■TOP

HG シュヴァルベカスタム（シクラーゼ機）　レビュー

最近またリリースが活発になっているHG鉄血のオルフェンズシリーズですが
新たにシュヴァルベカスタム（シクラーゼ機）がキット化されました。
価格は1,760円です。

付属品は専用ハンドガン×２とライフル＆バトルアックスが付属。
ライフルとバトルアックスはおまけ的な扱いでお好みで組み立ててくださいとありました。

シール類は頭部やリアクターなどの他、肩スラスターや肩＆シールドのマークを補うホイルシールが付属。

余剰パーツですがHGシュヴァルベグレイズがベースになっているためそちらのパーツが多数余ります。
シュヴァルベグレイズの組み替える事が可能な印象になっていますが実際はD2ランナーのバーニアやリード線が省かれているので
シュヴァルベグレイズとして組む事はできません。

HG 鉄血のオルフェンズ　ウルズハントからキット化されたシュヴァルベカスタム（シクラーゼ機）。
名前通りシクラーゼというキャラクターが搭乗する機体のようで
説明書によるとシュヴァルベをベースとしながらも独自のカスタマイズが施された機体となっているそうです。
キットの方はグレイズの派生キットであるHGシュヴァルベグレイズをベースにしていますが
大腿部のブースターが無かったり背面のブースターユニットが３基に増えていたりと結構違いがあります。

HGグレイズ系キットなのでポリキャップはPC002が使われています。
機体のカラーリングはワインレッド＆ブラウンで関節も明るいブラウンなのが特徴的。
機体の色分けは大まかに再現はされているものの、頭部やリアクターなどの一部や
肩やシールドのライン、それに各種スラスター内部などが足りませんが
細かいスラスターの内部などを除けば大体はシールで補う事ができます。

頭部アップ。
最初にリリースされたシュヴァルベグレイズ（マクギリス機）は手を入れて塗装してしまったのでHGシュヴァルベグレイズ（ガエリオ機）と比較していきます。
頭部はほぼ流用でカメラ部分などはシールとなっていますがアンテナの形状が異なり
2本アンテナタイプに変わっています。

もちろんカバーは開閉可能。

カバーを開ける事で球体センサーも見せる事ができます。

胴体のアップ。
正面側は通常のシュヴァルベグレイズと特に変わった所はありません。

ただ背面は結構変わっていてブースターユニットが追加され3本になっています。
ですがバーニア自体は小型化されていました。

バックパックの2本の他、腰に追加されたブースターもスイングが可能。
バーニア部分も回転できます。

腰のリアアーマーは新造され可動するようになっています。

肩アーマーですが正面左肩のみラインマークがあるのでモールドがあるタイプに変わっています。
他の装甲の大部分は流用ですが、こちらもサイドのバーニア部分に違いがあり
カバーが追加されノズルも小さくなっています。
分割は前後分割なので合わせ目あり。

腕部ですがグレイズ系の作りになっているものの、左腕はワイヤークローではなくシールドが追加されています。
そしてシュヴァルベにあった丸みのある前腕装甲は取り外されグレイズと同じシンプルな物に変わっています。

シールドは3mmの丸軸で接続され裏打ちパーツもしっかりしていました。

腰部の構造などは特に変わらず裏打ちパーツなどもなし。
ただリアアーマーが可動するのでそのあたりは少し動かしやすくなっています。

脚部ですが他の部分と同じくバーニアが小型化され、さらに追加のブースターも取り外されています。
太もも横の○ディテールは別パーツで色分けされていました。
膝下の装甲などは特に変わっておらずサイドに合わせ目が出ます。

太ももの装甲ですが合わせ目の反対側にパーティングラインが通っていて一見するとディテールっぽく見えるように変わっていました。
足裏はこれまでと同じくカカトに肉抜きがあります。

可動範囲はこれまでのグレイズ系と大差ない印象。
良く動く構造ですが腰のみサイドアーマーが干渉するためあまり回転出来ないのも変わっていません。

HGシュヴァルベグレイズ（ガエリオ機）と並べて。
背面のブースターは追加されていますが全体的にバーニアが小型化され大腿部のブースターも外されているので
正面から見るとノーマルグレイズとシュヴァルベグレイズの中間といった印象もあります。

武器を装備させて。

背面のブースターユニットは全て細かく動かせるのでなかなか楽しいです。
スタンドはいつも通り3mm軸の物が使用可能。

今回は新たな武装として専用ハンドガンが2丁付属。
シュヴァルベ用に開発されたそうですがカスタマイズでブレードを取り付けた物なそうです。
どちらも同じ造形でグレイズのライフルと同じく持ち手の他前腕のジョイントに接続するため安定した保持が可能です。

一部合わせ目は出ますが大部分が段落ちモールド化されブレードも別パーツで再現されています。

シールドはバックラータイプで小ぶりな形状。
どれもコンパクトで取り回しの良さそうな物でまとめられています。

グレイズ系の構造なので腰があまり回らない以外は良く動くのですが、
自分の物は腰のBJとリアアーマーの固定がかなり緩めで調整しないとすぐスポっと抜ける感じでした。
これは個体差もあると思いますがどうしてもフニャッとしたりする所があったりするので好みで調整してやると扱いやすくなると思います。

好みで組み立てるライフルとバトルアックス。
こちらはグレイズ系共通武装となります。

どちらも関節と同じ明るいライトブラウン。
バトルアックスは腰に取り付けられます。

ライフルの両手持ちはバックラーが邪魔になるため外さないと厳しい感じでした。

頭部ハッチの展開。
ギョロっとした丸目が特徴的です。

バトルアックスは1パーツ成形。
オマケとなっていますが武装バリエーションが増えるのは嬉しいですね。

完全なシュヴァルベグレイズとしては組めませんが、余剰パーツが多いので好みでカスタムも可能。
大腿部のブースターユニットやワイヤークローが装着できるのは良いですね。

最後に同じウルズハントからHG端白星やHGアスモデウスと並べて。
機体サイズは2機と比べるとわずかに小さめ。

以上HG シュヴァルベカスタム　レビューでした。
シュヴァルベグレイズがベースとなっている機体ですが意外と変更点が多く、
頭部のアンテナや背面のブースター追加、バーニアの小型化などが目立ちます。
武装も一新されブレードと一体化されたハンドガンという本体同様軽快なイメージの武器に変わっています。
一部関節が緩い所はありましたが出来の良いグレイズ系がベースになっていますし
グレイズの武装の他、余剰パーツも多めなので好みでカスタムも楽しめる内容になっていました。

(プレミアムバンダイ)