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■MG ジム(寒冷地仕様) レビュー

MGでキット化されたジム(寒冷地仕様)
こちらはプレミアムバンダイでの受注品となっていて価格は4,212円です。

付属品はブルパップマシンガン、90mmマシンガン、シールド、サーベル2本(1本は予備です)
持ち手、平手、右銃持ち手、スペアマガジン2つ、スタンドジョイントが付属。

シール類は水転写デカールとセンサーや股間のV字を補うホイルシールが付属します。

MGジムスナイパーIIやジムコマンドがベースのキットとなっていて余剰パーツは多め。
ですがジムコマンドに組んだりする事はできません。


余剰パーツをチェックしている時に気がついたのですが、Fランナーのパーツが一部説明書の図から省かれていました(写真右下部分)
たまたまなのか仕様が変わったかは分かりません。
ただ省かれているのは余剰パーツなので組立自体には支障はありません。


機動戦士ガンダム0080からキット化されたジム(寒冷地仕様)
こちらは以前発売されたジム・コマンド(宇宙戦仕様)やジム・コマンド(コロニー戦仕様)がベースとなっていて
頭部や胸部など色々な部分のパーツが新造されていますが流用されている所も多めです。
関節パーツにはこれまでと同様MGガンダムVer2.0のランナーも使われていますがABSは使われていません。


機体の配色は寒冷地仕様という事もありホワイトと薄めのグレーが使われた地味めのカラーリング。
フレームはパープルグレーになっています。
機体の配色はほぼ再現されているものの、股間のV字部分は別パーツ化されておらずシールとなります。


プロポーションはジムスナイパーII系のキットなので胴体がコンパクトで腹部も細め。
関節構造なども特に変わった部分は無かったです。




頭部アップ。
頭部は新規パーツで再現されバイザーはクリアパーツで内部のメカディテールも良く確認できます。
バルカンは別パーツ化されていますが頬ダクト内部のグレーは塗装が必要です。
頭部側面の分割線はディテールのようで作例などでも特に処理はされていませんでした。


ジムコマンドの頭部と並べて。
丸みのあるお馴染みのジム顔に近くなっています。


胸部はコクピットが開閉可能。
ダクト類は別パーツ化されています。

また首はジムスナイパーIIなどと同様に根本が跳ね上がるようになっていて広い可動範囲があります。


バックパックは新規パーツ。
バーニア内部も色分けされています。
サーベルラックは回転が可能ですが肉抜きもあります。




ジムコマンドとの比較。
胸部、フロント&サイドアーマーの形状も変わり
バックパックは別物になりました。
サーベルは1本だけになり取り付け位置はバックパックに変更されています。


肩部はジムスナイパーIIやジムコマンドと共通のパーツ。
画像のように大きくズラして逃がす事ができます。


腕部もほぼ変わらないのですが、前腕の一部が新規でディテールの少ないシンプルな形状になりました。
手首は変わらずMPランナーで親指以外は差し替えです。


腰のV字はシールですがモールドあり。
フロント&サイドアーマーの裏打ちパーツはジムコマンドなどと同じ物なのですが
アーマー自体の形状が変わっているため肉抜きが目立つようになっていました。


シンプルなラインでスラスターダクトなども少ない脚部。
こちらもほぼジムコマンドと共通ですが


脹脛外側にあるスラスターダクトが無くなりよりシンプルに
また膝関節の一部が新規でケーブルの造形があるタイプに変わりました。


膝関節の一部が新規ですが可動には影響なし。
足首は細かく可動し肉抜きもありません。

武器を装備して。




付属武器のブルパップマシンガンはジムスナイパーIIの流用パーツ。
合わせ目は段落ちモールド化されマガジンが取り外し可能。
スペアマガジンもありますが本体やシールドなどに取り付けはできません。



シールドはガンダムのような十字はありませんが作り自体はガンダムVer2.0と同じで赤いパーツ以外流用です。
シャッターが開閉可能で腕部接続ジョイントもレールに沿ってスライドするのも変わらず。

スタンドジョイントも変わらず付属するのでアクションベース1や4などが使えます。




そして新規武装の90mmマシンガン。
こちらはグレネードランチャーのバレルが赤い成形色で後はグレー成形。
銃口は別パーツ化されていますが分割はモナカです。
ただグリップ部分などを除き、大部分が段落ちモールド化されているので合わせ目はほとんど出ないようになっています。


ストック部分がスライドし、後端部が可動。
マガジンとグレネードランチャーは取り外しできます。


ブルパップマシンガン同様保持ダボがあるためポロリや手首の中でズレたりすることはありません。


また左持ち手を使えば劇中のようにマガジンの付け根を持った両手持ちも可能でした。


可動範囲はジムコマンドと変わりません。


サーベルはバックパックから引き抜いてそのまま持たせられます。
グリップが細めですが持ち手にしっかりはめ込めばポロリはしなかったです。



最後にジム・コマンド(コロニー戦仕様)と並べて。
大部分が流用なのでプロポーションバランスは共通です。


以上MG ジム(寒冷地仕様) レビューでした。
ジムスナイパーII系のキットで多くのパーツがジム・コマンドの流用となっています。
ただ頭部や胸部など印象的な部分は新規パーツが使われ大きく変更されています。
V字部分はシールでしたが頭部などは細かく分割され、色分けもほとんど再現されていました。
派手なギミックなどはない量産機らしいシンプルな機体ですが可動範囲は広く、
気兼ねなく遊べるキットになっていました。
今月末や来月にはMGアレックス2.0やREザクII改も出ますし一気に0080物が充実しそうですね。


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