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ガンダムスペリオルディファイン【全5種】レビュー

バンダイから新たな食玩キット、「ガンダムスペリオルディファイン」が発売されました。
価格は1箱550円でキットの他にガム1粒とメタリックシール（全１２種）が１枚封入されています。
第一弾のラインナップですが
1．ウイングガンダムゼロ EW
2．武者精太頑駄無麒麟児特装
3．ゴッドガンダム
4．ガンダムTR-6［ウーンドウォート］
5．ハイゴッグ
となります。サイズはおよそ38mmほどに統一されたミニサイズ。
今回はアーティファクトと異なりブラインドボックスで中身は何か分かりません。
・ランナーについてはこちら

シールは自分の場合この5枚でした。

今回はそれぞれ固定ポーズ仕様のキットとなり、普通のプラモデルように組み立てが必要です。
成型色は全てペールオレンジというSD版ガンダムアーティファクトといった内容になっています。

まずは「ウイングガンダムゼロEW」。
こちらはウイングを大きく広げツインバスターライフルを携え左手を上げたポーズで立体化されています。
広げたウイングも躍動感のある造形で小型キットながら見栄えのする内容。
今回のキットでは一番ボリュームがあります。

各パーツは非常にシャープで体型は３頭身に近いバランス。
キットは基本的にスナップフィットが採用されていて気軽に組む事が出来ます。
デフォルメキットというバランスもあるのかパーツもガンダムアーティファクトよりは大きめでそちらよりは組みやすい印象。
とは言えこのサイズなので小さいパーツもそれなりにあるため紛失には注意が必要でした。
今回浮いている機体は基本的にスタンドが付属していて綺麗にディスプレイできるようになっています。

頭部はデフォルメキットのためそこそこ大きさがあり、
そのためカッチリとした造形でアンテナもシャープに仕上げられています。
多少アレンジが加えられててディテールも増えています。

胴体や腕部もこの大きさながら潰れたり溶けたように感じる所は無くダルさは感じません。

ツインバスターライフルは程よい長さで立体化されていました。
背面のサブウイングは若干開いたような造形で厚みも十分あります。

動きが付けられたウイングは小羽根も薄くシャープに再現されています。
裏面もきっちりディテールが入っていました。

脚部は足裏に肉抜きがありますが脛などのボリューム感は十分です。

他のキットにも言えますが、ガンダムアーティファクトだと一部のキットは腕が回せたりしたのですがこちらは全て角形のダボなので完全固定モデルとなります。

続いて「武者精太頑駄無麒麟児特装」
こちらはSD戦国伝からの立体化で麒麟の神器を装着した姿を再現しています。

武者精太頑駄無のケンタウロス形態に麒麟の神器を装着し翼などが装着された姿を再現。
ポーズは矢を放った瞬間を再現したような状態で立体化されています。

頭部アップ。
兜などのパーツは非常に尖っているので角を折ったりしないよう気をつける必要があります。
Z系らしいシャープなマスクなども良い感じです。

弓は矢を放った後の弓返りしたような状態で再現されています。
胴体の鎧なども細かく再現され
脚部はケンタウロス形態なので馬状態になっていますがこちらは結構細めに造形されています。

麒麟の神器で追加されたウイングや腰の飾りなども精密に再現。
こちらもスタンドで浮いた状態で飾れます。

躍動感のあるポーズで密度感もあり、写真を撮ったりすると小ささを感じません。

他のキットにも言えますが基本スナップフィットで組めるとは言え
足の飾りなど一部取れやすく感じたパーツもあったので
個体差はあると思いますが一部は接着した方が扱いやすくなる所はあります。

続いて「ゴッドガンダム」
こちらはゴッドフィンガーで飛びかかっている所を再現したようなポーズで立体化されています。

背面のエネルギーフィールド発生装置は開いた状態で日輪も再現。
脚部は比較的がっしりとしたバランスで手首なども大きめに造形されています。

頭部はすこし優しそうな顔つきが特徴的。
複雑なデザインの頭部ですがアンテナやダクト周りなどもシャープに再現されています。

エネルギーマルチプライヤーゲートも展開状態で再現。
右手首ですがゴッドフィンガーの形状というより指を全て開いたシャイニングフィンガーに近い造形となっていました。

日輪はさすがに非クリアパーツですが再現されているのは嬉しいですね。

脚部は足裏に肉抜きがありますがそこまで気にならずボリュームは十分です。

SD体型なのでそこまで間延びも気にならないのですがさらにティテールも追加されているので
アーティファクトのような密度感のある仕上がり。
パーツ分割も結構細かいのでパーツを分解して塗装したりするのもやりやすそうです。

キットは5種ですがシールは12種あるのでそちらもコンプしようとすると大変そうです。

次は「ガンダムTR-6［ウーンドウォート］
こちらはコンポジット・シールド・ブースターを携えた姿で立体化。
ラインナップも様々な作品からキット化されているのでこのあたりもガンダムアーティファクトのようです。」

色々な形態がありますがこちらはプレーンな姿で立体化されています。
コンポジット・シールド・ブースターはジャバラアームで接続されています。
こちらもスタンドで浮いた状態ですが今回の中では一番落ち着いたポーズになっている印象。

ツインアイがほとんど隠れたような頭部も再現され上手くデフォルメされています。

独特の胴体や腕部周りの形状も小サイズながら再現され
手首の造形も自然です。

コンポジットシールドブースターはクローモード。
クロー部分も大きく開いた状態で造形されています。

ブーストポッドも小型ながらしっかり再現されていました。

大腿部のスリットなども立体感のある作り。
さすがに変形ギミックは再現されていません。

このサイズなら色々な形態もキット化できそうですし今後の展開も楽しみですね。

最後は「ハイゴッグ」
今回のラインナップで唯一モノアイタイプの機体です。
こちらは旧キットの箱絵をイメージしたようなポーズで立体化されています。

極端に長い腕や肩アーマーなどハイゴッグの特徴を削ぐこと無くデフォルメされています。
腕部なども迫力のあるバランスで格好良く仕上がっていました。
またこちらのキットのみスタンド無しとなります。

胴体部分ですがモノアイもしっかり造形されうるさくない程度にアレンジされ
背面のスラスターやジェットパックも細かく造形されています。

大きい肩アーマーは裏面にもディテールあり。

バイスクローの指は全て別パーツ化されディテールも細かいです。
左腕は地面を押さえつけるような形状が上手く再現されていました。

普段は見えませんが足裏のディテールはかなり細かく作られています。

こちらは組み付ける時ちょっと肩アーマーなどが外れやすかったのでポロポロ外れるようだったら接着すると扱いやすくなるかも。

腰を落とし低く構えた姿も無理なく再現されているのは固定モデルならではですね。

最後にガンダムアッセンブルのガンダムやガンダムアーティファクトのHi-νガンダムとサイズ比較。
全体的なボリューム感は似たような物で密度はありますがかなり小型のキットです。

以上ガンダムスペリオルディファイン【全5種】レビューでした。
キットとしてはガンダムアーティファクトのSD版といった印象で
ペールオレンジの単色成形のキットですがミニサイズにギュッと詰まったような密度感が魅力です。
またSDという事もありパーツ自体もそこそこ大きくアーティファクトより手軽に組める部分はありますがそれでもシャープで小さいパーツも多いので
組立時はある程度気をつける必要はあります。
今回は全てポーズが付けられているので飾り映えも良いですし色々な作品から立体化されているため第二弾が出るならどうなるのかも楽しみですね。

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