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タミヤ 1/350 武蔵 完成編
以前から進めていたタミヤのプレミアム版1/350大和を改造した武蔵。
今回はこんな感じに完成しました。
タミヤ大和をベースに、ポントスモデルのコンバージョンキットを組み合わせて作っています。
武蔵は大和型の2番艦で1940年11月1日に進水。
1942年に就役し、1944年10月24日シブヤン海にて沈没しています。
全長263m、最大幅38.9m、基準排水量65,000トンという巨大な艦で
船体には最大の艦砲、46cm3連装砲が3基搭載されています。
以前の大和でも感じましたが1/350ともなると凄まじい迫力が感じられるサイズで
作業スペースにも困るのですがその分作り応えはかなりのものです。
今回はポントスモデルのコンバージョンキットを使いましたが、
こちらは武蔵に換装しつつも、主要なパーツのディテールアップも出来ます。
ただその分パーツは膨大で加工しないといけない所も多いため
パーツの管理などには気を使う必要があります。
船体の汚水捨管などは船体裏に武蔵用のガイドがあるのでそちらに従っています。
コンバージョンキットは2種類あり、木甲板の色を選べるのですが、
今回は大和と並べた時映えるかなと思い、黒甲板の方にしてみました。
船首周り。菊花紋章はディテールアップパーツセットの物を使用。
船首旗竿も真鍮挽物&エッチングに交換してあります。
金属製なので張り線をしてもたわみにくいです。
錨鎖はキット付属のチェーンを使っていますがチェーンストッパなども追加してあります。
ボラードなども金属製の物に交換。
防雷具用フェアリーダーなども追加しました。
第一、第二砲塔周り。
黒甲板は実際の木を使った木甲板シートで再現しています。
おそらくタミヤ大和純正も色は違いますがこちらのOEMなので
サイズなどもバッチリ合い強固に貼り付きます。
ただ剥がすのが困難なので位置決めは慎重に行う必要がありました。
46センチ3連装砲は非常に存在感があります。
こちらは砲身を金属砲身にして手すりなども取り付けています。
手すりですが、タミヤ純正の1つ1つ支柱を植え込んでいくものをメインに使い、
金属甲板などドリルを通すのが辛い所などはポントスの手すりを使って仕上げています。
舷外電路はポントスのセットにあるものを使いました。
キャンバス周りもディテールアップ。
キャンバスはレジンパーツに交換してあります。
砲身内側はマスキングして金属地が出るようにしました。
またキャンバスは一つだけ接着せず交換可能にして砲身を上げられるようにしています。
副砲の15.5cm3連装砲。
こちらもエッチングなどでディテールアップし支柱や砲身なども金属製に交換しています。
キャンバスはこちらもレジン製に交換。
土嚢もセットにあるレジン製です。
奥まった所にあり分かりにくいですが砲塔にあるパラベーンも全てエッチング&真鍮挽物にしています。
大和型らしく洗練された中央構造物。
空中線などはメタルリギングの0.3号を使っています。
旗索はメタルリギングをデッキタンで塗装して取り付けました。
碍子はエポキシ接着剤にエナメルフラットホワイトを混ぜた物で再現しています。
特徴的な塔型の艦橋。
ここは多数のエッチング&レジンパーツで仕上げています。
艦橋の両脇にある22号電探の架台ですが、エッチングセットにある物を使えば短くして位置を下げられるのですが、
今回は好みもありピットロードの物などと同じく、キットのパーツを使い大和と同位置にしました。
大和とは後ろ側のラッタルや張り出し部分などが違いますがこちらはディテールアップセットの物を使い再現しました。
頂上にある巨大な15m測距儀はエッチングなどでディテールアップ。
密度もあり組むのが楽しい部分です。
遮風装置なども一度削り落としエッチングに交換。
窓は一度開口し、窓枠のエッチングを貼り付けています。
