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DSPIAE スマートエッジカッターレビュー

様々な部位の面取り加工が出来る多機能ツール、「スマートエッジカッター」。
今回はいくつかのオプションを揃えて色々試してみました。
価格ですが本体は3,520円、オプションのビット類はそれぞれ418円となります。

スマートエッジカッター本体の付属品は特に無く、このように1本のペン状のツールが入っています。

長さは16センチほどでペンタイプなので場所も取りません。
また本体はアルミ製で剛性感があり、塗装なども綺麗に仕上がっていました。

このツールの構造ですが両端がそれぞれ外れるようになっていて
交換可能な「円錐ドリル」と「円錐ボールドリル」が装着されています。

そしてそれぞれの反対側は「外面取りツール」となっていて
90度と60度の刃がそれぞれ取り付けられています。
まずはこちらの外面取りツールから紹介していきます。

この外面取りツールは4枚の刃が取り付けられていて

中にパーツを入れてクルクルと回す事でこのように外側の面取りが出来るツールとなっています。

角度が2種類あるため好みの角度を選択可能。
軽い面取りから画像のように円錐状に加工する事も出来ます。
加工出来る太さはおよそ6mmぐらいまででした。

本格水冷のPCを組む際に使っていて、ハードチューブの面取りで同じような使い方をするパイプリーマーと大きさ比較。
こういった外面取りツールはあまり小さい物が無かったので模型用に使いやすいサイズなのは嬉しいですね。

パイプ状のパーツからバーニア類まで6mm程度の物までならこれでフチをシャープに仕上げる事が出来ます。
ガンプラなどはフチが厚い物が多いので活躍しそうですが、どうしても多少ビビりがありその跡がついてしまうので

軽く1000番ぐらいのヤスリで整えると綺麗に仕上がります。
ただ6mmぐらまでしか加工できないのでそれより大きな物を面取りしたいという場合
ピンホイール（レビュー）などの方が向いています。

また替刃もそれぞれ418円（22枚入り）で売っています。
ケースも同梱され内部には仕切りがあり使い古しの刃も収納出来ます。

交換する際は蓋を外し刃を4枚交換します。
特に難しい所は無く簡単に作業出来ました。

それと刃の切れ味などは良好で、軽い力でサクサク加工出来るのですが
加工を続けているとこのように削りかすが内部に詰まります。
あまり詰まらせると圧縮されて掃除が面倒なのである程度削りかすがたまる前にブラシやダスターなどで掃除した方が良さそうでした。

そして「内面取りツール」となるボールドリルと円錐ドリル。
本体付属の円錐ドリルは3mm、円錐ドリルは90度という汎用性の高い物がセットされています。

別売となっている60度の円錐ドリルと4mmと5mmのボールドリルもそれぞれ試してみました。

まずは円錐ドリルですがこちらは直線的な面取りが可能。

シンプルな丸穴モールドなどに使ったりするのはもちろん、
自分でブチ穴を開けた際などに使うとよりメカニカルな仕上がりになります。

そしてこちらはオプションの60度円錐ドリル。
よりシャープな角度で面取りする事が出来ます。
交換は簡単で基本的にピンバイスと同じです。

より急角度の面取りが可能になるため砲口などを薄く仕上げたい時などに便利です。

続いて3mmボールドリル。
こちらはすり鉢状に内側を面取りする事が出来ます。

プロペラントタンクなどでスラスターが埋まっているような場合、下穴を開けて

こちらのボールドリルを使う事でよりスラスターらしい形状に加工する事が可能です。

続いて1.5mmの穴を開けた1mmのプラ板でそれぞれ試してみます。

4mmと5mmのボールドリルは大きいため結構ディテール自体が大きくなります。
大型のボールドリルはバーニアの内側などに活躍しそうですが丸穴のディテールアップだと3mmぐらいが使いやすい印象。
また円錐ドリルは60度だと角度が急すぎて面取りがあまり分からない感じなので、砲口を薄くしたりするのには向いていますが
丸穴のディテールアップに使う場合90度が使いやすい印象でした。

ドリルはどれもタングステン鋼が使われているらしく切れ味も良好です。

また構造はピンバイスと変わらないので軸径さえ合えば色々取り付ける事は可能でした。

以上DSPIAE スマートエッジカッター　レビューでした。
今回のツールは各種面取りに特化した物で外面取りと内面取りツールがシステマチックに収納されています。
丸穴のディテールアップからバーニアや砲口を薄くする加工まで模型に使いやすいサイズでオプション＆スペアパーツもしっかり取り揃えられていました。
切れ味なども特に問題なく場所も取らないですし、ドリル類は手軽に代用出来ますがプラモに使いやすい外面取りツールもあるのは良いですね。

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