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HG モビルジン　レビュー

HGでキット化されているモビルジン。
今回は組んでいたものの、紹介しそびれていた物をレビューします。
こちらも多くのHG SEEDシリーズと同じくマーキングシールやアタッチメントが追加されたHDリマスター版が発売されていますが
今回は2003年に発売された最初のHGです。
価格は1,100円となっています。

付属品は重突撃機銃、重斬刀、銃持ち手、バルデュス3連装短距離誘導弾発射筒のみとなっていて余剰パーツはありません。

シール類はモノアイ周りと鎖骨部分の赤、フロントアーマーのダクト内部の黒を補うホイルシールが付属します。

HGで2003年にキット化されたモビルジン。
ザフトの主力となる汎用MSでザク的なポジションながら頭部の大きなトサカやバックパックの形状なども特徴的で
胴体なども力強さのあるデザインになっています。
今回紹介するのはいつも紹介しているHD版ではなく2003年のHGのためスタンドジョイントとなるアタッチメントやマーキングシールは付属しません。

2003年のHGなのでキットの作りや分割はシンプルですが
プロポーションなどはバランス良く仕上がっています。
関節は他の機体と同じくポリキャップメインでABSは使われていません。
ポリキャップはPC-123プラスが使われています。

脚部のアタッチメントにはバルデュスを取り付ける事ができます。
色分けもなかなか凝っていてトサカやバックパック、弾頭のオレンジなども成型色で再現されていますし
基本的な配色もしっかりパーツ分割で再現されています。
ただ細かい部分やダクト内部などは塗装またはシールで補う形となります。

頭部アップ。モノアイは周りの黒色含めシールでの再現となります。
トサカやヘルメットは左右分割で合わせ目が出ますが
庇やヘルメットのフチにあるホワイト部分が別パーツ化されているのは嬉しいですね。

胴体はマッシブなデザインで力強さがありあｍす。
鎖骨突起にある赤やフロントアーマーの黒部分はシールで補えます。
バックパック接続口は2ピンタイプなので昨今のキットのようにな広い互換性はありません。

巨大なスラスターがウイングのように配置されているバックパック。
こちらは軽く広げる事が可能です。
バックパック基部は前後分割で合わせ目あり。
中央のスラスター内部などは塗装が必要です。

スラスターユニットは前後にも軽くスイング可能。
内部パーツはディテールをまたぐ合わせ目あり処理はちょっと面倒そうです。

腕部は肩アーマーや上腕、前腕などに合わせ目あり。
手首は持ち手系のみで平手などはありません。

腰アーマー裏などもシンプルな作り。
スタンド穴などもなく股関節はBJです。
腰のアタッチメントには重斬刀の他、突撃機銃も取付可能。

脚部もがっしりとした太さがあり腰アーマーなどと同じくアタッチメントがあります。
こちらもスラスター内部などは塗装が必要ですし、脛周りなども中央に合わせ目がでます。
ただ足首カバーなどは可動するようになっていました。

M68バルデュス3連装短距離誘導弾発射筒。
こちらは弾頭がしっかり別パーツ化されていますが取り外しは出来ません。

可動範囲ですが肩は回転のみで肘は80度ほど。
首はBJですがあまり上は向けず腰も回転はできますが前後スイングはごくわずかです。

肩は棒軸のためスイングなども出来ません。

下半身の可動範囲はまずまずで太腿ロールなどがないため最新キットと比べるとある程度制約はありますが
膝は良く曲がり接地もまずまずです。

武器を装備させて。

初期のHGなのでスタンド穴などはないため浮かせるのは若干面倒です。
今回は色々なHD版に付属するスタンドのアタッチメントを流用しています。

「MMI-M8A3 76mm重突撃機銃」
標準装備されるライフルでグレーのの成型色。
銃口は別パーツになっていますがあとはモナカ分割のため中央に合わせ目が出ます。

銃持ち手は右手のみ付属。
ライフルは特に変わったギミックなどもなく小ぶりなので保持に困る事はないと思います。

「MA-M3 重斬刀」
こちらは1パーツで成形され刃はさほど尖ってはいませんがフチは十分薄く仕上がっています。
ただこちらもグレーの単色成形のため刃やグリップなど細かい塗装が必要となります。

ディテールは十分細かく造形されています。
本体も極端なアレンジは無く他のHGと同じく並べても統一感があります。

MG版ジンと画像サイズを合わせて比較。
今回は突撃機銃を持たせています。
MG版はもちろんアレンジが強めでエッジも立ち気味ですがHG版はプレーンなデザイン。
頭身バランスはMG版の方が高頭身になっています。

EGストライクやHGザクウォーリアとサイズ比較。
EGやHGCE組と比べるとやや小さいのは変わりませんが、トサカやバックパックのボリュームがあるためあまり気にならない印象です。

ストライクと組み合わせて。
重斬刀を両手持ちは振り上げた時角度を選べばギリギリで両手持ちしたまま振り下ろす事は無理でした。
ですがこうして組み合わせられるのはやはり楽しいですね。

以上HG モビルジン　レビューでした。
2003年発売のHGとなるのですが、色分けやプロポーションは良好で
トサカやバックパックなどの細かいオレンジなども別パーツで再現されがっしりとしたスタイルが格好良いです。
重斬刀などはさすがに細かい塗り分けが必要ですし
可動も今の物と比べるとさすがにポーズは付けにくかったりしますがそれでも発売された年を考えれば出来が良いキットだと思います。
ただ今回紹介したのは2003年発売版のHGとなるため、今から買う場合はスタンドアタッチメントやマーキングシールがあるHD版の方がおすすめです。

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