信号旗ですが、Z旗の下にJGBA(艦名符字で武蔵 軍艦雑記帳より)
となるようにしています。
13mm連装機銃はエッチング製です。
探照灯はレンズ部分を塗り分け光を拾うようにしています。
それと艦橋後ろにある兵員待機所ですが、こちらは3Dプリンタで作り直し
艦橋と接せず、わずかに隙間のあるピットロード武蔵の資料と同じ形にしています。
煙突も雨除けやジャッキステーなどをディテールアップしています。
煙突の根本にある150cm探照灯はレジンパーツに置き換え。
また今回は噴進砲も取り付けています。
独特の形状をしているマストは電探含め全て金属&レジンパーツに置き換えています。
大和とは異なる機銃の配置。
12.7cm高角砲は砲身を金属製に交換。手すりなども取り付けています。
大量にある25mm3連装機銃と25mm単装機銃ですが
こちらは全てエッチングと金属砲身で組む非常に細かいパーツとなっていて
組むのが大変なパーツでした。
ですがこのサイズで砲身なども開いている素晴らしく精密な作りになります。
後部艦橋や副砲周り。
こちらも機銃含めディテールアップしています。
船尾の飛行甲板周り。
こちらは甲板まるごとステンレス製の金属甲板に交換。
リノリウム歩行帯は塗装した後フチの塗料を慎重に落とし、金属地を出す事で塗り分けています。
スクリューはシャープに加工したキットの物を使いました。
船尾側の主砲塔も同じようにディテールアップ。
飛行甲板には零式水上観測機と零式水上偵察機を2機ずつ配置。
それぞれ張り線などでディテールアップ。偵察機はキャノピーをエッチングに交換してあります。
カタパルトもディテールアップパーツセットの物を使いました。
こちらは非常にパーツ数が多く、組むのが大変なパーツですが内部まで細かく再現されています。
レセス部分の補強板もエッチングに交換。
また片側には15m内火艇をセットしています。
船体横の換気扇はエッチングを貼り付けて再現しました。
ジブクレーンもディテールアップパーツセットの物を使っています。
カタパルト同様組み立てが難しく、慎重に組む必要がありました。
もちろんキット付属の艦載艇も組み込んでセットしてあります。
船尾旗竿は船首同様金属製に交換。
塗装は今回も軽めに汚しを入れています。
グレーはクレオスの佐世保海軍工廠色。
船底部分はクレオスの艦底色とタミヤのダルレッドを混ぜた物を使っています。
スタンドは今回マホガニー製の木製ベースを使ってみました。
金剛の時はアクリルでしたが木材は木材でまた違った良さがありますね。
今回もアクリル板などを使いネームプレートを自作しています。
HGUCのガンダムや同じ1/350の島風とサイズ比較。
やはり最大の戦艦だけありボリューム満点です。
これで大和と並べる事ができました。感無量です。
最後に砲身を起こした状態にして。
色々引っかかりそうで交換時はヒヤヒヤでした。
以上 1/350 武蔵でした。
タミヤのプレミアム版とポントスのコンバージョンキットを組み合わせて作ってみたのですが
ただでさえ巨大でパーツ数も膨大な上、ほぼ全てに手を加える事になるので組むのはかなり大変でした。
ゆっくり進めていたのもありますが、間違って機銃座を接着したあとのリカバリーに追われるなどのトラブルもあり
随分かかってしまいましたがなんとか完成できて良かったです。
ただやはり完成させてみると色々拙い所も多く、もう少し細かいエッチングの組み方や
パーツ接着などが上手くなれるよう頑張りたいですね。
とは言え作るのはやはり楽しいですし、1/350で大和と武蔵を並べて飾れるようになったので時間をかけた甲斐がありました。
次はいつになるか分かりませんが積んでいる隼鷹か矢矧を作ってみたいですね。
・製作記はこちら
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(あみあみ)
タミヤ 1/350 大和
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