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HGUC リック・ドムII　レビュー

以前から少しずつ0080や0083のHGUCを紹介しているのですが
今回はHGUCでキット化されているリックドムIIを紹介します。
以前再販された時買っておいたものを組んでみましたが、初版は2004年発売のキットで価格は1,650円です。

付属品はジャイアント・バズ、90mmマシンガン、シュツルム・ファウスト×２、ヒートサーベルのみです。

シール類はモノアイやリアスカートアーマーの一部、それにエンブレムなどを補うホイルシールが付属。
余剰パーツはありません

機動戦士ガンダム0080からキット化され、0083などでも登場するリック・ドムII（ツヴァイ）。
統合整備計画で改修されドムのボリュームあるシルエットはそのままに各所がブラッシュアップされたようなデザインです。
HGUCでは上半身や脚部のフレアなどがややスマートになった印象でバランス良く立体化されています。

背面にはプロペラントタンクが取り付けられているのが特徴的。
キットは2004年発売の物という事もありシンプルな構造。
ポリキャップはPC-123プラスでABSなどは使われていません。
足首などはどっしりとしたデザインなので安定感はありますが、接地がいまいちのため脚を開いて立たせようとするとフチが浮きやすいです。

機体の色分けですが大部分は成形色で再現されています。
ただ細かいモールドの黒やバーニア内部の赤などは再現されていないためそのあたりは塗装が必要になります。

頭部アップ。前後に長くFZザクと同じくヘルメットを被ったようなデザインです。
パイプなども別パーツ化されモノアイガードはクリアパーツで再現されています。

モノアイ可動ギミックなどはなくディテールもありません。
モノアイ自体はシールで補う方式です。

胴体はスカートアーマーなどもボリュームがありシンプルな通常のドムよりもディテールは増え
面構造が複雑になっています。
ヒートサーベルは背面に装着可能。

首はポリパーツでの再現。
胸部の拡散ビーム砲は色分けされていました。

バックパックはバーニアが可動しプロペラントタンクも回転させる事で角度変更が可能。
リアアーマー後ろのホームベース状の凸部分の色分けはシールで補います。
また各バーニアの内部は赤色なのでこのあたりは塗装が必要です。

昔のキットのためバックパック接続穴は角型のダボで昨今のキットのような手軽な交換は出来ません。

肩アーマーは前後分割で合わせ目が出ますがノズル部分は別パーツ化されています。

腕部も前腕に合わせ目が出ます。
手首オプションはありませんが、人差し指が可動し銃持ち手を兼ねる構造です。

股関節はシンプルなBJ。
スカートアーマーの裏打ちはありませんが内部のバーニアユニットは十分再現されています。

ボリュームあるフレアがドムらしい脚部。
アンクルガード部分は可動します。
基本的に左右分割のため合わせ目は出ます。

フレア内部のスラスターユニットも再現されています。
足裏は蓋パーツがありますがつま先やカカトに肉抜きあり。

可動範囲ですがアレックスなどと同じく全体的にシンプルです。
肘は90度ほどで腰は回転できますがスイングは出来まぜん。
首もBJではありますがそこまで上下にスイング出来る訳ではないです。

また肩もシンプルな棒軸のためスイングギミックはありません。

下半身ですが脚部はまずまず開けますし膝も90度ちょっとは曲がります。
ただ足首の接地はいまいちです。

武器を装備させて。

昔のキットなのでスタンド穴などはなくコの字型のジョイントなどを使う必要があります。

90mmマシンガンは特にギミックはありません。
人差し指が動くためしっかりトリガーに指がかかります。
銃口は別パーツですがほかはモナカなので合わせ目が出ます。

可動部位はポリキャップメインなのでスムーズですが
自分の物は股関節のポリキャップが外れやすく感じました。

シュツルムファウストは2本付属。先端のイエローは塗装が必要です。
弾頭部分は一応取り外し可能。

ジャイアント・バズは通常のリック・ドムの物よりデザインが複雑になりセンサーなどが追加されています。
こちらも砲口は別パーツですがほかは合わせ目が出る作り。

グリップが可動するため融通が効く作りで持たせやすいです。
ただ肩スイングがないので左手を添えるようなポーズは無理が出ます。

もちろん担ぐような構え方も可能です。

ただバズーカの砲口部分が浅く、砲口が埋まっているように見えます。
好みでパーツを開口したり塗装したりすると良いかも。

ヒートサーベルはシンプルな1パーツで刀身は塗装が必要です。

HGUCサイサリスと。
0083に登場するこちらと飾っても良い感じです。

HGUCリック・ドムやHGUCドム・トローペンと並べて。
モノアイ周りやボリュームのある脚部など共通の意匠はありますが装甲の細かい形状などは大きく異なります。
またリック・ドムIIが一番暗めのカラーリングとなっていました。

HGUC NT-1やザクII改とキットサイズの比較。
一回り大きいです。

以上HGUC リック・ドムII　レビューでした。
NT-1などと同時期のキットのため可動などはどうしてもシンプルで今だと少し物足りなく感じるとは思いますが
機体の配色はシールも少なめで十分再現されています。
分割がシンプルなので合わせ目がちょこちょこ目立つ部分はありますがスタイルは今でも見劣りしないと思います。
武器も一通り付属していますし重量感のあるドムらしいシルエットが楽しめるキットになっていました。

(プレミアムバンダイ)