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バンダイ　1/12　ボバ・フェット（マンダロリアン）　レビュー

以前紹介したグローグーと同時に発売されたボバ・フェット（マンダロリアン）。
価格は3,300円です。

付属品はブラスターライフル、ブラスター・ピストル、ヘッドパーツ、
右銃持ち手、左平手の他、シリーズ共通のシンプルなベースが1枚付属します。

シール類は一部の色分けを補うマーキングシールが付属。
今回は残念ながら水転写デカールはありません。

ノーマル版のボバ・フェットがベースになっているため余剰パーツは多いです。
ただ足首の一部などが省かれているのでノーマル版としては組めません。

マンドー達と共闘する事になるマンダロリアン版のボバ・フェットがバンダイスターウォーズシリーズでキット化されました。
今回はアーマーを奪還した直後のボロボロのアーマーではなく、
ある程度整備され塗り直された状態のキット化となっています。
以前発売されたノーマル版とは結構印象が変わっていて、下半身のボリュームが増しているため
どっしりとした威厳のある姿になっているのが印象的です。

キットはノーマル版のボバ・フェットがベースとなっていて多くのパーツは流用となっています。
関節などもの作りも変わっておらずポリキャップが使われABSは使われていません。
服装は大分変化していますが背面のジェットパックや凹みのある頭部などはそのままです。

配色は大部分が成形色で再現されているものの、
腕部やジェットパック、ベルトなどの細かい塗り分けはシールでの再現となります。
またマスクの照準距離測定器部分や黒ライン部分なども成形色では再現されていないのでこちらもシールや塗装などで再現する必要があります。

頭部アップ。頭部ですが成形色が違うもののノーマル版の流用となっています。
照準距離測定測定器はスイング可能なのも変わっていませんが
頬部分の黒や耳回りのシルバー、マスクの細かいラインなどは塗装やシールで再現する必要があります。

今回は素顔パーツも付属。
前後分割なので合わせ目が出ますが造形はリアル。
ただルークやハン・ソロのトルーパーVerで使われていたトリアキシャルジェットフィニッシュは使われておらず
全て塗装で再現する必要があります。

各部のアップをノーマル版のボバと比較しながら進めていきます。
胴体ですがアーマー類は一部流用ですがベルトなどは新規。
ベルトの細かい塗り分けはシールで補います。
首元のマフラーですがフェルト素材を重ねて再現する方式になっていました。

背面にはジェットパックが装着されています。
こちらも流用なのは変わりません。

流用なのでノズルの可動やスタンド穴パーツを反転する事でディテール重視に出来たりする所も引き継がれています。

腰の布ですがフェルト素材が使われていて可動を妨げない作りです。
ホルスターにはブラスター・ピストルを収納しておく事が可能です。

腕部ですが一部の武装が変わり前腕の装甲も変化しています。ただ服の作りは大体同じです。
肩アーマーが若干大ぶりになり手甲の造形なども変化しています。
服などには一部合わせ目もあります。

右腕の火炎放射器などもそのままですがケーブルが増えています。
このケーブルは軟質素材なので肘の動きに追従しますが
注意しながら曲げないと短い部分が外れやすいです。

脚部はだいぶバランスが変わり、大腿部の服がダボっとした太いシルエットになっています。
そのためだいぶボリュームが増しました。側面には一部合わせ目あり。
また太ももと脛の長さのバランスも結構変わったような印象でどっしりとした姿になっています。

足首も別造形でソールのモールドも細かいです。

可動範囲ですが基本的にノーマルボバとあまり変わりません。
ただベルト回りのボリュームが増しているためノーマル版より若干仰け反りにくくなっていました。

下半身は大きな違いはなく、腰の布もフェルトのため干渉しません。

ノーマル版と並べて比較。
ノーマル版とくらべるとどっしりとしていて貫禄がある印象。

武器を装備させて。
手持ち武器は2種類付属します。

ブラスター・ピストルは腰のホルスターに装着されているものです。
2パーツ構成で一部合わせ目あり。

また小さい武器なので銃口も開いていません。
好みでドリルを使い開口したりしても良いと思います。
銃持ち手はライフルの方に合わせられていて、こちらは若干かたつきがあります。

ブラスター・ライフル。
こちらは4パーツ構成で銃口も別パーツ化されています。

一部に合わせ目が出ますが左平手もあり手を添えて構える動作も再現可能。
銃持ち手もぴったりでしっかり持つ事ができます。

ジェットパックはスタンドを差し込み可能。

ミサイルは弾頭の一部が取り外し可能ですが、完全な姿での射出は出来ません。
できればきちんと外せるか射出時の弾頭が欲しかったですね。

首のマフラーなどもフェルトのため思ったほど干渉せず動かしやすいです。
ただ腰のホルスターは脚の動きに干渉しやすく少し外れやすく感じました。
また腕のケーブルも一部外れやすいので問題ないなら接着するのも手かも。

素顔パーツに換装。
このパーツもできればルークトルーパーVerなどに使われていた塗装済みパーツが欲しかったですね。

最後にマンドーと並べて。
ボリュームは同程度でした。

以上バンダイ1/12　ボバ・フェット（マンダロリアン）レビューでした。
マンダロリアン版のボバ・フェットを再現したキットとなっていますが
関節などはノーマル版の流用となっています。可動の邪魔になりそうなマフラーや腰布はフェルト素材で再現され
塗装済みではありませんが素顔パーツもセットされているのは嬉しいですね。
服装がだいぶ変わって貫禄のある姿は格好良くノーマル版とは違った魅力がありマンドーと並べても楽しいキットになっています。

(プレミアムバンダイ)