HG 1/100 VF-31C ジークフリード(ミラージュ・ファリーナ・ジーナス機) デラックスセット レビュー【マクロスΔ】

HGで展開されている1/100のマクロスシリーズ。
今回はマクロスデルタからHG VF-31C ジークフリード(ミラージュ・ファリーナ・ジーナス機)がリリースされました。
ハヤテ機と同じく通常版とデラックス版が同時発売されましたが今回もデラックス版の紹介となります。
価格は通常版が5,500円、デラックス版が8,250円です。

付属品はアサルトナイフ×2、持ち手、ハンドサイン手、右銃持ち手、左平手、1/100マキナ・中島&マルチドローン台座、
差し替え用変形パーツ一式、ランディングギア、そしてアクリルスタンド(デラックス版のみ)となります。
・ランナーについてはこちら


デラックス版のアクリルスタンドは「マキナ・中島」が描き下ろしイラスト姿で両面印刷されています。

シール類は色分けを補うシールと水転写デカール(豪華版のみ)が付属。
また別売ですがいつも通りラインやコーションなどを補える水転写デカールも同時発売されています。

余剰パーツはハヤテやフレイヤのフィギュアが余ります。

また今回もインサート成形が採用され主翼などのラインは一部成型色で色分けされていました。


まずはバトロイド形態。「マクロスΔ」に登場し、マクシミリアン・ジーナスの6女ミランダの娘「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス」の機体
VF-31C ジークフリードが新たにキット化されました。
こちらは先に発売されているVF-31Jとほぼ共通ですが頭部に対空ビーム機銃を2基搭載した頭部に変更。
カラーはホワイト&パープル系の配色に変更されています。
・追記 頭部の両脇のパーツを裏表逆に付けていた写真の大部分を修正しました。
教えてくださった方ありがとうございます!


キットはHGマクロスシリーズ共通で差し替え三段変形(ショートカットチェンジ)が採用され
大胆なパーツ差し替えで細かい作業や強度の心配をする事なく手軽に変形できる構造。
各形態のプロポーションも良くカッチリとした作りです。
各所の関節は今までと同じくKPSの組み合わせでABSやポリキャップは使われていません。


機体の配色ですが基本的にハヤテ機の色違いでラインのパターン自体なども同じです。
インサート成形で一部のラインは色分けされていますがそれでも足りない部分は多く、
シールまたは塗装で補う必要があります。
成型色だと肩や膝、アンクルアーマーなどは真っ白なのでこのあたりが目立つ印象。




頭部アップ。ハヤテ・インメルマン機のVF-31Jと比較しています。
頭部はレーザー砲が2基装着されカメラやマスクなどの形状も大きく変わっています。
レーザー砲は固定で角度変更は出来ません。
また細かいグレーなども塗装が必要となります。

カメラ部分はクリアパーツで再現されパール調の仕上がりです。


胴体のアップ。
胴体は差し替えで各形態を再現するためシンプルで組みやすい構造。
こちらも主要な部分は色分けされていますが一部のグレーや胸部中央の色分けなどはシールまたは塗装で補う必要があります。


背面の「マルチパーパスコンテナユニット」
右側にはビームガンポッドが装着され取り外しも可能です。

主翼部分ですがバトロイド時は背面に折りたたまれています。
こちらはインサート成形でラインがシャープに再現されています。


腕部には小型のシールドやレールガン(ミニガンポッド)が取り付けられています。
肩周りは複雑な配色ですがこちらはまるごとシールで補う方式。
また左手のみ平手もあります。

レールガンは差し替え無しで前方に展開可能。




脚部アップ。こちらも主要な部分は色分けされていますがそれでも足りない所は多く
細いラインはシールなどで補う必要があります。
ですが合わせ目はほとんどディテール化され太腿に少しでるぐらいでモールドなども細かいです。


脹脛のカバーは取り外し可能。内部にはシグナス(マルチドローンプレート)のディテールがありますが取り外しなどは出来ません。
足裏はノズルのディテールも再現されていますが3mm穴はないのでエフェクト類の取り付けはできません。




可動範囲はVF-31Jと特に変わらず。
差し替えのため首や肩周りなども柔軟でマルチパーパスコンテナユニットもスイングが可能。


脚部も股関節はBJですが基部のジョイントが「ハ」の字に動くため大きく開脚する事が出来ますし
膝の可動も十分で接地もまずまずです。




HG VF-31J ジークフリード(ハヤテ・インメルマン機)と比較。
頭部以外は特に違いが無く配色パターンなども同じです。

武器を装備させて。
ガンポッドは背面のコンテナから取り外し持たせる事が出来ます。


スタンド穴は腰の後ろ側にあり脚も閉じやすい作り。

可動域や保持力は十分でしたが頭部の機銃がコンテナ周りとやや干渉しやすいです。
細長いパーツなので一応注意が必要でした。



「ハワード社製LU-18A ビームガンポッド」
右手に銃持ち手があり銃身のカバーなども再現されていますが細かいラインはやはりシールなどで補います。


下部の合わせ目は段落ちモールド化され左手には平手があるので手を添える射撃ポーズも可能です。


「ラミントンLM-25s レールマシンガン(ミニガンポッド)」
トンファーのように装備された小型のガンポッド。
砲口はかなり細いので開口されていません。


「AK/VF-M11 アサルトナイフ」
2本付属している小型のナイフです。HGなので刀身もやや厚く収納ギミックは再現されていません。
あと注意点ですがポーズを付ける時首を動かしていたら顎下のグレーのパーツがいつのまにか襟などと干渉し白化してしまいました。
動かす時は注意した方が良さそうです。



