■TOP

Figure-rise Standard サイレンススズカ　レビュー

発売ペースはゆっくりなもののリリースが続いているフィギュアライズスタンダードのウマ娘シリーズ。
今回はサイレンススズカがキット化されました。
価格は4,070円です。

付属品は交換フェイス×２（水転写デカール仕様）、平手、握り手、手刀タイプの手首の他アクションベース６が付属します。

シール類ですが服の黄色ラインや蹄鉄部分などの色分けを補うホイルシールと
黄色ラインと目線シールが入った水転写デカールが付属します。

一部トウカイテイオーのランナーが使われていてそちらのパーツが一部余剰となります。

フィギュアライズスタンダードで展開されている「ウマ娘プリティーダービー」シリーズよりキット化されたサイレンススズカ。
こちらも他と同じく勝負服姿で立体化されサイレントイノセンスの服のデザインも含め静かで落ち着いた雰囲気を上手く再現しています。
一部シールでの再現となりますが服のラインや左右で色の異なる靴なども特徴的です。
今回もフィギュアライズスタンダードという事で表情は３種付属しますがタンポ印刷されているのはこちらの表情のみ。
残りは水転写デカールで再現する必要があります。

キットの作りですが基本的には前に発売されたスペシャルウィークに近い構造です。
ダッシュポーズを再現するためのスカート分割や独特の股関節なども引き継がれています。
各関節はKPSで今回もポリキャップなどは使われていません。

各所の配色ですが服に色々な所にグリーン＆イエローのラインが入っているのですが
流石に細い黄色ラインはほとんどがシールでの再現となります。
そのかわりグリーンのラインは結構細かく再現されていて胴体の縦ラインなどもパーツ分割で再現されていました。

髪型はロングヘアで腰に届くぐらいの長さがあります。

頭部アップ。
タンポ印刷されている表情は柔和で微笑んだような表情。
目線は正面となっています。
髪飾りの黄色は足りない所もありそちらはシールあり。

水転写デカールで再現する表情パーツ。
こちらは無表情のような澄まし顔です。
デカールは目線が３種類から選べますが今回は左目線を選びました。

もう一つは軽く口を開けた叫び顔タイプのフェイスパーツ。
こちらは正面目線を貼っています。
今回のデカールはこの２種のみでした。

かなり髪が長いタイプのキャラですが付け根で跳ね上がるようになっていて干渉を逃がせます。
裏面には目立ちませんが分割線あり。

また耳やサイドの髪の毛も軽く可動。
髪の毛はこちらもある程度逃がす事が出来ます。

タンポ印刷は十分綺麗でした。
フェイス基部はこれまでと同じく30MSと互換性のあるタイプです。

胴体のアップ。
細かいイエローラインはさすがにシールですがそれでもグリーン部分はしっかり別パーツ化されています。
またスカートの折り目なども十分立体的に再現されていました。

首部分はシリーズ共通で多少見た目は犠牲になりますがかなり後方にスイングできるタイプ。
走るポーズが付けやすい構造になっています。

尻尾は根本でスイング、途中でロールが可能。
一部合わせ目が出ます。

腕部は30MSなどと似たような作りで袖の黄色ラインなどはシールです。
上腕の白い布部分に合わせ目が出ます。

上着やスカートは一部分割されていて跳ね上げる事が可能。
こちらも走るポーズが取りやすくなるための工夫でした。

脚部ですがこちらもウマ娘シリーズ独特の構造で股関節自体が巨大なBJになっています。
脚部は合わせ目のでない構造で太腿にはロール軸もあります。

巨大なBJ部分はスペシャルウィークなどと同じくスイングも可能な構造。

シューズは左右でカラーが異なります。
細かい色分けはシールで補いますが蹄鉄のモールドなどもしっかりありました。

可動範囲ですが肘は90度ほどでもう少し曲がってくれるとありがたかったかも。
首はかなり柔軟で髪の毛も跳ね上がるためダッシュポーズも取らせやすいです。
胴体のスイング幅はそこそこです。

肩も前後方向にスイング可能。
胴体は軽く左右方向にもスイングできますがスイング幅は僅かです。

脚部ですが接地自体は良好ですがスカートが干渉するためあまり脚を開けません。
ただ開脚して派手なポーズを取るような事はあまりないと思うので気にならないかも。
スカートが可動するため脚はそこそこ上がりつま先も可動します。

今回も特に持ち手などは付属せず手持ち用の小物なども無いためシンプルな内容です。

髪の毛や尻尾が可動するためある程度動きが付けられますしサイドの髪の毛も意外と逃がせるので振り向くようなポーズも可能です。

合わせ目も前方から見ればほとんど目立たず
髪の毛のモールドも十分細かく間延びしたような印象はありません。

スカードなどを展開する事で前傾姿勢で走るポーズを再現可能。
展開させると多少スカートの硬い感じは残りますが脚を前に出しやすいのは良いですね。

アクションベース６の支柱の長さは余裕があり、ダッシュポーズでも十分飾る事が出来ます。
ただ個体差もあるのか自分の物はスズカとの接続部が緩く調整が必要でした。

これで３キャラ目のリリースとなりにぎやかになってきました。
大きい手持ち武器なども当然ないので関節の保持力自体は良好です。
ただ肘の軸が短めで少し抜けやすく感じる部分はあります。

背景を変えて。

今回は口を開いている表情パーツはありますが目線はキリっとした物のみだったので
歌っている顔に出来るデカール＆表情パーツもあると嬉しかったですね。

持ち手はありませんが一応30MSの持ち手を流用する事は可能と言えば可能です。
ただジョイント部分が深く、30MSの持ち手だと浅くしかはまらず引っ掛けているような感じになります。

もちろん30MSや他のウマ娘と表情の入れ替えも可能です。
ただフィギュアライズウマ娘シリーズは肌のカラーが独特なので30MSときっちり合う訳ではありません。

最後に同シリーズのトウカイテイオーやスペシャルウィークと並べて。
構造はスペシャルウィークとほとんど同じで関節の見た目が進化したタイプでした。
身長は極端な差はありませんが一番高くなっています。

以上Figure-rise Standard　サイレンススズカ　レビューでした。
今回のサイレンススズカはスペシャルウィークの構造を引き継いでいて股関節や膝の処理などがより自然になっています。
走るポーズを再現するためのギミックもありスカートなどが分割され跳ね上がる事で脚をより前に出せる構造になっていました。
また髪の毛も可動するためダッシュ系のポーズは十分取れる物になっています。
服の分割も黄色ラインはほとんどシール＆デカールですがそれでもグリーン部分は細かく分割され、
トウカイテイオーやスペシャルウィーク同様このサイズとしては十分再現されていると思います。
30MSに似た部分も多いのですが股関節周りなど独特な作りも多いので組んでみるのが面白いキットですね。

［広告］（プレミアムバンダイ）