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HG スコープドッグ レビュー
装甲騎兵ボトムズより新たにバンダイからHGスコープドッグがリリースされました。
今回は一般販売品となっていて価格は2,750円です。
付属品はヘヴィマシンガン、オプション左手首、それにスタンドジョイントのみとなります。
余剰パーツはありません。
シール類はターレットレンズを補うプラスチックシールが付属。
それぞれ4枚あり3枚は予備となります。
装甲騎兵ボトムズよりHGでキット化されたミッド級ATのスコープドッグ。
バンダイは過去に大型でMGのようなギミックが詰め込まれた1/20をリリースしていましたが
今回はHG枠でスケールはおそらく1/35ぐらいの手頃な大きさで立体化されています。
キットは付属品もシンプルでギミックもある程度割り切った物となっているのですがその分可動に特化した構造。
またプレミアムバンダイでの受注品となりますが拡張パーツ2種もリリース予定となっています。
スタイルはアニメを意識したのかディテールなどはかなりシンプルでスッキリとした姿です。
胴体や腕部なども程よいゴツさで力強さもあるプロポーション。
関節構造ですがポリキャップやABSは使われておらず、全てKPSの関節になっていました。
期待の色分けですが元がシンプルな配色な分成形色で十分再現されています。
ただアンテナの先など細かい部分は塗装の必要があります。
ターレットレンズはクリアパーツこそ使われていませんが、
厚みがありクリアパーツのように見えるプラスチックシールで再現する方式でした。
頭部アップ。頭部ですがディテールはスッキリしていて正面から見ると
バンダイ1/20やwaveの物と異なりヘルメットの2本ラインが逆ハの字になっているのが特徴的。
アンテナは一部塗装が必要ですが十分シャープに仕上がっています。
ターレットレンズはスライドと回転が可能。
ただしバイザーは固定で跳ね上げたりする事はできません。
シールを貼る構造なのでターレットレンズ基部は平らです。
胴体ですがこちらはコクピットハッチ開閉ギミックなどはオミットされ可動に特化した構造。
ただ拡張セットでコクピット内部はフォローできるようです。
今回は素のスコープドッグのためミッションパックなどはありません。
また腰部にはアームパンチのカートリッジが装着されています。
首はBJになっていて回転や多少のスイングも出来る構造。
胴体の構造はこのようになっていて内部再現を諦めるかわりに大きく動く作りです。
胸部はBJ接続ですが腰にもスイング軸あり。
ただ限界までスイングさせると隙間が目立つ部分があります。
肩アーマーはフックが別パーツになっています。
またフチの盛り上がった縁取りが無くリベットモールドだけになっているのもアニメのような印象です。
肩はスイング軸があり跳ね上げも可能な作りでした。
腕部は左手のみヘヴィマシンガンのフォアグリップを握れる軽く開いた手首があります。
分割も肩アーマー含め合わせ目のでない構造。
前腕はアームパンチのギミックが再現されています。
手甲や腰アーマー、アンクルアーマーなどは肉厚成形が採用され厚みのある作りです。
また裏面のディテールもしっかり入っていました。
脚部ですがこちらもやはり可動に特化したような作りです。
そのため太ももにはロール軸があり分割線がありますし、付け根には大きめの肉抜きあり。
太ももには一部合わせ目が出ます。
肘もですが、膝と足首の一部はC型ジョイント接続となっています。
足首ですがターンピックのギミックはオミットされモールドのみでの再現となります。
またローラーダッシュのグライディングホイールも固定で回転などはできません。
ただ足裏は肉抜きが無く見栄えは良好。
可動範囲など。
スコープドッグでは珍しく首や胴体のスイングが可能でかなりポーズが取りやすくなっています。
また肘は100度ほどで首と腰もしっかり回転できます。
肩はスイングの他跳ね上げも可能な作りで広い可動範囲があります。
ただ前述した通り良く動く分、肩や腰は限界まで曲げるとやや隙間が目立ちます。
脚部は接地も良く膝も深く曲がりました。
太いデザインですが良く動き膝立ちなども十分可能です。
wave版スコープドッグPS版との比較(wave版はレッドショルダーカスタムの武装を外した物なので武器接続穴が開いています)
サイズはHGの方がわずかに大きめで胴体周りなども太めでした。
頭部のラインも若干異なりますしHGの方がディテールはシンプルです。
腕部も肩の縁取りなどが無いのが特徴的。
アーマー裏のディテールも異なります。
脚部は太ももの作りに結構違いがありますし
ディテールもやはりHGの方がシンプルです。
両方とも降着ポーズのギミックはありますが
ターンピックやグライディングホイールのギミックは省略されています。
武器を装備させて。
武器はヘヴィマシンガンのみですが、拡張パーツセットで色々補えるようです。
銃持ち手などはなく、握り手兼持ち手で持たせる方式です。
ローラーダッシュ。
手持ちのエフェクトを使っていますがこちらも拡張パーツセットで補えるようです。
胴体がスイングできるというのは結構新鮮でポーズも色々付けやすいです。
アームパンチ。
伸ばすとカチっとしたロックがありグラつくような事はなかったです。
全体的に良く動きかなり遊べるのですが、自分の物は動かしていると肩のBJが結構外れやすい印象がありました。
ヘヴィマシンガンは一部合わせ目は出ますがしっかり色分けされていて
マガジンも別パーツ化され肉厚成形によりそちらの肉抜きもありません。
フォアグリップも可動しますがトリガーガードは省略されています。
wave版と比べるとトリガーガードなどは省略されているものの砲口が太くしっかり開口されているのが特徴的。
オプションの左手を使う事で両手持ちも可能。
肩周りがよく動くので胴体が突き出たデザインでも構えやすかったです。
またスタンドジョイントがあるため3mm軸のスタンドで浮かせる事もできました。
パーツ数は控えめでかなり組みやすくHGらしい手軽さがあります。
数を並べたい時でもこの手軽さは良いですね。
各関節もしっかりしていて保持力は十分でした。
肩も外れやすく感じましたが保持力が無くプラプラな訳ではありません。
また脚のフレームを引き伸ばす事で
降着ポーズも再現可能です。
膝フレームの引き伸ばしは差し替え無しで行えます。
コクピットは開きませんがこちらも再現できるのは嬉しいですね。
一応wave版とも。
拡張セットで内部コクピットも再現可能となるようです。
以前紹介したバンダイ1/20 スコープドッグ メタルスペックVerとサイズをあわせて比較。
HGとMGのような印象でディテール量にだいぶ違いがあります。
後はバイザーの大きさのバランスのせいか顔つきなども結構違って見えますし手足はHGの方が太めの印象。
最後にHGUCガンダムとサイズ比較。
キットのサイズはガンダムより少し小さめで並べやすいサイズ感です。
以上HG スコープドッグ レビューでした。
一般販売となったHGスコープドッグですが、
アニメのようなスッキリとしたディテールでwave版とも棲み分けられている印象です。
また本体ギミック類も複雑にしないためか厳選されていて今回は可動に特化したような所があり
特に胴体や肩、それに首はスイング可能なのでかなり動きが付けやすくなっていました。
内容はシンプルですが拡張パーツセットを組み込む事でコクピット内部の再現なども可能になるようなのは嬉しいですね。
もちろんHGだけあって1/20より一気に組みやすくなり手軽にスコープドッグを楽しみたい方にもおすすめです。
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