ハヤテ機と同じくワルキューレのハンドサイン手首が付属する他、マルチドローン台座も付属。
フィギュアは新規でマキナ・中島が再現されています。

アクリルスタンドと並べて。
アクリルスタンドの大きさは13センチほどで一緒に飾りやすいサイズ感です。

続いてガウォークへの変形ギミックです。
詳しくはハヤテ・インメルマン機で紹介しているので差し替えギミックは簡単に。
ガウォークへの差し替えで使うのは機首と変形頭部パーツです。

まずは脚部と取り外し、胴体をバックパック、胴体、胸部&腕部の3ユニットに分解。


脚部はシャッターパーツを取り外し逆関節に曲げたら機首パーツに取り付けます。


主翼を展開し胸部パーツとバックパックパーツをセット。胴体パーツは余剰となります。



これで「ガウォーク」の完成です。
差し替えのため複雑な作業は必要とせずさっと変形可能。


ハヤテ・インメルマン機のガウォークと並べて。
ブルーと赤紫系のパープルなので並べても良い感じです。


キャノピーは偏光樹脂が使われた美しい仕上がりですがやはりフレームなどはシールまたは塗装で仕上げる必要があります。
もちろん開閉もこれまで通り可能でした。


座席ですが複座式でマキナ・中島が乗った物と単座式の選択式となります。
パイロットは単色成形なので全塗装が必要です。


機首パーツ下部にスタンド穴がありこちらも問題なく浮かせて飾る事が出来ます。

太腿にはロール軸がありハの字に足を開く事も可能。
ガウォーク時も遊びやすいです。


ドローン台座&フィギュアと組み合わせて。

そしてファイター形態への変形ギミック。
こちらは脚部変形パーツ、肩カバーパーツ、マルチパーパスコンテナ変形パーツを組み合わせます。


マルチパーパスコンテナは先端部分を外し差し替えパーツに変更。
ガンポッドのカバーを差し替えて収納形態にしてそれぞれ回転させる事で1つのユニットにします。

後は機体後部にぐるっと倒しておきます。


脹脛のカバーを開けると膝と足首のロックが外れるため膝関節と足首関節をスライドして収納。
サイドに変形パーツを取り付けます。


そのまま脚部を後ろに回転させ主翼と一体化させます。

腕を取り外したらその部分にカバーを取り付け。



これで「ファイター」形態の完成です。
前進翼のシャープかつ鋭いシルエットは健在。
こちらの形態も少ない差し替えパーツで簡単に変形可能です。


ハヤテ・インメルマン機と比較。
主翼の配色パターンなども共通なのが分かります。
ホワイトやグレーの色味は共通のようでした。


今回も差し替えでランディングギアの再現が可能。
カバーを外し交換するだけです。

この状態でも足首は可動するのでノズルの開閉が可能です。


各所にはロックがありファイター状態もカチっと固定されグラつくような事はありません。
また細かい変形のための可動部位も少ないため塗装もある程度手軽に行えると思います。


今回は個体差だと思いますが、機首ランディングギア部のカバーが固定出来ずポロポロ外れるので調整が必要でした。
それ以外は特に困るような部分は無かったです。

アクリルスタンドを並べて。
台座や大きさなどは揃えられています。


次のマクロスΔシリーズはアラド機のリリースが決まっています。
マクロスFのメサイアも出るのでデルタ小隊が揃うのはしばらく先になりそうですがアクスタなども揃えて並べると見栄えがしそうですね。


HG YF-29 デュランダルバルキリー(マクシミリアン・ジーナス機)やHGUCガンダムとキットサイズのサイズ比較。
HG枠ですが1/100なので一般的なサイズのガンプラなどと比べると結構大きめです。



以上HG 1/100 VF-31C ジークフリード(ミラージュ・ファリーナ・ジーナス機) デラックスセット レビューでした。
基本的には先に発売されたハヤテ・インメルマン機の流用で頭部が新規パーツで再現されています。
割り切った三段変形の扱いやすさは相変わらずで、破損などにさほど気を使う所もなく手軽に遊べますし各形態もカッチリとまとまっていました。
ただ頭部の顎下のパーツがちょっと襟周りと干渉しやすかったのでそのあたりは注意が必要そうです。
今回もデラックス版を組んでみましたが違いはアクリルスタンドとマキナ・中島メインのデカールの有無のみとなるので
機体だけ欲しい方は通常版でも問題ないと思います。
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執筆者:星丸
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