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MG ザク・キャノン（ユニコーンカラーVer.）　レビュー

ガンダムUCに登場したカラーでキット化されているMGザク・キャノン（ユニコーンカラーVer.）
こちらは2013年に発売されたキットですが最近再販もされました。
プレミアムバンダイでの受注品となっていて価格は4,950円です。
パッケージは単色タイプで説明書はMGザクキャノンの流用ですが
余剰パーツやカラーリングの補足をしたペーパーが1枚追加されています。

付属品はザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホーク＆取り付けジョイント、
パイロットフィギュア、ラビットタイプアンテナ、スタンドジョイントのみとなります。

シール類ですがマーキングシールと転写式のガンダムデカールがあり、こちらはノーマルザク・キャノンの流用です。
そのためシールには「アルフレディーノ＝ラム少尉」のや「グレーデン中尉」のパーソナルエンブレムもありました。

余剰パーツは大量にあります。
成型色で配色を再現するためプレバンキットらしく複数の成型色のランナーが用意されていて使わない側が余ります。
またKランナーは３枚あり、１つのアンテナパーツだけのためにライトブラウンのランナーが用意されていました。

「ガンダムUC」でトリントン基地襲撃に参加するザク・キャノンがユニコーンカラーVer.としてMGでキット化されました。
キットは以前発売されたMGザク・キャノンをベースに成型色を変更。
サンド系のカラーなのは変わっていませんが、ダークグリーンの部分が増え、ややメリハリのあるカラーリングに変わっています。
今回はカラバリキットとなっているため造形的な変更点はありません。

ザク・キャノンという事でバックパックには180mmキャノン砲があり
腰部には特徴的な武装となるビッグガンも変わらず装着されています。
キットのベースはザクVer.2.0系となっています。
そのためフレームはABSとポリキャップの組み合わせです。
ザク2.0系もだいぶ昔のキットになってしまいましたが今でも十分通用する凝った作りなのは変わっていません。

機体の配色ですがMGらしくほぼ成型色で配色が再現されています。
一部ノーマルと異なる部分はプレバンキットらしく成型色違いの同じランナーを２～３枚用意して再現されています。
その分余剰パーツはかなりありますが価格は据え置きです。

こちらは説明書にあるノーマルのカラーリング。
背景もサンド系でちょっと分かりにくいですが比べると
パイプやソール、前腕の色などがユニコーンカラーVerでは暗い色に変わりメリハリがつけられています。

頭部アップ。
パイプのないスッキリとした形状を再現。
合わせ目の出ない構造は変わらず、モノアイガードや頭頂部カメラなどもクリアパーツです。

もちろんパーツの交換でラビットタイプのアンテナにする事も変わらず可能です。

MG ザクVer.2.0系の作りのためモノアイは首の可動と連動する方式。
モノアイはクリアパーツで色分けはされていませんがシールあり。
ただ曲面に貼るためシールは浮いたりシワになりやすいです。

胴体のアップ。ノーマルザクと比べると胸部は角張った平面的なデザインに変わり、パイプ位置なども変更され
バックパックの独特の形状に変わっています。
また腰部スカートアーマーの形状も一部異なります。
パイプは軟質プラにプラパイプを１つ１つ通していく方式でリアルな仕上がり。

コクピットはもちろん開閉可能。
バックパックにはキャノンの他、スモークディスチャージャーが装備されています。

「180mmキャノン」は合わせ目の出ない分割。
左右にはスイングできませんが上下には十分動かせます。

またキャノン基部には砲弾のディテールもあります。

ビッグガンは合わせ目がディテール化され砲口は別パーツ。
グリップが可動しマガジンも着脱可能。
こちらにも砲弾のディテールがあります。

もちろんビッグガンの基部パーツは取り外し可能。

流用ですが立ちポーズのパイロットフィギュアも付属します。

シールドはノーマルザクより凝った形状になっていて細いラインまで色分けされている凝った作り。
裏面はフチに肉抜きがありますがディテールは入っていますしアームで接続するため自由度は高いです。

フチの膨らみがなくスッキリした形状となった肩アーマー。
こちらもアームで接続され自在に動きます。

腕部は前腕がやや角張った形状になり、カラーもノーマルから変更されダークグリーンに変わりました。
手首はこちらの手首のみで各指が可動します。

腰部にはヒートホークを取り付け可能。
腰部アーマーはフロントアーマー以外裏打ちがあります。

脚部もノーマルザクと比べるとやはり角張った形状になりデザインも大きく変化しています。
脹脛のダクトなどもしっかり別パーツ化され膝を曲げても隙間などが目立たないしっかりとした作り。
パイプはスプリングにパイプパーツを通すため動きにしっかり追従します。

足裏は肉抜きがなくつま先も可動します。

可動範囲など。
MG ザクVer.2.0系の作りなので上半身は柔軟で肩周りなども良く動きます。
ビッグガンもスイング可能で可動の邪魔にはなりません。

シールドやスパイクアーマーも十分逃がせます。

脚部も膝や股関節は良く動きますが、
内部にシリンダーギミックなどがあるせいか足首の接地は並です。

以前紹介したMG ザクキャノン（イアン・グレーデン専用機）と並べて。
どちらもミリタリー感のあるカラーで落ち着いた仕上がり。

キットのベースとなっているMG シャア専用ザクVer.2.0との比較。
武装はもちろん、装甲の形状にも大きな違いがあり並べてみたりするのも楽しいです。

武器を装備させて。
手持ちの武装はザク系ではおなじみの物が付属します。

ザクマシンガンはザクVer.2.0系の流用となります。
合わせ目の出ない作りでフォアグリップやスコープが可動しセンサーもクリアパーツ。

手首には武器保持用のダボがありますが、
浅いためどうしても外れやすい部分があります。
ただ軽いのでそこまで困る事は無いです。
スタンドジョイントは股関節に取り付けるタイプで外れにくく安定して飾る事ができます。

ザクバズーカも同様に流用パーツで筒状のパーツが使われているため合わせ目が出ません。
こちらのスコープもクリアパーツですがどちらも特に色はついておらず無色透明のレンズパーツとなります。

シールドは自由度が高いので逃がしつつ肩越しで構える事ができます。
こちらもやはり保持ダボが外れやすいですが両手持ちすれば保持は安定します。

ヒートホークは１パーツで成形されているため全塗装が必要です。

こちらも保持ダボがありますがマシンガンやバズーカと違い外れにくくグリップから抜け落ちるような事も無かったです。

180mmキャノンやビッグガンを構えて。
ノーマルのカラーと比べると胸部などの赤色が無くなりパイプもグレーになったためより渋い印象になりました。

ビッグガンはスイング可能のため横方向に向けて構えたりする事も可能。
意外と自由度は高いです。

RE イフリート・シュナイドやRE ガンキャノン・ディテクターと。
今回はカラバリのためパラシュートザックのような装備は付属しません。

以上MG ザク・キャノン（ユニコーンカラーVer.）レビューでした。
今回はカラバリキットとなっていて造形的な変更点などは無いのですが
配色再現のため複数の同ランナーがセットされ余剰が多数あります。
パイプパーツなどもかなり余るのでちょっとした改造やケーブル作成などにも便利に使えそうでした。
作りはザクVer.2.0系のキットのため保持力などもしっかりしており細かいところまで力の入ったキットです。
角張った装甲や特徴的な180mmキャノン＆ビッグガンなど
通常のザクとは大きく異なる部分が多く、そういった部分を見比べたりするのも楽しいキットです。

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