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MODEROID ガーランド　レビュー

MODEROIDシリーズから新たにキット化されたガーランド。
価格は7,500円です。

付属品はレーザーオーブガン、大きい握り手、平手、右銃持ち手、
肩差し替えパーツ、矢作省吾フィギュアの他、

予備パーツとして股関節フレーム周りのパーツがあります。

シールですがフロントカウルの３本ラインを再現するための物が付属していました。

また今回も一部塗装パーツが使われていて、クリアパーツで再現されたバイザーやテールランプなどがクリアカラーで塗装されています。

メガゾーン23に登場するバイク型から人型に変形するメカ、ガーランドがMODEROIDシリーズでキット化されました。
もちろんMODEROIDでもマニューバクラフトからマニューバスレイヴへの変形が可能で
変形は差し替え無しで再現されています。

こちらはバイク型のマニューバクラフトとなりますがバイクというにはかなり巨大な機体なのが特徴で
一見トライクのような印象も受けますが後輪は小さい物が中央にありしっかり2輪タイプのバイクとなっています。
各パーツにはロックや固定用のダボがありしっかり形状を固定する事ができます。

機体の配色ですが塗装済のクリアパーツが使われた事で各ランプ類やバイザーなどもきれいに再現されています。
胸部側面のフレーム一部など塗装が必要な所は若干ありますがほぼ成型色で配色が再現されています。
フロントカウルの3本ラインは溝のモールドがありますが黒ラインは再現されずシールで補うようになっていました。

前輪は両肩を合わせるような作りですが中央のフレーム周りは結構太め。
タイヤ部分は黒い成型色で再現されランプ周りはクリアパーツがしっかり使われています。

フロントスクリーンはクリアパーツで収納されている頭部も見えます。
ハンドルやメーター周りは軽くディテールが入っています。

シートもしっかり別パーツ化されこのあたりはバイクらしい造形。
その横には巨大な脚部ユニットがあります。

テールランプやウインカーなどももちろんクリアパーツ。
ディテールも入っていてリアルに再現されています。
後輪は前輪と比べると小さめのデザイン。
またどちらのタイヤも一応回転は可能です。

ガーランドを手に入れた主人公の矢作省吾フィギュアも着座姿勢で付属します。
こちらは接着推奨パーツとなっていて一応スナップフィットで接着しなくてもバラけるような事はないのですが
各部に隙間ができやすいため、キッチリ作りたい方は接着した方が良いと思います。

頭部はヘッドコネクターを取り付けた姿で立体化されています。
髪の毛も十分シャープに成形されていました。

もちろんガーランドにそのまま乗せる事ができます。

矢作省吾は単色のグレー成形のため全塗装が必要です。
バイクタイプですがスタンドなどがなくてもしっかり自立可能です。

この形態では特にギミックなどはなくステアリングなども固定です。
ただモールドなどは十分カッチリとしていて未来感のあるシャープなデザインを再現しています。
キットはスナップフィットで手軽に組み立てられますが、
胴体周りが特にそうでしたがダボが結構キツめの所があり組み立てはやや気を使う所があります。

スケールはノンスケールとなっています。
そこまで大きいバイクではないのですが何か乗せられるか試してみました。

かなり無理がありますが一応30MSの小さい素体が使われているタイプなら乗れない事もないです。

通常サイズのガバナーは矢作省吾より若干小さいので無理なく搭乗可能でした。

続いて「マニューバクラフト」から「マニューバスレイヴ」への変形ギミックです。
まずはリア部分に接続されている脚部を外し広げます。
この際フレームに負荷がかかって破損しないよう気をつけて外す必要があります。

脚部をそのまま回転させます。

次にシート周りのフレームを後方にぐるっと回転させsy体のフレームを後方に引き伸ばします。

さらにシート部分だけを回転。
後輪タイヤ部分を下方にぐるっと回します。

あとは奥に収納したシート部分をそのまま閉じておきます。

続いて腕部で構成される前輪部分を分離させ開きます。

フロントカウル周りには頭部が収納されているのでスクリーンを開け
頭部を回転させ展開します。

再度スクリーンを閉じたら引き伸ばしていたフレームを縮め、背面パーツと繋げます。

展開していた股関節フレームを再び閉じます。
後輪部分にはフレーム固定用のダボがあります。

後は脹脛のカバーを開け、収納されていた膝まりを引き伸ばします。

足首にあるマルイチ部分も回転させ向きを調整。
つま先も開いておきます。

展開していた肩のフレームを回転させ角度を変えた後

フレームを収納し、胴体のダボに肩となっているタイヤを接続。

後は肩部分を引き出し

前腕のカバーを開けると収納されていた手首が出てくるので回転させ展開します。

手首ですが収納可能な物と一回り大きい見栄え重視の物があり好みで交換します。

後は肘部分を引き伸ばし、肩の装甲の位置を調整して完成です。

これでガーランドの人型形態「マニューバスレイヴ」の完成です。
変形自体は差し替え無しですがさすがに矢作省吾の収納はオミットされています。
その分プロポーションは無理のない適度な太さで再現されていました。

