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HG YF-29 デュランダルバルキリー（早乙女アルト機）拡張セット　レビュー

以前発売されたYF-29デュランダルバルキリー（早乙女アルト機）に対応した拡張セットがプレミアムバンダイで発売されました。
価格は2,860円です。
パッケージや説明書はカラーで機体説明は無いのですが一般販売品とそこまで変わらない仕上がりでした。
またこちらは本体が付属しないため別途HG YF-29　デュランダルバルキリー（早乙女アルト機）が必要となります。

セット内容ですがYF-29用スーパーパーツ一式＆展開用マイクロミサイルポッドパーツ、
フォールド・ウェーブ・プロジェクター展開時用パーツの他、

SMS仕様のアクションベースが付属。

ジョイント類は自由に使えるパーツとなっています。

シール類はSMSマークや黒部分を補うネーマーシールと水転写デカールの他、

アクションベース用に使う江端理沙氏新規描きおろしの専用PETシールも付属します。

余剰パーツはいくつかあり、スーパーパーツはマックス機のランナーが流用されているためそちらに使うパーツが余ります。

スーパーパーツの取り付け方法ですが主翼を縮め、高機動/推進剤パックを挟み込むように取り付けます。

そのあとグレーのパーツをエンジンインテーク部分に差し込みます。

そうするとこのような形状になります。

後は追加エンジンパーツを翼にスライドさせ固定、
さらにシールドのプレートをシールドパーツの上に被せるようにはめ込みます。

これで取り付けは完了。
面倒な分解作業は要らず簡単に取り付けできました。

アクションベースですがベース部分はSMS仕様となっていて付属のシールを貼って豪華な仕上がりにする事ができます。
シールはPETシールでコシがあり貼りやすいものです。

まずはファイター形態から。
今回は一般販売されていたHGデュランダルバルキリー（早乙女アルト機）に対応するスーパーパーツセットとなっていて
最終決戦時に装備されたスーパーパーツを取り付けたデュランダルを再現できるキットとなっています。
また通常のキットでは簡易的なスタンドしか付属しませんでしたがこちらはSMS仕様のアクションベースが追加された事で
細かい角度変更も可能になり飾った際の安定感や見栄えも増しています。

キットですがこちらはフルセットパックとして一般販売されたマックス機の物が流用されています。
そのため構造なども同じで特に新規造形のパーツはありません。
マイクロミサイルポッドや高機動/推進剤パックが取り付けられ翼はよりボリュームが増し
前進翼の機体ともよく合う物になっていました。

パックの配色ですが赤いラインは再現されているものの、細く黒いラインやSMSマークなどはシールやデカールで補う方式。
とは言え基本的な配色は再現されているため十分見栄えは良いと思います。
ノーマル版では翼の伸縮が可能ですがこちらは形状固定となっています。

ノズル引き出しギミックももちろんあります。
ただ引き伸ばすと内側に肉抜きがあるため気になる方は埋めたりする必要があります。

ファイター形態はカッチリとした変形でどこも形状は安定していてフォルムも綺麗です。
スーパーパーツもしっかり形状に合わせられ、追加ブースター部分も位置合わせのダボがあるのでズレて困るような事もありません。

下側から見ると両翼の先端に肉抜きがあるためこちらも気になる場合は埋めたりする作業が必要そうです。

大出力フォールド・ウェーブ・プロジェクターは差し替えで展開時を再現します。
このあたりもマックス機のギミックと変わりません。

マイクロミサイルポッドのハッチは弾頭回りごと差し替える方式。
弾頭は色分けされておらず細かい塗り分けが必要です。

主翼基部の回転ギミックはそのまま残されています。

ミサイルポッドハッチは丸ごと差し替えになりますが、細かいヒンジや角度合わせなどに気を使う事はなく扱いやすい物です。

パージしてミサイル発射。

HG YF-29 デュランダルバルキリー（マクシミリアン・ジーナス機）と並べて。
一部配色再現のためパーツが変更されていますが基本的には共通の形状となります。

続いてガウォークへ。
大胆な差し替え変形で複雑なYF-29の変形を扱いやすい物にしています。

ガウォーク形態ですがスーパーパーツが前に飛び出しているのでやや腕周りと干渉しやすくなっている所があります。
ただ翼の基部を回転できるためそこまで気になる事は無いと思います。

自分の物は組んでからそこまで動かしていないのですが、スーパーパーツで重さが増しますし
経年のせいもあるのか主翼のヒンジ部分の保持力が足りなくなっていて翼が垂れ下がる感じになっていました。
このあたりはそのうち調整が必要になるかも。

この形態でも各ミサイルハッチは開閉可能ですし背面のMDEビーム砲は大きくスイングさせる事ができます。

最後はバトロイド形態。
背面の主翼は縮めたり折りたたまず後ろ側に逃がすだけなのでより変形は簡単になっています。

もちろんこの形態でのまとまりも良好。
スーパーパーツも目立ち迫力のある姿です。
背面が結構重くなりますが自立も十分可能です。
また足首などの要所にはロックがあり差し替え変形なのもあってアクションポーズも取らせやすい作りなのも変わりません。

翼は後ろに逃がせる構造のため腕周りの可動なども特に気になる所はなく
どの形態でもポロリなどはありませんでした。

付属の支柱はアクションベース５仕様なのでそこまで高さはありませんが脚を下に伸ばしても十分飾れます。

セット版ではなく追加パーツ形式ですが水転写デカールやベースなど特別仕様の物も多く
台座のシールの他、デカールも江端里沙氏新規描きおろしのランカ、シェリルのデカルチャーデカールとなっているため
そういった派手なマーキングの機体が好きな方にも便利に使えそうです。

シールドのプレートも上面に貼り付けるような形なのでもちろん可動などには影響しません。

ミサイルハッチ展開。
スーパーパーツのミサイルもあるため大迫力で格好良いです。
ただ弾頭周りは白一色なのでこのあたりだけでも塗ると良さそうですね。

最後にバトロイド形態でマックス機と。
どちらも主翼のボリュームが増し逆三角形に広がるシルエットで格好良くまとまっています。

以上HG YF-29 デュランダルバルキリー（早乙女アルト機）拡張セット　レビューでした。
今回はアルト機用のスーパーパーツセットとなっていて細かい分解などは必要なく手軽に換装する事が可能です。
基本的にはマックス機の流用なので細かい仕様も変わりませんが差し替え変形を採用した本体と同じく
ミサイル周りなども差し替えで扱いやすさ重視の物となっています。
最初パーツだけで結構するなと思ったのですが、専用のアクションベースやデカルチャーデカールなどパーツ以外の付属品も豪華な物になっていました。

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