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コトブキヤ　陸上自衛隊07式-Ⅲ型戦車なっちん　レビュー

少し前に「ろく」をを紹介しましたが楽しいキットだったのでろくより先に発売されているなっちんも組んでみました。
価格は4,400円です。

付属品はウェポンユニット40　マルチキャリバー（なっちん専用成形色版）一式、
コンタクトディスプレイ3枚、持ち手左右分、専用スタンド、汎用グリップパーツ×２、それに3mmピンジョイントが４つ付属。
それと細かいフタパーツなどには予備がいくつか付属します。
予備以外の余剰パーツはありません。

シール類は水転写デカールが付属。
ナンバーや細かいマーキングの他、コンタクトディスプレイの表情も５種類印刷されています。

先に紹介した「ろく」と同じくデザイナーmoi氏がデザインした陸上自衛隊07式戦車のなっちん。
ろくと同じく自衛隊仕様という事でOD色がメインカラーとなっています。
デザインはろくより角ばった装甲で尻尾があったり脚部が猫のようなデザインになっていたりするのが印象的です。
またコンタクトディスプレイも曲面ではなく平面になっています。
スケールも共通で1/35となっています。

今回も体型はディフォルメされているようなシルエットで胴体や腕部が大きめで脚部はかなり短くデザインされています。
もちろんフル可動キットなので主要な関節は全て可動。
尻尾はリード線が使われていて自由な表情付けが出来ます。
今回ポリキャップは使われおらず、関節はABSになっていました。
脚の小ささから自立が厳しそうに見えますが、尻尾が支えになるため安定して立たせる事ができます。

機体の配色ですが元がシンプルな分そのままでもイメージに近い姿に仕上がりますが
流石にナンバーや細かいラインなどはデカールで補う形ですし肩の○ディテールなど細かい塗り分けが必要な所もあります。
目にあたりコンタクトディスプレイですが1枚のみ塗装済で画像の正面目線になっています。
未塗装の物は3枚付属しているのでデカールを貼って他の表情にする事ができます。

胴体のアップ。頭部はハッチも兼ねているため左右に回転などは出来ません。
ろくと違ってやや角ばった形状です。

今回もキャップを外す事で3mm穴が露出する構造。
カスタムしやすい作りです。

頭部はハッチになっていてこのように開く事ができます。
内部も再現されていますがパイロットフィギュアは付属していません。

コンタクトディスプレイは簡単に交換可能。

ブランクのパーツは3枚付属していてデカールは5種類から選べます。
ディスプレイのパーツですが裏面にも同じようなモールドがあり、
裏返しで使えるかなと四角い目のデカールを裏に貼ってみて組み込んだのですが
接続位置の関係で使えない事もないのですがちょっと奥まった位置になります。

肩の装甲は厚みのある作り。BJ接続である程度可動します。

腕部は前腕が大きいデザイン。今回はろくより進化を感じるデザインのマニピュレーターとなっています。
指は左右分割なので合わせ目が出ます。

各指は根元がBJで可動。
また手甲のキャップを外す事でこちらも3mmジョイントが現れます。

股関節は軸のスイングギミックがありました。

かなり短くデザインされた脚部。
膝から下は獣型のような造形です。

膝も可動しますが可動時は関節の引き伸ばしが可能で装甲も一部引き込まれるように動きます。
足裏は肉球のようなディテールがありました。

可動範囲など。
なっちんは腰に引き出し式のフレームがあり、回転の他この体型でも前後スイングが可能。
肘は90度程です。

脚部も良く動き接地なども良好。
膝は肘と同じく90度ほど曲がります。

今回も小さいスタンドがあるため走らせたり少し浮かせたりするようなポーズが取らせやすくなっていました。
もちろん通常の3mm軸のスタンドも使えます。

武器ですがウェポンユニット40　マルチキャリバーが流用されていてある程度組み換えの出来る構造です。
サブマシンガンはアモボックス、カラムマガジン、ドラムマガジンの3種のマガジンを装着可能。

武器を持たせる場合は持ち手パーツに差し替えます。
サブマシンガンは左右分割なので合わせ目あり。

もう一つの武器はマルチキャリバーガン。
こちらはセンサーとドラムマガジンが選べる他、

サブマシンガン時に取り付けた３つのマガジンも好みで選んで装着できます。

独特の体型ながら意外と良く動く構造でポーズも付けやすいです。

尻尾が自立補助となるので不安定な立ちポーズでもしっかり立てるのも良いですね。

座らせると猫のような脚部がかわいらしいです。

尻尾は3mmジョイントも兼ねているのでなにか武器を取り付けたりする事も出来ます。
またリード線なので自由に表情を付けられます。

また汎用グリップパーツがあるので3mm穴があれば好きな武器を手持ち武器にできますし、
ヘキサギアやMSGなどの武器も持たせる事ができます。

各所に3mmジョイントが隠されているので色々武器も盛りやすい作り。

ジョイント穴も盛りやすい位置に配置されているのでろくと同じくカスタム性も高いと思います。

先に紹介したろくと比較。
デザインは異なりますが四肢のバランスなどは似ています。

もちろん色も合わせられているため一緒に飾っても楽しいです。

最後にHGUCガンダムと並べてキットサイズ比較。
ろく同様コンパクトでゴロっとしていますが飾りやすく塗装などもしやすい手頃なサイズ感です。

以上コトブキヤ　陸上自衛隊　0７式ｰIII型戦車　なっちん　レビューでした。
こちらの方が「ろく」より先に発売された物となりますが
独特な体型ながらも可動ギミックはしっかりしていてコクピットハッチなどの開閉も可能です。
またろくのアウトリガーなどと同じ役割ができるリード線の尻尾があるのでこの足首の小ささでも安定して自立可能なのも遊びやすいです。
もちろん高いカスタム性は健在で色々武装が盛れますし色々な塗装やカスタムで楽しめそうな良いキットでした。

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