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HG オオワシアカツキガンダム　レビュー

HG SEEDシリーズでキット化されているオオワシアカツキガンダム。
こちらは以前再販された物ですが初版は2006年発売のキットとなり価格は2,640円です。

付属品はビームライフル「ヒャクライ」、試製双刀型ビームサーベル一式、試製71式防盾のみとなります。
余剰パーツはありません。

シール類ですが色分けを補うホイルシールと大鷲や暁の文字を再現するドライデカールが付属。
ツインアイや頭頂部以外のホイルシールはオオワシの翼などの配色を再現するためのシールとなります。

またメッキされたキットなのですがメッキのゴールドは複数の色味が使われています。

ガンダムSEED DESTINYよりオーブが開発しカガリやムウが搭乗するアカツキ。
こちらは2006年発売のキットとなっていて今回紹介するオオワシの他、シラヌイも発売されています。
ビームを反射する金色の装甲「ヤタノカガミ」はギラっとしたメッキによって再現。
全身の大部分が金メッキとなっているため非常に派手で存在感のあるキットとなっています。

今回は「大気圏内航空戦闘装備　オオワシ」が装着されています。
大気圏内用という事で大きな翼が特徴的で下部には高エネルギービーム砲が装着されています。
キットの作りですがPC-123プラスのポリキャップの他、一部の関節にABSが併用されています。
オオワシは結構ボリュームがありますが自立は十分可能でした。

機体の配色ですが本体部分は意外と細かい所まで再現されているものの、
肩のフレーム部分のグレーなどは塗装が必要です。
オオワシはウイングのグレーやブラック部分、機首になる部分のグレー
ビーム砲の細かい色分けなどが足りず、そちらはシールを使います。
またシールだけでは再現できない所もありスラスター内部や砲口部分などは塗装が必要です。

パック無しの姿。
各所のフレームはストライクに近いデザインです。
メッキ前提のキットのためか装甲部分はほぼアンダーゲートなのでゲート跡は極力目立たないようになっています。

頭部アップ。
メッキなので少しわかりにくいですがヘルメットの形状はストライクっぽさがあります。
マスクはスリットがないタイプでアンテナの形状も特徴的。

顎部分は別パーツ化されていますがツインアイ周りの隈取などは一体成型です。

胸部など一部フレームが出ている所以外メッキされている胴体部分。
スラスター内部などは塗装が必要です。
背面のコネクタですがストライカーパック仕様になっているため

色々なストライカーパックを自由に取り付ける事ができます。

ストライクのようなフレームを残しつつも横に長さのある肩部。
フレーム部分はグレーなので塗装が必要な他。肩は前後分割で合わせ目が出ます。

腕部は前腕にシールド取り付け用のジョイントあり。
こちらも前腕に合わせ目が出ます。
手首は持ち手兼握り手のみとなります。

腰部にはサーベルグリップの他、ライフルも取付可能。

アーマー裏は特にディテールなどはありません。
股関節は当時のHGという事もありBJです。
ただ今回は3mm軸に対応するスタンド穴がありスタンド穴隠しカバーもあります。

脚部もどこかストライクを思わせるシルエットですがアンクルアーマーの形状などが派手になり
脹脛横にはスラスターなども追加されています。
腕部などより合わせ目は目立ちませんが、太腿後ろなどにあります。

足裏には肉抜きはありません。

オオワシは装着時機首が上に折り曲げられています。
また主翼がたためるように根本部分が可動。
ウイングの細かい色分けや機首部分のグレーなど足りない所が多いですが大部分はシールで補えます。

背面のスラスター内部はグレーなどで塗装が必要ですがディテールはなかなか細かいです。

「73F式改　高エネルギービーム砲」
こちらは展開ギミックがあり砲身を引っ張ると連動してグリップも展開されます。
分割はモナカで合わせ目が出ますし両端部の色が足りませんが一部はシールあり。
アームはBJ接続のため回転の他、「ハ」の字に開いたりする事ができます。

ウイングもある程度航空機らしいディテールが入っていました。

また折り曲げられていた機首を戻し、ビーム砲の位置を調整すればオオワシ分離状態も再現出来ます。

本体の可動についてですが昔のキットという事もあり全体的に控えめな可動範囲です。
首はBJなものの、腰は回転出来ますがスイングはほぼできません。
肘は90度ほど曲がります。
また肩はアレイタイプのBJでオオワシ無しではそれなりに動きますが

オオワシを装着するとそちらが干渉するようになり腕があまり上がらず
肩アーマーも干渉しやすくなります。
肩の前後スイングはそこそこですがあまり曲げすぎるとBJが外れます。

下半身は股関節がBJでロール軸もないのでちょっと窮屈です。
接地は良好で膝は100度ぐらい曲がります。

武器を装備させて。シールドも金メッキ仕様で全身ギラギラしています。

ウイングは折りたたみ可能なので飾る時でも意外と場所は取りません。

オオワシは分離可能なもののこちらにスタンド穴はありません。

「72D5式ビームライフル　ヒャクライ」コンパクトなビームライフルでグレーなので本体と比べると落ち着いた印象。
スコープのホワイトは塗装が必要ですしモナカなので合わせ目は出ますが
砲口は別パーツ化されているのでそのあたりはありがたいです。

デザイン的にすっぽ抜けるような事はありませんが、手首とグリップがスカスカなのでどうしてもグラグラと動いてしまいます。
また肩周りも干渉しやすいため構える角度は結構限定されます。

サーベルユニットを下部に取り付ける事が可能で銃剣のようにする事が出来ます。

「試製71式防盾」
金メッキされた派手なシールドですが中央のブラックとホワイト部分は色分けされていないため塗装が必要です。
腕部にはジョイントで接続しますが回転可能なものの、取り付け位置は固定です。

「73J2式試製双刀型ビームサーベル」
グリップが連結されたタイプのサーベルでビーム刃は専用タイプ。
造形も独特で迫力ある刀身となっています。

分離状態のグリップも別途付属。
グリップはライフルと同じくどちらも緩めでどうしてもグラつく部分があります。
また腰に取り付ける際もポロリしやすい所があります。

「73F式改　高エネルギービーム砲」
こちらはスムーズに展開しグリップも連動するのが面白い装備です。

かなりギリギリですが手首でグリップを握る事も可能です。

当時のHGという事もあり合わせ目が真ん中に来る部分が多いのですが
メッキキットなので意外と気になりません。

黒背景や白背景で。
メッキはギラギラとした派手なメッキなので指紋が付きやすいため手袋をして触ったほうが無難です。

最後にHGCE ストライクフリーダムやHG レジェンドとキットサイズの比較。
こちらもやはりHGCE系と比べると身長差が若干あります。

以上　HG オオワシアカツキガンダム　レビューでした。
全身メッキでビーム反射装甲「ヤタノカガミ」が再現され、メッキの色味も複数使われているため思った以上に複雑な表情になりますし
ギラっとしたメッキは存在感も抜群です。
可動については当時のHGではありますが3mm軸のスタンド穴があったり肩のBJによるスイング機構があったりと比較的新しい構造になっていますが
どうしても肩周りの干渉が多かったり股関節のロールが無かったりするためポーズに制限がかかる所がありますが
ただ飾っておくだけでもこの派手さなので結構満足感のあるキットです。
RGでもキット化されるようなのでどのような仕上がりになるのか今から楽しみですね。

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