていますが装備がガラッと変わり格闘戦特化の機体となっています。
シュベルトゲベールは迫力ある長さで連結状態のエフェクトも独特で今までにない物でしたし
パンツァーアイゼンやマイダスメッサーも飾りやすいように配慮されていました。
またノーマルのカラミティとは結構配色パターンが異なるのですがそちらもパーツ分割でしっかり再現されているのも嬉しいですね。
もちろん派手なアレンジも健在で鮮やかなオレンジのカラーと相まって飾り映えするキットになっていました。

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