変形自体はカッチリとした物でほとんどの部位はロックなどもあるため安定感も十分。
ただ自分の物は股関節フレームがダボからすぐ外れるため気をつけて動かす必要がありました。
もちろん大部分の関節は可動しポーズを付ける事が可能。
関節ですがポリキャップは使われておらず、一部はABS関節となっています。

こちらも頭部バイザーなどにしっかりクリアパーツが使われています。
手首は好みで交換する仕様となっていますが完全変形のため余剰パーツなどもありませんし
どちらも形態もしっかりまとまっていました。

頭部アップ。
装飾などが少なめのシンプルなデザインに青いバイザーが映えます。
頭部は一部左右分割で中央に合わせ目あり。

胴体はタイヤが両肩や股間部分にあり、マニューバクラフトの前後部分を縮めたような作りになっています。

腕部は前腕が太く力強い印象。
こちらも各所に合わせ目が出ますが挟み込みが多用されているため処理は大変そうです。
手首は握り手の他平手もあります。

肩アーマーの先端部分ですが2種類のパーツを好みで選ぶ事ができます。

股関節はBJ接続。
長いフレームで繋がれています。

直線的で太めの形状が特徴的な脚部。
膝アーマーなどは可動しエッジも十分シャープです。
ただこちらも太腿部分やカカトなどに合わせ目が出ます。

変形の都合でつま先は可動します。
つま先の肉抜きはありませんがカカト内部に特にディテールはありません。

可動範囲ですが変形ギミックの兼ね合いでシンプルな可動になっています。
首はBJで動くのですが腰は固定。
肩は十分上がり肘も曲がりますが肩のスイングギミックはありません。
ただ接続ダボを外せば一応軽く肩を後方にスイングさせる事は可能ですが見た目は犠牲になります。

股関節はBJであまり開く事ができません。
足首もBJで接地は控えめ。
ただ邪魔をするパーツが無いので脚は良く上がり、膝は100度ぐらい曲がります。

一応こちらもフレームを外せばさらに開いているようにする事ができますが
やはり見た目に無理が出てきます。

武器を装備させて。
武器はレーザーオーブガンのみです。
こちらはマニューバクラフト時に収納する事はできません。

各関節は結構固めで今のところ十分な保持力があります。

ただ股関節部分は動かそうとするとフレーム部分が外れやすく、
外れたまま動かすとねじれる感じに力がかかり、フレームがバラけてしまいます。
破損の危険もあると思うので股関節は慎重に動かしたほうが良さそうです。

スタンドは腰の3mm穴がそのまま使えます。
そこそこ大きい機体なのである程度支柱の長さがあるスタンドを使った方が良さそうです。

レーザーオーブガンは小ぶりな銃で右手のみ銃持ち手が付属しています。
小さく軽いので保持に困るような事はありません。
左右分割のシンプルな作りなので合わせ目も出ます。

肩スイングが無く、胸が突き出たデザインなので左手を添えて構えるのは厳しいです。

股関節のフレームですが予備があるのはありがたいです。
また問題ないならフレームパーツがばらけないよう先に接着してから組み込むと遊びやすくなると思います。
自分は接着してしまいましたが、接着するのはM4(M3)とM14（M18）番のパーツだけで
可動するBJのM2には接着剤が付かないよう注意して接着します。

最後にHGUCガンダムとキットサイズの比較。
ノンスケールですがそれなりに大きいキットでMGぐらいのボリューム感があります。

・塗装レシピはありませんでした。

以上MODEROID ガーランド　レビューでした。
独特のスタイルの機体ですが塗装済のクリアパーツなどが用意され配色の再現度も高いです。
マニューバクラフトからマニューバスレイヴへの変形を差し替え無しで再現していて
変形ギミックも大部分はカッチリとした物で複雑な変形ながら扱いやすい物になっています。
股関節は気をつけて動かす必要はありましたが、
変形を再現しつつある程度の可動も確保されていて、変形ギミックはもちろんポーズを付けたりするのも十分楽しめる内容になっていました。

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